今非道い事を言われている。そう思いながら話を聞いていた。
もっとも話の内容はごもっともで私も思っている事と一致しているので、そうですねというだけなのですが。でだし泣きそうになったのは内緒である。あれはなんだろう、不安なのか悔しいのかなんなんだろう。悔しいだけの憤りというには弱いんだよな。
話の内容は首切りの話。私は他部署へ異動の話。要は首切り回避の優先枠に入れてやったと言う話。もっともこの枠に入った人は高齢か、仕事できないやつしか入ってない。その中にばっちり入っている私。まずは派遣からせっかく正社員になったのにごめんから話は始まった。もっとも聞いていればフォローが足りなかったのも本当だが、そんな事せずとも即戦力で使えると思ったとの事。私はそれができないと思ったから正社員になるのが怖いと思ったんだがな。結果としては思ったより使えなかったやつだった。その通りだ。
でも残業遅くまで連日がんばってあれはすごいと思うんだ。残業多いのは駄目なんだけど。ですよね、わかる。残業多いやつは効率悪い仕事できないやつだ。その通りだ。遅くまでやるのは疲れと考え考えやるからだ。軽く尋ねる相手いないし。基本的に私の周りには人がいない。誰かにふればいいと言われても、周りにいないんだよ。その人間関係できてない時点でアウトー。
異動がうまく行かない場合はどうなるかを尋ねたところ、今の場所に置くとの事。他に切るやついつから残すそうだ。とはいえ私は下から数えた方が大分早いのだが、本当にそうするのだろうか。最後の質問が他の事業部に異動する意思があるなら、早期退職しないね？との事。はい、と答えたがこの質問だけはなんだかなー。辞めない事の念押し。私は退路を断たれた気分だ。能力以上の立場と仕事もらってる自覚はあるからお返ししたい気分もある。あなたの上司は私を大丈夫と判断して入れたのだから問題ない、と言われる事は多いのだが、私的にはいや、失敗だろと思っている。今回の話聞いて失敗したと絶対思ってるんだろうし。（自分達の落ち度も認めていたが）。
派遣社員が正社員が上がるのって良い事のように見えて、そうも上手くいかないいい例だよな。今後うちの部署では上がる人いないだろうから、何か悪い事したな。今も派遣に戻りたくてしょうがない私がここにいるよ。３年たって充実も達成も何もなく自分のプライドだけずたずたになっていくだけだなと振り返る。鞭だけで飴もない３年で、人の感情がますます嫌いになったな。「もうだめだなと思ったら、できちゃう子」小学生の頃先生に言われたらしいけど、今はもう駄目だ。誰か今の私にどうしたらよいのかアドバイスをくれ。気持としては誰かの保護下において欲しいのだが、そんなものは前以上になくなった。いい加減自分を慰めるのも限界だ。
