新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

エスコンフィールド北海道に思う

2023-03-31 07:52:16 | コラム
「エスコン」って何だろうと思っていた:

昨30日は北海道の日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道の杮落とし」の試合を見ていた。記憶する限りでは「エスコンとは」の説明はなかった。そこで検索してみると不動産会社だった。正確には「日本エスコン株式会社」(ES-CON)だった。

テレビ中継では詳細にこの球場の施設の紹介があった。なかなか興味深いものがあった。そこは言うなれば「東京ドームがある後楽園遊園地一帯を凝縮して野球場にしてしまった」とでも言えば良いかもしれないほど娯楽設備が整えられていた。「良く考えたものだな」という印象。

と言うのは、我が国の野球場には「娯楽」という観念が一切盛り込まれていなかったが、この点はアメリカに行って野球なりフットボールなりを観戦すると、そこには「お持てなしの場」の感覚があったのだ。一方、我が国では「野球場とは神聖なる野球道に精進した選手たちが戦う場を提供するのだから、お持てなしなどとんでもない」との感覚に満ち溢れていて、緊張感すら味わえる場であるのだ。換言すると「物品の販売などで利益を上げよう」という場ではなかったと思う。

1980年代だったかに、初めてシアトルでキングドーム(今では破壊されてしまったが)に入って、MLBの野球を見たときにはhot dog等の売店の前には大きなスペースがあり、食べながらモニターで観戦できるような場所の広さと明るさに圧倒された。要するに、土地に余裕がある設計なのだった。それに、場内は回廊式になっていて内野から外野までを一周して歩けたし、甲子園球場のように外野席が分離されてはいなかったのも印象的だった。

スポーツに対する精神的な姿勢の違いにも触れておきたい。古くから言われていることに「我が国では野球でも何でも外国から導入されてきた競技でも、『武道』のように『道』化されて、精神面が重視される傾向がある」と言って誤りではないと思う事だ。即ち、「礼に始まり礼に終わる」のであり、甲子園の高校野球のように試合開始前に両校が整列してお辞儀をし、終われば再度お辞儀を交わすのである。退場する際にも、全員が脱帽して球場に一礼するのだ。美しい文化である。

アメリカ人たちはそんなことを考えてはいない。初めてアメリカ人の野球を見たときに、いきなり守備側がグラウンドに出て行って守備位置についたのには驚かされた「挨拶抜きかい」と。アメリカ人たちとともに野球やフットボールを見に行くと、彼らは上質のエンターテインメントを楽しむ為に来ているのだということを、良く認識できるし、球場側もその楽しみの為の設備を整えていると知った。

エスコンフィールド北海道はそのアメリカ式の娯楽施設というかエンターテインメントのために形を整えてあると見た。中にはホテルまであり、その室内からも観戦でいるようにしたとは、アメリカ人もビックリだろうとかと思った。また、アナウンサーが「観客席が左右対称になっています」と言い間違えたように、言わばアメリカ式に「左右が非対称」になっているのも特徴だろう。

誰の発想で造られたのは知る由もないが、野球道ではなくて、楽しむ場として捉えていた球場の設計に大いなる興味を感じた。行ってみたい気もしたが、もう北海道まで観戦に飛んでいける体力が残っていないだろうと不安を感じたのが残念だった。


迷惑メールの近況を

2023-03-30 07:31:22 | コラム
次から次へと新たな標的を:

2月初旬には100本を切ってきたので、何れは消滅するかと密かに期待していた。だが、「敵も然る者」で2月中旬には200まで立て直してきた。100を下回っていた頃は、それまでの主役だったアマゾン(amazon)が激減していたのだった。

良い傾向方思ってみていれば、3月に入ってからは上下動があったものの、20日過ぎからは再び200の大台に迫る勢いになった。では、何処をアマゾンに代わる標的にしたかといえば、先ずヤマト運輸に始まり、今や三井住友銀行(SMBC)、イオンクレジットサービス、アメリカンエクスプレス(AMEX)等々という具合である。

当方はOCNのブロッキングサービスに依存しているので、一つ一つ削除するような手間は掛けていないで済んでいるが、この送り手は良くも飽きずに継続してくるものだと、呆れる前に寧ろ感心している。たまにその網の目から漏れて来るメールもあるのでそれを読んでみると、確かに釣り上げられてしまいそうな文面ではあるのが怖いところだ。

