新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月31日 その2 ハロウイーンと梨泰院の群衆雪崩の大事故に思う

2022-10-31 16:35:35 | コラム
何故あのような大事故になってしまったのだろう:

私は在職中にアメリカにおけるHalloween(ハロウイーン)が何たるかを知らず、当日に出張で本社にいた際に、魔女の格好をして颯爽と事務所内を歩き回っている女性たちを見て「あの人たちは一体全体何だ」と尋ねてしまった。仮装での出勤が許されていると聞いて恐れ入った次第だった。また、この日は大取引先の常務さんを副社長の自宅に招待して夕食となっていたので、シアトルの綺麗な内海を一望に出来る家にご案内していた。

すると、日が暮れてから“Trick or treat.“と叫びながら子供たちが押しかけてきて、副社長夫妻が夕食を中止して子供たちにキャンディを配る光景を常務さんと「珍しいものを見ることが出来た」と、言わば異文化の鑑賞を楽しんでいた。常務さんと私の理解は「ハロウイーンとは子供たちをtreatすることで、仮装をした者たちが群を為して街を練り歩き飲酒して騒ぐことだ」ではなかった。

それが、我が国にあっては誰がどう考えたのか、あるいは我が国独得の解釈をしたのか、あの渋谷のスクランブル交差点に奇々怪々な仮装した虚け者たちが大挙して集まり、乱暴狼藉を働く無礼講の騒ぎに仕立ててしまったようなのだ。私はあの馬鹿騒ぎをテレビで見るだけだが「何と情けないことか。我が国民は何時からこのような三流国家の躾が悪い無作法な群衆と化したのか」と、心底から嘆き悲しみ、且つ怒り狂っている。

昨日辺りから渋谷センター街の商店会長さんが「来てくれるな。来ても飲酒などせずに秩序ある行動を」と要請しておられた。だが、私はあれではかえって逆効果で、虚け者たちに向かって「いらっしゃい」と歓迎の辞を述べられたと同じだと疑っている。馬鹿者共は「それなら、行ってやろうじゃないか」と対抗意識を以て出向いてくるだろうと懸念している。いっそのこと「来るなら来て見ろ。こちらは大歓迎だ」くらいのことを吹っ掛けた方が良いかも知れないとすら考えた。

そこに、昨日は韓国ソウルの、私は買い物を楽しむ街だと理解していた梨泰院で、154名(2人の日本人女性を含めて)の犠牲者が出た大群衆雪崩が発生したというに悲惨な事故(事件?)が発生したとの報道だった。梨泰院は通算で3日間に4度ほど訪れたことがあるので「何であのような大通りが中心の街で、何千人もの人が転倒したのか」と奇異に感じていた。

梨泰院は元はと言えばアメリカの駐留軍の基地(?)があった場所で、そこが商店街とバーやクラブの歓楽街に変わったと聞いていた。我々夫婦は歓楽街に用はないので、結構達者な英語までを駆使して呼び込みをしている土産物屋や商店街を散策しては「冷やかし」を楽しむ場所だとの認識しかなかった。

だが、一度だけ有名な冷麺店を探したところ、それが小高い丘の上にあったのを覚えていたので、もしかしてあの辺の坂道で群衆が雪崩を打って転倒したのかと想像は出来た。しかしながら、テレビのニュースに流された画は、とても想像も出来なかった大群衆が、狭い坂道を上り下りして動けなくなっていたことを知らせてくれた。最後にソウルに行ったのは今となっては前世紀だったので、その我々の空白の間に異国の若者たちが仮装をしてまで殺到する程人気が出ていたようだった。

我々の経験を思い出してみれば、2度目のパック旅行でソウルを訪れたときには、仁川空港で乗せられたバスが先ず梨泰院訪問だった。バスが最初に到着した所はB級のナンチャッテ品の店で、2番目はAクラスのみを扱うと紹介された。この旅行の時は町外れにあったホテルから、タクシーでもう一度梨泰院に出掛けて、丁度壊れかけていたトローリーケース(カタカナ語では「キャリーケース」だ)を地下の店で購入した。

韓国の商店街では「見るだけで良いですね」という韓国語の表現を覚えて、必ずこう言ってから入るようにしていた。この台詞の最後は「カムサ・ハムニダ」(=有り難う)となっている。

