新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

安倍内閣の支持率が低下した

2017-06-20 08:01:28 | コラム
果たして国民が安倍内閣を本当に支持しなくなったのか:

19日からこの不支持率増加の話題で、ほとんどのテレビ局が盛り上がっている。曰く「多くの国民が家計問題についての説明が不足であると言っている」、「国民が共謀罪を十分に理解するほど説明を尽くさなかった」等々である。

私はこの有様を見ていてと言うか、何時も世論調査の結果を聞く度に思い出すことがある。それは40年近くも前だっただろうか、某大手製紙会社の有名な秀才だった一家言ある部長さん(因みに一高→東大である)が皮肉たっぷりに言われた「世論という名の新聞論調、市況という名の噂話」である。思わず唸ってしまった、巧いことを言われると思って。

現代では「新聞論調」を「新聞とテレビ論調」に訂正する必要があるだろうが、彼らの論調は既に論じたように「マッチポンプ」的なのである。自分たちで反政府的な論調をこれでもか展開し続けて、その後に主に電話による調査をすれば、彼らが期待する結果になるのは当然だろう。

彼らが言う国民の中には「スマップの3人が正式に事務所を辞めると発表した」と聞くや「残念」だの「国民的アイドルがどうしたの」と嬉しそうに感想を述べる。また、AKBだか何KBだか知らぬが、その選挙がどうしたということが彼らの一大事なのである。その連中が「テロ等準備罪」のかけらでも理解しようとしたにも拘わらず、総理の説明が不足だとの理由で内閣不支持を言うか。考えるまでもないだろう。

彼らマスコミ自身が言っていたが「昼間に電話による調査をすれば、在宅しているのは概ね老人が多く、真の意味でも世論調査と言えないかも知れない」のだそうだ。多くの高齢者が答えればどうなるのかという議論は措くとして、我が家の固定電話は「ナンバーデイスプレー式」に設定してあるので、見知らぬ番号からの電話には出ない。故に、心ある国民の声は届けようがないのだ。

今朝ほども、何処の局だったかが村田某が声高らかに「総理の説明不足」を非難する絵を流していた。その前に昨夜の総理の記者会見も報じていたが、何時も私が民度のほどを疑っている視聴者には総理の釈明的な論旨よりも、村田の誹謗中傷の方が解りやすくはないのか。これこそ「印象操作」ではないのか。テレビを観ている多くの方々には、テロ等準備罪よりも野際陽子さんの訃報の方が重大関心事だろうよ。

今朝のニュースでは家宅捜索を受けた籠池夫人が「安倍首相、お父さんをいじめないで下さい」と叫んでいたのが印象的だった。テレビ局には、これを戯言と決めつけるだけの見識も意欲もないだろう。だが、罪なき一般大衆はこの種の「印象操作」に影響されるかと危惧するのだ。



1 コメント

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Unknown (北極熊)
2017-06-20 17:19:37
加計学園問題について政府の説明に納豆句していない人が7割以上とか言うのだが、、、「納得していない」人が多いのは想像できるが、それは「なぜ、この件が問題だというのか」に納得していない人が相当いて、世論調査の質問文によっては、この層が「(政府の説明に)納得できない」という答えに誘導されるのではないだろうか、と思っています。それから、支持率自体も、20代と30代では、ほとんど横ばいだそうで、下がっているのは老人中心だそうです。

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