女もすなるカルジェル

昨日はパーマをかけに、かかりつけの美容院 「ピンキー」 に行ってきました。
パーマをかけてもらったのはいいんですが、
「ピンキー」 は最近、ネイル事業にも進出しています。
ちょうど私のリアシャンプー台の真ん前あたりのスペースにネイル・コーナーが設置されています。
昨日は７０代くらいの女性がやってもらっていました。
そもそもこれをやろうと思ったのは、
私を担当してくれている店長の伊藤さんが、
昨年末に東京で開催されたネイル・フェスティバルだかなんだかに行ってきて、
ものすごくたくさんの人が集まっていて、ネイル・ケアにこれほど需要があるんだと驚いたのと、
自分も試しに１本だけやってもらったらそれがなかなかよかったからなんだそうです。
で、今は自分もはじめ他の男性スタッフもみんなやってもらっていて、
前回あたりから 「小野原さん、ネイルに興味ありませんか？」 と聞いてきては、
自分の爪を自慢げに見せてくるのです。
何人かの男性のお客さんに勧めてみているそうですが、
いかにもやりそうだなという人に声をかけてみても、
まだ誰も実際にやってくれた人はいないそうです。
私もはっきり言ってなんの興味もありませんので、ハイハイと聞き流していたんですが、
つい会話の流れで、「やったことのないものに急にお金払う人なんていないんだから、
一度試しにタダでやらせてくれたらやる人もいるかもしれないんじゃない」 と、
アドバイスのつもりで話してしまいました。
そうしたら伊藤さん、うれしそうに 「お試しコースあるんですよ」 と言って、
無料体験コースの小さなチラシを見せてくれました。
私としては１０本全部やってもらうようなお試しコースを考えていたんですが、
チラシに書いてあったのは１本だけタダでやってくれるというお話です。
あ、そうかネイル・フェスティバルのときと同じパターンかと気づいたときはもう後の祭。
「じゃあやってみましょう！」 ということでもう後戻りできない感じになってしまっていました。

パーマのロッドを取り終わって、カットしてもらう前の待ち時間に （伊藤さん待ち）、
ネイル係のおねえさんがやってきました。
ネイル・コーナーではなく、ここでやってくれるようです。
やってもらうのは 「カルジェル」 という処置です。
カルジェルと聞いて何のことかすぐにわかる男性はそうそういないだろうと思います。
私もいろいろ説明を受けましたが、あまりに基礎知識がなさすぎるので、
ほとんどわけわからないまま頭を素通りしてしまいました。
間違ってる可能性も多々ありますが、理解できた範囲でざっくり言うと、
従来のマニキュアとちがって爪が呼吸することができ、
たんなるオシャレというよりは、爪を保護する効果があるネイルケアの技法です。
爪が割れたりしやすい人によく、柔道オリンピックの石井選手とかもやっていたそうです。
紫外線で固着させるので、長持ちするのだそうですが、
ただしそのために、これを取ろうと思ったら、普通の除光液では取ることができず、
またここに来て、正式のやり方で取ってもらわなければならないそうです。
「ピンキー」 ではまだ男性のお客さんにやったことはないのですが、
友人男性にやってあげたところ、その後お店のおねえちゃんとかの食いつきがよく、
女性の関心を引くことができるので感謝されたという話も聞かされました。
そんな話を聞きながらやってもらったわけですが、
最初の甘皮を処理したり、透明のつやつやのジェルを塗ってもらったりしている間じゅう、
ずっとおねえさんに手を握ってもらっている状態ですので、
それだけでちょっとドキドキする感じです。
出来上がりがこれです。
どの指にやってもらったかわかるでしょうか？



そうです。
親指です。
こんな感じです。



左右の親指を比べてみますが、
ちょっとこの写真ではわかりにくいかなあ。



とにかく左手の親指だけピカピカつるつるしています。
見ているとちょっといい感じです。
うーん、ひょっとすると全部やってしまうかもしれません。
１０本やると６０００円だそうです。
爪にそんなお金かけたことないからなあ。
どうしようかなあ。
とりあえず、女がすなるカルジェルというものを男もしてみんとてすなり、
というご報告でした。
日傘に続くジェンダー・バイアスとの闘いです。


Ｐ．Ｓ．
ところで 「ピンキー」 ではただ今、お客さん紹介キャンペーンを実施中だそうです。
「小野原先生のブログを見て来てみました」 とひとこと言えば、
５００円割引になるそうです。
しかもあなただけでなく、私もその分割引してもらえるそうなのです。
ぜひ皆さん１２人くらいでお誘いあわせのうえ 「ピンキー」 をご利用ください。
そうしたら私はタダでカルジェルを全部の指やってもらえるっ