そのケースは当時では珍しい回転する車がついていた。だが、中国製だったので応対してくれた店長格の叔父さんに「中国製だが、品質は大丈夫か」と確かめてみると「心配ない。我々の専門の技術者が現地に滞在して指導して作らせているから」と保証?した。この中国製品はつい2年ほど前まで十分にその値段だけの役目を果たしてから壊れた。

最後に梨泰院に行った時は、思い切ってホテルから最寄りに地下鉄の駅まで歩いてから、今回の事故でテレビの画面にも出てきた梨泰院駅まで乗ってみた。その地下鉄に乗車した途端に、我々夫妻を見た若い女性2人が即立ち上がって席を譲ってくれた。これは儒教の敬老の教えなのだと知ってはいたが、少し驚かされた。「カムサ・ハムニダ」と礼を言って座らせて貰った。合計4回も行った梨泰院だが、買い物はあのケースだけだった。

あの群衆の大雪崩の犠牲者のご冥福を心より祈って終わる。


2022年のNPB日本シリーズを総括する

2022-10-31 08:16:32 | コラム
辛口で行こう:

結論的なことから入っていけば「パシフィックリーグの方が、全てにおいてセントラルリーグより上だった」となってしまう。その点が最も顕著に表れていたのが、スワローズの無残な4連敗で決着してしまったことだ。私は何年だったか前に、ホークスの軽々と150km超の速球を投げ込む投手たちに捻られていたジャイアンツの例を挙げて、スワローズがジャイアンツの二の舞になりそうな危険性と、先発投手陣の力(パワーではない)と駒不足を懸念しておいてあった。

結果として表れたことは、少し意外だったがバッファローズの速球派の中継ぎ投手たちに抑え込まれたと見ていたスワローズの7試合のティーム打率が0.243で、バッファローズの0.247とそれほど差が開いていなかった点だった。現実には、3冠王の村上は0.192、主将の山田はシーズン中からの不振を引き摺って0.083だった事が際立っていたからではなかったか。村上はマスコミが如何にも期待するかの如き報道をしていたので、余計に低調さがティーム全体の不調のような印象を与えてくれた。

極端なことを、後難を恐れずに言えば「村上宗隆が3冠王を取ってしまったことは、セントラルリーグ全体の投手たちがパシフィックリーグの投手たちよりも低次元にあったのではないのか」とまで、私は考え込まされていた。勿論、短期決戦であれば村上の短期間の不調が全てだったと言えるかも知れない。だが、55本目のホームランを打った後の不振振りは何か未だ彼には根本的な(もしかして当人は承知している)弱さが何処かに残っているのではと疑わせてくれていた。

スワローズの問題点はこれくらいにして、バッファローズが良かった点を挙げていこう。それは育成出身の宇田川優希と山崎颯一郎をあそこまで使えるように育ててあったこと。宇田川などは解説していた古田が「真っ直ぐとフォークボールだけの投手があそこまでやれるとは」という妙な褒め方をしていたほど、速球派の強みを指摘していた。この辺りは二軍監督だった中嶋聡氏の手腕を高く評価すべきだし、その意味では既製品をFA市場から仕入れるばかりが能事なジャイアンツが深く反省すべき点だ。

打つ方では、MLBに行きたいという意思表示をしたと報じられた吉田正尚は、打率こそ0.174と低かったがサヨナラホームランを打って貢献したし、5番に座った杉本裕太郎も0.231でも試合とシリーズ制覇と決定づけるヒットを打って立派に主軸打者の役目を果たしていた。他にも、昨夜あの1回表の1球目をホームランした太田椋、紅林弘太郎、安達了一等々も十分に与えられた役目を果たしていた。特にあの太田のホームランを見た私は「これで試合が決まったのでは」という迫力すら感じさせてくれた。

それだけではなく、バッファローズの捕手たちの功績も挙げておきたい。それは、彼らはスワローズの打者たちの弱点を良く把握できていたし、0.367の高打率を残していたオスナの弱点がアウトサイドの低目にあると見抜けたのか、何とか抑えて見せた場面があったし、サントスにも同じところを攻めさせて0.250までに止めていた。内外野の守りにもこれといった破綻がなかったので、スワローズの5回に見せた村上と塩見の大失態が試合をぶち壊したのと対照的だった。