博学多識のYM氏などによれば、「海外と交信すると、メールアドレスが盗用される危険性が高いのではないか」とのことだった。現実に昨日などは往年の同僚と交信していた。ではあっても、現地の人たちに訊けばマスコミ報道には出てこないような「現実」に触れることができるので、止めるわけにはいかないのだ。

嘗て、ワシントンポスト紙が鳩山由紀夫元総理を”loopy“(=殆ど「馬鹿」という意味)と酷評した際に、西海岸のオレゴン州ポートランドに勤務しているハーバードのMBAであるIntelの精鋭に尋ねたら、「西海岸に住む私がワシントンDCの新聞なんて読むはずがないでしょう。その話は知りません」と一蹴されたことがあった。これがアメリカという国なのだと、恥をかきながら再確認した。


アメリカ・ワシントン州からの便り

2023-03-29 07:41:05 | コラム
我が同僚はWBCには無関心だった:

久しく交信していなかった往年の(80歳代だと思う)同僚に、彼が見るアメリカの現状を知りたくて、銀行の破綻、トランプ問題、WBC野球、インフレ、ロシアのウクライナ侵攻等々について尋ねてみた。以下はその返信である。

銀行の破綻:
日本では大きく取り上げられているか?少なくとも私が知る限りでは、今回の破綻の悪影響を被ってはいる者はいなかった。それは、この分野には投資はしていないからだ。君も承知のことだと思うが、我我の間では「小切手振出口座」と「普通預金口座」への関心は低いのだ。

インフレーション:
日用品と食品類の価格の上昇には間違いなく悪影響を受けている。特に、食料品と飲み物については、最早値上がりしていない品物を探すのは無駄な努力だと思う。

WBCの野球:
残念ながら、私は日本が制覇したことについては、何らコメントができるほど関心がなかった。新聞では読んでいたが、我我の友人/知人の間ではこの件は話題に上らなかった。この状態は予想通りだった。

ウエアーハウザー社の本社ビル:
会社の規模が完全に縮小された後で、本社機構はシアトル市内のオフィスビルに移転して空になった後で、あの壮麗なる建物が破壊されるとの噂があった。だが、未だ存在している。木材部門だけになった我が社の事業が健全であり続けて欲しいものだと願っている。

ロシアのウクライナ侵攻問題:
我が国の人々はこの問題についてはもうウンザリしていて、語る気にもならないようになってきた。共和党の議員に中にはウクライナへの支援を中止する法案を出そうと言っているではないか。新聞を見れば、最早この戦争に関する記事は一面には載らなくなっている。

マスク:
多くの者たちはCOVID(「コロナ」のこと)に対する防御策でマスクをするのは止めるようになったが、所管の役所では「マスク無し」を推奨してはいない。

トランプ前大統領:
個人的には逮捕されても良いと思っている。言うまでもないが、我我は彼の再選を歓迎していないからだ。我我はトランプ前大統領がアメリカの政治を破壊してしまったと見なして、現状には失望している。もしも彼が再登場すれば、彼の支持層が息を吹き返して、あの1月6日に事件以上の事態を引き起こすかとすら危惧している。

ところで、元気にやっているか。私も直ぐに疲れるし、思いついたことを直ぐに忘れてしまうように、日増しに老化してきた自覚している。ではあっても、何とか無事に毎日を過ごせているだけで結構だと思っている。

訳者注)以上はごく普通のアメリカの大企業のOBの物の見方であると思っている。

鵜の目鷹の目

2023-03-28 09:27:45 | コラム
都内と地方で見た世相を語る:

太陽光発電:
政府は「節電してくださいなと言うな」である。昨年も今頃山梨県西北部の北杜市に静養に出かけていたが、今年も八ヶ岳の周辺を走り回る機会があった。そこで目に付くのがかなり広い斜面を利用する太陽光発電のパネルである。昨年は3月下旬でありながら大雪で、パネルはただの真っ白な斜面に過ぎなかった。今年は生憎と快晴で「なるほど。こんなに沢山あったのか」と今さらながら感心し他と同時に、菅直人の政策に従順だったとはと寒心に堪えなかった。

と言うのには理由がある。あの故安倍元総理が痛烈に批判された「悪夢の民主党政権」最悪の置き土産の一つが菅直人首相ご推奨の再生可能エネルギーとやらの太陽光発電が愚策であると固く信じて疑わない事だ。第一は「彼が原発を不当に止めて現在の電力供給不足をもたらしたこと」だが、次には「消費者に費用負担を押しつけたこと」がある。第三には「太陽光パネルはその供給の大半を中国に依存していること」がある。これなどは第一に格上げしたいほどの悪性ではないか。 

