まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ならぬことはならぬものなのか?

2013-04-10 14:37:43 | 哲学・倫理学ファック
特別編3からあっという間だった気がしますが、

今週の土曜日 「第16回てつがくカフェ@ふくしま」 が開催されます。

今回はNHK大河ドラマ 『八重の桜』 人気にあやかって、

テーマを 「〈ならぬことはならぬもの〉 なのか?」 といたしました。

〈ならぬことはならぬものです〉 というのは会津藩に伝わる 「什の掟」 の決めゼリフです。

「什の掟」 はこれですね。



今回調べてみて初めて知りましたが、「什の掟」 というのは掟が10個あるわけではないんですね。

「什」 というのは子どもたちを10人ぐらい集めた集団の呼び名で、

今風に言うならば子どもたちの子どもたちによる自主管理的な教育組織ということになるでしょうか。

その 「什」 のなかで遵守されていたルールが 「什の掟」 であり、

「虚言を言ふことはなりませぬ」 とか 「弱い者をいぢめてはなりませぬ」 など、

具体的な掟が7つ挙げられたあとに、「ならぬことはならぬものです」 と締め括られているのです。

この言葉はどういう意味なのでしょうか?

ダメなことは理由など関係なくやってはならない、という意味かもしれません。

あるいは、ダメなことはどんな事情があろうと例外なくやってはならない、という意味かもしれません。

いずれにせよはたしてそんなことが言えるのでしょうか?

「ならぬことはならぬ」 と定言的に断言できると倫理学的にはひじょうにスッキリしていいのですが、

倫理学的問題というのはそんなに簡単に割り切れるものでもないようにも思います。

この倫理学的にたいへん興味深い問題をみんなで話し合ってみたいと思います。

ぜひお気軽にご参加ください。


第16回てつがくカフェ@ふくしま

日 時 : 4月13日 (土) 16:00 ~ 18:00

場 所 : A・O・Z (アオウゼ) MAXふくしま4階 ・ 小活動室2

費 用 : 100円 (珈琲などドリンクお代わり自由)

事前申し込み : 不要 (直接会場にお越しください)

ご不明な点は下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

問い合わせ先 : fukushimacafe@mail.goo.ne.jp

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