以上、一見スワローズの善戦健闘のような印象を観客に与えたかも知れない試合振りを総括すれば、バッファローズと比較した場合には力不足は明らかだった。高津監督の役目ではないのかも知れないが、来シーズンに3連覇を狙うのならば速球派の投手を育成するか、読売に倣ってFA市場からでも仕入れてくることが必要だろう。何時までも石川や小川が主力では何ともなるまい。サイスニードも年俸9,500万円程度の価値しかない。

一方のバッファローズには、私にはこれという修正すべき点が見つからなかった。だが、山本、宮城、山崎福也に続く先発投手がもう2~3人欲しい気がする。上原浩治が指摘していたような1回に15球を投げるだけが仕事である中継ぎ投手だけを養成しているのでは、先発完投型の投手が育つまいと思うのだ。この点ではスワローズも同じだし、マクガフ(1億2,400万円)もクローザーとしては直球にスピード不足なのは疑問だ。

それにしても、私はこれほど日本シリーズを細かく且つ興味深く全試合を観ていたのは初めてだった。望むらくは「もう少し、MLBのように迫力満点の力勝負を見せて欲しかった」のである。


2022年のNPB日本シリーズを総括する

2022-10-31 08:09:18 | コラム
辛口で行こう:

結論的なことから入っていけば「パシフィックリーグの方が、全てにおいてセントラルリーグより上だった」となってしまう。その点が最も顕著に表れていたのが、スワローズの無残な4連敗で決着してしまったことだ。私は何年だったか前に、ホークスの軽々と150km超の速球を投げ込む投手たちに捻られていたジャイアンツの例を挙げて、スワローズがジャイアンツの二の舞になりそうな危険性と、先発投手陣の力(パワーではない)と駒不足を懸念しておいてあった。

結果として表れたことは、少し意外だったがバッファローズの速球派の中継ぎ投手たちに抑え込まれたと見ていたスワローズの7試合のティーム打率が0.243で、バッファローズの0.247とそれほど差が開いていなかった点だった。現実には、3冠王の村上は0.192、主将の山田はシーズン中からの不振を引き摺って0.083だった事が際立っていたからではなかったか。村上はマスコミが如何にも期待するかの如き報道をしていたので、余計に低調さがティーム全体の不調のような印象を与えてくれた。

極端なことを、後難を恐れずに言えば「村上宗隆が3冠王を取ってしまったことは、セントラルリーグ全体の投手たちがパシフィックリーグの投手たちよりも低次元にあったのではないのか」とまで、私は考え込まされていた。勿論、短期決戦であれば村上の短期間の不調が全てだったと言えるかも知れない。だが、55本目のホームランを打った後の不振振りは何か未だ彼には根本的な(もしかして当人は承知している)弱さが何処かに残っているのではと疑わせてくれていた。

スワローズの問題点はこれくらいにして、バッファローズが良かった点を挙げていこう。それは育成出身の宇田川優希と山崎颯一郎をあそこまで使えるように育ててあったこと。宇田川などは解説していた古田が「真っ直ぐとフォークボールだけの投手があそこまでやれるとは」という妙な褒め方をしていたほど、速球派の強みを指摘していた。この辺りは二軍監督だった中嶋聡氏の手腕を高く評価すべきだし、その意味では既製品をFA市場から仕入れるばかりが能事なジャイアンツが深く反省すべき点だ。

打つ方では、MLBに行きたいという意思表示をしたと報じられた吉田正尚は、打率こそ0.174と低かったがサヨナラホームランを打って貢献したし、5番に座った杉本裕太郎も0.231でも試合とシリーズ制覇と決定づけるヒットを打って立派に主軸打者の役目を果たしていた。他にも、昨夜あの1回表の1球目をホームランした太田椋、紅林弘太郎、安達了一等々も十分に与えられた役目を果たしていた。特にあの太田のホームランを見た私は「これで試合が決まったのでは」という迫力すら感じさせてくれた。

それだけではなく、バッファローズの捕手たちの功績も挙げておきたい。それは、彼らはスワローズの打者たちの弱点を良く把握できていたし、0.367の高打率を残していたオスナの弱点がアウトサイドの低目にあると見抜けたのか、何とか抑えて見せた場面があったし、サントスにも同じところを攻めさせて0.250までに止めていた。内外野の守りにもこれといった破綻がなかったので、スワローズの5回に見せた村上と塩見の大失態が試合をぶち壊したのと対照的だった。

