後座の床には西王母を一輪、竹花入に入れました。
点前座には紹鴎水指棚を据え、平戸焼・色絵の水指を置き、
溜塗の棗と茶入を荘りました。
後ほど先生から
「お床のお花は西王母でしょうか、いいですねぇ・・
好い頃合の椿がよく見つかりましたね・・」
花をお褒め頂いたのが嬉しく、
先日の茶会で茶花に心を入れられた先生の姿勢を見習って
野に花を求めて本当に良かった・・・と思いました。
さて、茶事の主題の濃茶ですが、重茶碗で二碗練りました。
水屋のYさんが温めてくれた茶碗のぬくもりが
応援歌のように伝わってきます。
でも、緊張して茶筅通しの手が震えました。
「大変美味しゅうございます」
という先生のお言葉にほっとしました。
濃茶は京都・松籟園の「豊松の昔」です。
前席の主菓子は、翆晶庵製の「山の恵み」です。
横山和子さんに作って頂いた、栗餡が絶妙な栗きんとんです。
主茶碗は長次郎「喝食(かつじき)」の写しの黒楽で、
私の茶事で一番使われている茶碗です。
替茶碗は安田道雄造の井戸茶碗、夏期講習会の折に
今日庵より頂戴した「刻石天象虎文」の古袱紗をお出ししました。
茶入は井上東也造の朝鮮唐津の胴締め。
しふくは織部緞子です。
今年五月の旅行の折、唐津で出合った茶入です。
茶杓は後藤瑞巌和尚の「無事」です。
この茶杓一本に諸々の思いを託しました・・・。
前へ 正午の茶事 舞秋風(5)へ
点前座には紹鴎水指棚を据え、平戸焼・色絵の水指を置き、
溜塗の棗と茶入を荘りました。
後ほど先生から
「お床のお花は西王母でしょうか、いいですねぇ・・
好い頃合の椿がよく見つかりましたね・・」
花をお褒め頂いたのが嬉しく、
先日の茶会で茶花に心を入れられた先生の姿勢を見習って
野に花を求めて本当に良かった・・・と思いました。
さて、茶事の主題の濃茶ですが、重茶碗で二碗練りました。
水屋のYさんが温めてくれた茶碗のぬくもりが
応援歌のように伝わってきます。
でも、緊張して茶筅通しの手が震えました。
「大変美味しゅうございます」
という先生のお言葉にほっとしました。
濃茶は京都・松籟園の「豊松の昔」です。
前席の主菓子は、翆晶庵製の「山の恵み」です。
横山和子さんに作って頂いた、栗餡が絶妙な栗きんとんです。
主茶碗は長次郎「喝食(かつじき)」の写しの黒楽で、
私の茶事で一番使われている茶碗です。
替茶碗は安田道雄造の井戸茶碗、夏期講習会の折に
今日庵より頂戴した「刻石天象虎文」の古袱紗をお出ししました。
茶入は井上東也造の朝鮮唐津の胴締め。
しふくは織部緞子です。
今年五月の旅行の折、唐津で出合った茶入です。
茶杓は後藤瑞巌和尚の「無事」です。
この茶杓一本に諸々の思いを託しました・・・。
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