梅の香が満ち、初音が待ち遠しいニ月の或る日、
鶯の茶事へ茶友をお招きしました。
久し振りの我家での茶事です。
四名さまを一人でおもてなしするのは無理と思い、
ご近所のIさんに懐石の助太刀を頼みました。
「懐石は作っておくので、温めと盛り付け、
一文字用のご飯を鍋で炊く、それから焼魚の調理」
・・主な助太刀の内容でした。
Iさんは煎茶を習っていたそうですが、茶事の経験はありません。
それで、三日前に打ち合わせをしました。
茶事の流れ、懐石の順番と内容、タイムスケジュール、
献立、器や箸など、資料を渡して説明しました。
参考に写真が多く載っている
「お茶事をしてみませんか」(小澤宗誠著 淡交社)の本
をお貸ししました。
・・すると、質問や献立のアドバイスが次々と
飛び出してくるではありませんか!
質問でIさんがどこまで把握しているか解りましたし、
一人で考えていると、ついマンネリになってしまうので
献立のアドバイスはとても新鮮でした。
前日にIさんお薦めの魚屋さんへ連れて行ってもらい、
仕込みもばっちりでした。
二人で額と腕を寄せ合ってお出しした懐石を紹介しますね。
向付 水蛸(湯引き) レモン汁かけ 粉パセリ
汁 合せ味噌 蓬麩 辛子
煮物椀 カニと百合根の真蒸 菜の花 人参 梅麩 柚子
焼物 メカジキ 幽庵焼き
和え物 鶯菜 鰹節 焼き海苔
箸洗い 梅塩仕立て うるい 百合根(花びら1片)
八寸 牡蠣 有馬煮 味噌添えフキノトウ 天麩羅
香の物 柴漬け 小蕪 壬生菜
酒 月桂冠
茶事次第は、廻り炭、懐石、菓子、中立、濃茶、
そして薄茶は結びふくさ花月です。
床に「七事式のげじゅ」を掛け、白梅と紅梅を活けました。
花入は唐華彫花瓶、神奈川焼の井上良斎の作です。
席入の後、廻り炭から始めました。
五事式の会で埋火から火を熾すことが課題になっていたので
早くから炉に火を入れ、灰を温めておきました。
心配しながら埋火を掘り出してみると使えそう?でしたので、
初めて埋火だけで熾してみました。
もし熾らなかったら中立で湯相と火相の両方を整えることを
一瞬覚悟もしました。
香合を引く時に赤い火が確認でき、ヤッタネ!
懐石の終盤には松風が心地好く聴こえ、
お客さまも一緒に喜んでくださって感激でした。
そして、心強い助っ人、Iさんに感謝です。
鶯の茶事へ茶友をお招きしました。
久し振りの我家での茶事です。
四名さまを一人でおもてなしするのは無理と思い、
ご近所のIさんに懐石の助太刀を頼みました。
「懐石は作っておくので、温めと盛り付け、
一文字用のご飯を鍋で炊く、それから焼魚の調理」
・・主な助太刀の内容でした。
Iさんは煎茶を習っていたそうですが、茶事の経験はありません。
それで、三日前に打ち合わせをしました。
茶事の流れ、懐石の順番と内容、タイムスケジュール、
献立、器や箸など、資料を渡して説明しました。
参考に写真が多く載っている
「お茶事をしてみませんか」(小澤宗誠著 淡交社)の本
をお貸ししました。
・・すると、質問や献立のアドバイスが次々と
飛び出してくるではありませんか!
質問でIさんがどこまで把握しているか解りましたし、
一人で考えていると、ついマンネリになってしまうので
献立のアドバイスはとても新鮮でした。
前日にIさんお薦めの魚屋さんへ連れて行ってもらい、
仕込みもばっちりでした。
二人で額と腕を寄せ合ってお出しした懐石を紹介しますね。
向付 水蛸(湯引き) レモン汁かけ 粉パセリ
汁 合せ味噌 蓬麩 辛子
煮物椀 カニと百合根の真蒸 菜の花 人参 梅麩 柚子
焼物 メカジキ 幽庵焼き
和え物 鶯菜 鰹節 焼き海苔
箸洗い 梅塩仕立て うるい 百合根(花びら1片)
八寸 牡蠣 有馬煮 味噌添えフキノトウ 天麩羅
香の物 柴漬け 小蕪 壬生菜
酒 月桂冠
茶事次第は、廻り炭、懐石、菓子、中立、濃茶、
そして薄茶は結びふくさ花月です。
床に「七事式のげじゅ」を掛け、白梅と紅梅を活けました。
花入は唐華彫花瓶、神奈川焼の井上良斎の作です。
席入の後、廻り炭から始めました。
五事式の会で埋火から火を熾すことが課題になっていたので
早くから炉に火を入れ、灰を温めておきました。
心配しながら埋火を掘り出してみると使えそう?でしたので、
初めて埋火だけで熾してみました。
もし熾らなかったら中立で湯相と火相の両方を整えることを
一瞬覚悟もしました。
香合を引く時に赤い火が確認でき、ヤッタネ!
懐石の終盤には松風が心地好く聴こえ、
お客さまも一緒に喜んでくださって感激でした。
そして、心強い助っ人、Iさんに感謝です。