まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

学生競技ダンスの醍醐味

2010-04-22 12:47:39 | ダンス・ダンス・ダンス
新勧の時期に合わせて新しいカテゴリーを立ち上げました。
「ダンス・ダンス・ダンス」 です。
私は人知れず、全東北学生競技ダンス連盟会長という肩書きももっております。
いわゆる社交ダンス (ワルツやルンバなど) を競技として行う部活動です。
大学時代、自分でも競技ダンスをやっていました。
卒業後はまったくやっていなかったのですが、
福島大学に赴任して数年後に、福島大学にも社交ダンス部が誕生し、
その後しばらくしてからその顧問に就任して今に至っています。
自分がやっていたということもあり、
年に4回ほど開かれる大会にはけっこう頻繁に同行していたのですが、
一般に顧問の大学教員が試合を見に来るということはあまりありませんので、
こいつはいいやと目をつけられたのでしょうか、
前会長が2005年度で退任されたのを機に、2006年度から私が会長の座に座ることになりました。

全東北学生競技ダンス連盟の会長といっても、
要するにただの挨拶要員です。
毎回の試合のパンフレットに挨拶文を寄せ、
試合を見に行ったときには来賓席に座らされ、開会式や閉会式で挨拶をさせられます。
しかし早いもので、会長になってもう5年目となりました。
毎試合書かされていた挨拶文がだいぶたまってきていますので、
ブログのネタにも困っていることだし、
その挨拶文を流用しようと思ったのですが、
それにふさわしいカテゴリーがなかったので、
新たにこの 「ダンス・ダンス・ダンス」 というカテゴリーを立ち上げることにしたというわけです。

はたしてこのカテゴリーが 「何でも倫理学」 に含まれうるのか怪しい気もしますし、
ちょうど新入生がたくさんこのブログを見てくれている時期に、
新入部員の勧誘を目的として新しいカテゴリーを立ち上げるというのは、
ひじょうに倫理的ではない気がするかもしれませんが、
新入生が入ってくれないと部活の存続が危ぶまれますので、なりふりかまってはいられません。
以下の記事を読んで社交ダンスに少しでも関心をもった方は、
ぜひこちらにアクセスしてみてください。
愉快な顧問がいる楽しい部活です。
しかも顧問は倫理学者なので安心です (何が?)。
あなたの入部を心よりお待ち申し上げます。

以下の文章は、昨年の夏大会のときの挨拶文です。
夏大会というのは新入生のデビュー戦になりますので、
主に1年生に向けた内容となっています。
学生競技ダンスというのがどのようなものかわかっていただけるのではないでしょうか。



           学生競技ダンスの醍醐味  

                          全東北学生競技ダンス連盟会長
                             小野原雅夫(福島大学)

 新入生の皆さん、競技ダンス部への入部おめでとうございます。おそらく皆さんは競技ダンス初心者だろうと思います。高校までにこのスポーツをやったことのある人はほとんどいないでしょう。こういう大学デビューのスポーツというのはとても珍しいのではないでしょうか。たいていのスポーツは子どもの頃からやってる人はやっていますので、やはり小さい頃からずっと続けている人には歯が立ちません。大学生になってから急に思い立ってサッカーや野球を始めたとしても、レギュラーとして活躍できるということはまずないと言っていいでしょう。しかし、競技ダンスに関しては、今のところ皆さんはまったく横一線に並んで、平等にスタートラインに立っています。たぶんこれまで体育会系の部活をやったことがなくて入部してきた人もいることでしょう。私も大学時代、競技ダンス部に入っていました。高校までは完全に文化系で、軽音楽部とかでしか活動したことはありませんでしたが、大学から競技ダンスを始めて、3年生の時のある大会で(公式戦ではありませんでしたが)タンゴで優勝することができました。他のスポーツではそんなことはまずありえないでしょう。今日ここに集まった誰にも平等に勝つチャンスがあります。これまでの経験はまったく関係なく、皆さんがこれからどれだけダンスに打ち込むことができるか、他の誰よりもたくさん練習することができるか、その努力がストレートに結果に結びつくのです。これくらいやりがいのあるスポーツは他にありません。ぜひ学生競技ダンスに打ち込んでみてください。
 しかも競技ダンスは、卒業したあともずっと楽しみ続けることができる生涯スポーツです。皆さんの先輩のなかにはプロとして競技ダンスの道に入っていった人も何人かはいますし、プロにならずともアマチュアとしてずっと現役を続けている方は大勢いらっしゃいます。そして、競技ダンサーとして試合に出ることはなくなったとしても、社交ダンスの心得は、国際社会のなかで生きていく際の大人の教養として、またリタイアしたあとの娯楽として、生涯、皆さんの糧となるでしょう。おじいちゃん、おばあちゃんになってヒップホップダンスを踊るのはムリでしょうが、社交ダンスなら何歳になっても楽しむことが可能です。そういう素晴らしいスポーツに皆さんが出会えたことをお慶び申し上げます。ぜひ競技ダンスの世界にどっぷりはまっていってください。

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