以上、一見スワローズの善戦健闘のような印象を観客に与えたかも知れない試合振りを総括すれば、バッファローズと比較した場合には力不足は明らかだった。高津監督の役目ではないのかも知れないが、来シーズンに3連覇を狙うのならば速球派の投手を育成するか、読売に倣ってFA市場からでも仕入れてくることが必要だろう。何時までも石川や小川が主力では何ともなるまい。サイスニードも年俸9,500万円程度の価値しかない。

一方のバッファローズには、私にはこれという修正すべき点が見つからなかった。だが、山本、宮城、山崎福也に続く先発投手がもう2~3人欲しい気がする。上原浩治が指摘していたような1回に15球を投げるだけが仕事である中継ぎ投手だけを養成しているのでは、先発完投型の投手が育つまいと思うのだ。この点ではスワローズも同じだし、マクガフ(1億2,400万円)もクローザーとしては直球にスピード不足なのは疑問だ。

それにしても、私はこれほど日本シリーズを細かく且つ興味深く全試合を観ていたのは初めてだった。望むらくは「もう少し、MLBのように迫力満点の力勝負を見せて欲しかった」のである。


日本シリーズ第6戦に思う事

2022-10-30 11:17:38 | コラム
スワローズの惨敗だったが、さて今夜は:

昼間に見ていたアメリカのWシリーズの迫力に圧倒されていた後だっただけではなく、ラグビーの日本を代表するクラブティームとニュージーランドとの気迫に満ち満ちた試合を見ていたので、スワローズの僅か1安打の弱々しさが余計に際立って見えてしまった。このシリーズはバッファローズの中継ぎ投手たちの力強い150km台の速球にスワローズ打線が何処まで対抗できるかと、迫力に欠けるスワローズの先発投手・小川がどの程度保つかに懸かっていると予想していた。

昨夜はそのバッファローズが誇る速球派の宇田川と山崎颯太郎が前回と同様に、山田・村上・オスナを抑えきってしまったのが目立っただけではなく、抑えとして期待されていたマグガフが前回と同じような9回での一塁への悪送球でバッファロー追加追加点を与えてしまった辺りは、見ている方が辛くなった。私の持論では「ティームの弱点は『ここ一番』という時に悲しいほど露呈される」のだが、マクガフがあれほどまでの欠陥だったとは意外だった。

先発させた小川も山崎福也も良く耐えていたが、球威不足ではと危ぶんでいた小川が、折角ベンチが吉田正尚を申告敬遠にして「与し易い」と見た杉本に高目を投げて致命的な1点を取られてしまった。私はここまでで勝負あったと見ていた。即ち、山田と村上が完全に抑え込まれていたというか極めて状態が悪いのでは、バッファローズの速球派の中継ぎ投手たちにホールドのポイントを与えるだけだと見切っていたからだ。

事実、中島監督はこの1点を守り切る作戦に出て、抑えだったはずの平野までを中継ぎに投入していた。見事な継投作戦だった。

私はジャイアンツが嫌いなだけで、何れのリーグのどの球団も贔屓にしていないのだが、昨夜のようにスワローズが惨めな負け方をするのを見せられては、本日の第7戦ではスワローズが宮城を打ち崩し、アメリカ人なのに速球派とは言えないサイスニードが、調子が出てきた吉田正尚以下のバッファローズ打線を何とか6回まで抑えきって、石山・清水・マクガフと繋いで逃げ切り、第8戦まで持ち込めれば面白い展開になると希望している。

だが、その為には投手陣ではマクガフの代役で、何処かに木沢を挟まねばなるまいし、自信喪失とまでは言わないが浮かぬ顔をしている村上宗隆が何処まで生気を取り戻せるかに懸かっていると見ている。だが、バッファローズの投手も捕手もオスナの弱点を完全に把握してしまったし、サンタナの守備は危なっかしいし、中村悠平は投手陣のリードだけで手一杯らしく打つ方には手が回っていない状態では、頼りに出来るのは塩見だけでは辛いなと思わざるを得ない。

バッファローズは吉田と杉本がマークされても、太田や安達や紅林が何とかしているので、今夜の第7戦で決着を付けてしまう可能性が高いのではと見ている。先ほどTBSの関口の時間に出た落合博満は「スワローズは村上次第」と言っていたが、全く同感である。村上は私がジンクスだと見ている「マスコミの過剰な礼賛」から何時になれば解放されるかではないのか。