角川令和俳壇9月号・佳作・囀り
カメラ散策、今年は万助溜に足しげく通いました。
5月頃から様子を観に立ち寄ります。
本命は蓮とそこに生息するチョウトンボが狙いですが5月中旬頃から昆虫狙いで行きます
上溜めと下溜めとあって、その周辺はちょっとした林や竹林になっています。
雷魚や水鳥たちがいる大きな溜の方へと一周することがあります。
但し、蝶などがいても、ごちゃごちゃ感があってなかなかなんですが、それでもとシャッターを切るのです。
そんな折に「囀り」が間近に聞こえてくるのでした。囀りは春の季語。
「繁殖期の鳥の雄の縄張り宣言と雌への呼びかけを兼ねた鳴き声をさし、地鳴きとは区別して用いる。
目白、ホオジロ、四十雀などの鳴禽類の、とりわけ明るくなごやかな囀りを聞くことができる」
(by 合本俳句歳時記 第三版・角川書店)
と、あります。
そうなんです、なんという木か知らないけど、
一羽がやってくると、たてつづけに次から次へとまた一羽と仲間入りしてくるのです。
写真も撮ったのですけど、枝の中に隠れてしまったりと、それに早いですからね、あの子たちの動きは。
で、「囀りの中にまた一羽が加わった」というようなニュアンスの句を書いたんです。
ひばり?で言うなら、ピーチクパーチク雲雀の子? あれ、雀の子だったかな^^;
ところが、先生は、「番になった鳥が飛び立って行った」という物語に添削してくださったのです。
なるほど、その方がこの先のまた物語へと発展してゆく可能性大ですね^^v
なんか、人間世界みたいね♪
この木はマメ(イヌナシ)ナシの木ですが、実際には実のなってない木でした。
今度、万助溜に行ったら、その木を撮ってこよう♪
万助溜に何度も通っていながらその場で句が出来ないのですが後になって何気にふと湧いてきた句でした。
これからは吟行句も作らなければ・・・^^;
写真をみて湧いてくることもありますから、まぁ、カメラ持てている間は大丈夫かな^^v