☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

天切り松 闇がたり

2008-10-30 20:50:35 | 映画・演劇・美術館

2日連チャンで芝居を観る幸せ。
すまけいという役者を生で観たかった。
前売り券を購入し、午後1時開演の公演を観に、札幌教育文化会館に行く。
5分前に指定席につく。
パンフなどを見ていると、背中をとんとんと叩く人がいる。振り返ると、釧路の劇団北芸のM田さんだった。
予想もしていない再会にびっくり!
彼女は火サスですまけいと共演したこともある、女優である。
生の尺八演奏が聴けるということで釧路から日帰りでやってきたらしい。

拍子木の音で始まる。
尺八の音色が純日本風の舞台を予感させる。
原作は浅田次郎。大正時代の大泥棒のお話。すまけいが独特の世界を醸し出す。
朗読劇なのだが、劇中に出てくる振袖お紺は鷲尾真知子が演ずる。いつみてもいい女優だ。
シンプルな舞台とすまけいによって作り出された世界。
闇の中で語られるのに、このすごみは何だ。

教文の小ホールなのに、まだ大きい舞台のような気がする。
昨日のBLOCHのような小劇場で観たかった。
役者や尺八奏者の息遣いを感じたかった。
すまけいは病によって一度舞台から足を洗った人だ。
でも帰って来た。
足を引きずりながら舞台に立つ、その情熱は何なのだろう。役者として素晴らしい上に、彼には抱えてきた不幸をエネルギーに変える力があるんだなと思う。


M田さんの列車の時間までお茶することにした。
でもあまり街に詳しくないので、コーヒーの美味しいお店がわからない。
ふと、中国茶を買ったことがある楼蘭というお店が近くにあることを思い出し、中国茶でまったり。
わたしは
玫瑰花茶をいただく。やさしい味だ。

最近は芝居も映画も一人で見ることが多く、感想を語り合うことも無かったけれど、久しぶりに楽しい時間を過ごした。

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