mairiの趣味日記

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マリインスキー歌劇場管弦楽団~チャイコフスキー・フェスティヴァル(2019/12/7ソワレ)~コンサートメモ

2020年05月23日 | 舞台鑑賞日記
滅多に聴けない、チャイコフスキーのピアコン2番を、あのマリインスキー&ゲルギエフで聴ける♪と言うことで、早々にチケットを押さえたこの公演。
直前にソリスト(セルゲイ・ババヤン)が降板になって驚きましたが、話題の藤田さんを聴けたので、これはこれでよかったです。

<曲目>
ピアノ協奏曲第2番
交響曲第5番

指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演奏:マリンスキー歌劇場管弦楽団
ピアノ:藤田真央


お目当てのピアコン2番、藤田さんは、2楽章こそ「ちょっと爽やかすぎるかな?(VnとVcがコテコテな感じだったので;)」と言う感じがありましたが、1楽章後半の盛り上がり、そして3楽章の疾走感は素晴らしかったです。
オファーを受けたのがいつかはわかりませんが、準備期間が長くはなかったであろう中、素晴らしい初演だったと言えるのではないでしょうか。ゲルギエフにもだいぶ気に入られているようなので、これからも共演があるでしょうね。
オケは、やはり緩急が巧みです。敢えてベタ弾きな感じの演奏が、曲にマッチしていました。ロシア人のソリストだったら、3楽章の舞曲感がもう少し強くなったりしたのかな、なんてことも思ったり。

メインのチャイ5は、2楽章にウェイト(重点と言うことではなく、曲の流れやテンポの重さ)を置いた演奏。最後のClのpp(楽譜にはもっとpが並んでるのかな)の響きが素晴らしかったです。Hnソロは、うーん、もう一声欲しかったかな。
4楽章は丁寧な演奏かと思いきや、ラストの緩急と迫力が圧巻でした。ゲルギーさんも、暗譜でオケに迫る迫る。…絶対1plの奏者ウザがってるだろうなあ(笑)

アンコールは『くるみ』のパドドゥ。ベタベタで重くてキラキラで、これぞロシア!これぞチャイコフスキー!と言う、素晴らしい演奏でした。やっぱり、このオケのチャイコフスキーは良いですね。ブラヴォー(^o^)


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