山岳を切り崩し、農地を太陽光発電に割り振る各種の弊害は専門家が指摘しておられたことで、ここに論うまでもないことだ。最も不合理であり経済的にも効果がないと思う点は「太陽光発電では原発を止めてしまった電力救急不足を補い得ないことが明らかであることであり、消費者に有形無形の過剰負担を強いていること」ではないのか。小池都知事の新築の一戸建ち住宅にパネルを敷設せよとも愚策も同断である。これらは全て政治の怠慢以外の何者でないと糾弾する。

行政文書の捏造:
「他にもっともっと重大な事案があるだろう」と立憲民主党に言いたい。各省庁内であれ、民間の一流企業であれ、内部では重要であろうとなかろうと、会議または会合があった場合に議事録を誰かが責任を持って残しておくことは後々のことを考えたときに必要だし、その保管(記録)の方法か手法もキチンと定めておく必要はあるだろう。アメリカの会社のように「記憶力頼み」(や勧進帳式の?)が許されない世界では「記録して残すこと」は必須なのである。

今回の高市大臣が問題にされたような「捏造」問題が生じたことは、驚きを以て受け止めた。即ち、会議が行われ、議事録を残すのは当然だし、それを参加者全員に配布して「記録の正確性」を検証するのはごく普通のことだと認識していた。大臣が多忙で目を通しきれないのであれば、秘書官がその役をするのは当然ではないだろうか。何年も前のことを引っ張り出して「真偽」を国会の場で問うのには奇っ怪ではないのかと感じた。

あれには小西議員のある種の意図を感じて不快だった。第一、「行政文書」と言うが、それらに何処まで法的な権威があるのかを民間に未だに明らかにされていないのも不可解だ。政府の怠慢か、それとも報道機関の駄目なところか。

新宿区大久保/百人町の大賑わい:
ズバリと言えば「歓迎ははしていないのだ」である。26日には生憎の雨中を顧みずに遠来(と言っても柏市だったが)の客があって、大久保通りというか新大久保駅までで迎えに出た。友人はその超大混雑に驚き呆れていた。彼は初めてこの街来たたわけではないが、当日の大群衆は想像を超えていたと言う。実は、ここ住んで35年の当方でも「初めて見た、大袈裟に言う言葉を探せば『民族の大移動』辺りになるかと思った」と言ってしまったほど。

彼とはいつも利用していた風月堂が閉まっていたので、その先のルノアールに上がってみると「Korea townに押し寄せる婦女子たちは山手線のガードを越えてここまで来たのか」と驚愕の満員御礼に近い状態で、辛うじて片隅に2人の席を確保できて一安心だった。あの日の雨降りと寒さなどは彼女たちには「目じゃなかった」のかと、友人と語り合ったが、その1時間ほどの間に出て行く者はおらず、すごすごと引き返す者たちが続けざまに上がってきていた。

あの大久保通りの山手線内側で繁盛しきっているKorea townに通常無関係の我々の通行もままならない混雑ぶりは承知しているが、あの女性たちが語り合いの為にガードの外側の異教徒たちが占拠する地帯にまで押し寄せてくるとは想像もできていなかった。昨年だったか、新大久保駅は可能な限りだっただろう改築をして改札口の周辺を広くはしたが、最早時間帯によっては身動きもならない大混雑で、プラットフォームを降りてから改札口を通り抜けるのは体力勝負である。

イスラム教徒たちが増えてきたことも混雑を増幅しているが、何も外国公館のナンバーだけではない車も、イスラム横町を含む狭い路地に路上駐車をするのだから、我我住民には迷惑なだけ。「インバウンド」とやらの推進政策も結構だろうが、岸田総理と松野長官には「矢張り、コインには両面があるのをお忘れなく」と申し上げておきたい」


もう一度WBCの野球を振り返っておけば

2023-03-27 08:23:38 | コラム
印象的だった事柄:

解説者たちやマスコミ報道にもなかった私が興味を持った色々な点を、独自の視点から取り上げてみようと思う。

*栗山英樹監督の変化した表情:
国内での予選リーグの頃に「栗山英樹監督の顔付きが日を追って憔悴していくように見える」と表現してあった。「あれほど日本の野球を代表する選手団を任された責任感と、こんな場所で1試合でも負けることは許されないと事と、優勝する事への重圧」に苦悩しておられたのだと見ていた。だが、マスコミは一向にその点には触れなかった。解説者もマスコミも余り触れていなかったが、選手の使い方は絶妙だったと感心している。と言うことは「コーチ陣に人を得ていた事」に他なるまい。

だが、昨日、日テレにリモート出演していたブルペンキャッチャーで帯同していたと聞かされた鶴岡慎也が「栗山監督の苦悩する表情を目の当たりにして云々」と語ったのをいて、矢張り自分の見方が誤りではなかったと確認して安心した。栗山監督がその重任と重責に懸命に耐えて優勝までに持って行かれた功績に改めて心からなる敬意を評したい。決勝戦が終わった途端に辞意を表明されたのも最も至極だと理解した。

*鶴岡慎也ブルペンキャッチャー:
栗山監督、ではなかった前監督のコーチ陣の選択にも唸らされたが、このブルペンヤッチャーに鶴岡を帯同していた人事にも「たいしたものだ」と感心させられた。鶴岡は日本ハム育ちの経験豊富な捕手で(カタカナ語にすれば「大ベテラン」)確か何処かでコーチまで務めていた。その彼を如何なる条件で使ったのか知る由もないが、補欠のような立場で連れて行き、投手たちの調子を整える役に就けていたとは「たいした監督さんだ」とここでも感心させられた。

*山田哲人と牧秀悟の使い分け:
守備力だけを考えれば、菊池涼介を入れるべきではないかと見ていた。だが、監督は山田哲人と牧秀悟を選ばれた。昨シーズンの出来では打つ方での苦悩が続く山田よりも牧の方が上のようだったが、守備力では山田の方が範囲も広く堅実で微妙な判断かと見ていた。現場、特にアメリカに行ってからは、牧は思ったよりも打つ方が不安定だったし、山田の守備は安心して見ていられた。

特にあの決勝戦の9回でのダブルプレーの際の源田へのトスの正確さ・綺麗さには唸らされた。源田の一塁への送球も芸術的な美しさがあった。山田はホームランが出なかったが打撃面でも何故か安心して見ていられた。これも監督の見事な選手起用と言えると思う。

*吉田正尚のバックホーム:
吉田正尚をMVPに推す人がいたのも道理だと思う。回数の記憶はないが、あのメキシコ戦で彼がレフトからの返球で2塁からの走者をアウトにしたのは見事だったと褒めて良いと思う。送球は少し3塁寄りに逸れたが、甲斐(だったか?)の素早い「タッグドアウト」(tagged out、これ本当の野球用語だ)で追加点を防ぎ、あの9回裏の大逆転の準備ができた。吉田と甲斐の功績だ。一般論で、MLBの外野手の本塁送球は不正確だから、イチロー君のそれが「レーザービーム」などと賞賛されてしまうのだ。

吉田はあの9回裏に大谷の2塁打の後で選んだ四球の効果が絶大で、代走に起用された周東の快速を活かす事に繋がった。あの場面で彼が打つだけの人ではないと証明されたと見た。監督が周東を代走に出した時宜を得た選手起用とともに褒めておきたい。

*決勝戦の投手起用:
あれは見事だった。今永と戸郷は2回投げたが、他の5人が1回だけ投げるのであれば、MLBの投手たちにもひけを取らない150km台の速球にMLBの打者の弱点である落ちる球、即ちフォークボールを絶妙にコントロールして投げれば、打てないのは当然だ。今永とダルビッシュはホームランを打たれたが、MLBの腕力他の身体能力に優れた選手たちにコースを間違えればホームランになってしまうことを立証しただけ。あのリレーで勝ったからと言ってMLBよりも上だと思うのは時期尚早だろう。

*結び:
あの大会に出場した選手たちが、その素晴らしくもまた貴重な経験をしたことを、留守番だった同僚(何で「ティームメート」なんてカタカナ語を使いたがるのか!)たちにも充分に伝達して、アメリカの良いところと学ぶべきではない点を伝えて、可及的速やかに大谷が指摘した「未だMLBの方が上」のレベルに到達して、3年先のWBCも連覇できるように、技術的且つ精神的な水準を向上させて(「レベルアップ」のことだ)もらいたいものだ。