移食充

アラフィフマンの食べ物と自動車のお話など。

アバルト点検と代車

2020-08-28 22:11:42 | Car
1年にはちょっと早いがアバルト595コンペの1年点検を済ませた。

基本的に問題はなく快調。距離乗りますねぇ、と言われたが1年で
1.5万キロってそんなに多いだろうか?私にとっては普通というか、
他に保有車があるおかげであまり距離が伸びずに済んでいる印象な
のだが。エンジンとミッションのオイル交換を済ませたおかげで
エンジン音は静かになり、ギアの入りは軽くなった。プラセボでは
ないと思う。

さて預けた半日の間、代車としてツーリスモのMTAを借りたので少
しだけ乗ってみた。時々、MTAの方が楽だったかな、と思うのも確か
なので。

まず始動音。5時間くらい屋根下に駐車した後だったが、今日は暑い
のでエンジンが完全に冷えた状態とは言えない。それにしてもレコ
モンよりは間違いなく静かで、これなら夜でも近所迷惑にならない
と思う。

MTAのシフトチェンジは相変わらずラフであり、乗り出して100mく
らいで自分がMTを選んだのは正解だったと思えた。以前試乗した時
はスポーツモードとノーマルモードで変速の滑らかさに違いがあっ
たような記憶があるが、今回乗った限りではどちらにしてもラフで
ある。変速時間はスポーツモードの方が若干速いかとは思うが、こ
の程度では人間の方が速いかもしれない。やはりMTベースのATは
ツインクラッチに限ると強く思う。個人的にはロスが少なく、7段以
上ならトルコンでも全くかまわないのだが。

動力性能についてはツーリスモはそもそもコンペより15ps少ないし、
ECUをやってあるうちのコンペとの比較では相当な差がある。ツーリ
スモは相当マイルドで、スポーツモードで全開にしても「こんなも
ん?」と感じるくらい長閑な感じがした。ただ、この辺の印象は少々
ビョーキの私の感覚なので、普通の人が乗れば速く感じるのかもし
れないし、こちらもECUをやれば全く変わるらしいので、やったヤ
ツに乗らないと何とも、というところ。

今回の代車は外装が白で、内装は赤いレザーだった。コンペのサベ
ルトシートより普通の形状でホールド性は低いが、普段乗るには悪
くないと思った。でも自分が買うとしたらこの色は目に来るので避
けると思う。パールホワイト×ブラウンレザーが好み。これなら現
在のコンペとはまた違う良さがあると思う。でもこの組み合わせが
一番高いんですな。

ということで、私的にはMTAのギクシャクはやはりNGという結論に
至り、買い換えたいとは思わずにすみました。(笑
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アバルト(約)1年インプレ

2020-08-25 19:09:39 | Car
アバルト595コンペが来月で1年経過するので、少し早いですが
インプレです。

【サマリー】
現在15,000キロ。買って良かったと思える代物。かなり面白い車。

【動力性能】
ノーマルECUではスポーツモードにしないと結構ダルい感じだった。
結果魔法のECUをインストールしたところ明確な性能向上があった。
以降、PWR5kgちょいくらいまでの車なら相手できるようになったの
は大きい。軽量な車重と相まって弾けるような加速なので山坂が相
当楽しい。

車重の軽さはどこでも感じる。発進から100mくらいは本当に速い感
じがするので、制限速度までの加速でも気持ちよい。ブレーキ時に
も軽さが効いてストレスが少ない。この感じはちょっとバイクに似
ていると思う。

高速道路でも十分以上の余裕があり200以上も割と簡単に出る(らし
い)が、アバルトの中ではでかい方のギャレットタービンと言えども
容量が小さいのか、そうした領域での伸びはイマイチ、っつーか伸
びない。

【コーナリング】
ノーマルサスにしては限界がそこそこ高くて楽しめる。しかしシャ
コチョー入れてる山坂用車両について行けるほどの性能は当然なが
ら無い。重心が高いし、限界域で絶対アンダーになるように躾けら
れたサスセッティングによりフィーリングは宜しくない。ショート
ホイールベースだから巻き込んじゃ危ないのは理解できるけど。何
となくいつも不安を感じるステアフィール。アライメントを一度D
に見てもらったが異常なしとのこと。

【ブレーキ】
ブレンボがついていて通常+α領域までは効きは十分。問題は本気
モード時のハードブレーキ。ホイールベースの短さのおかげか不安
定感がマックス。荒れた路面や下り坂では急ブレーキを躊躇する。

【乗り心地】
固いし、ぴょこぴょこするし、うるさいし、と良いところはない。
しかし慣れてしまえばサベルト製バケット風シートのおかげか長距
離が思ったより疲れない。とは言え長距離ならラングラーの方が全
く楽である。要は考え方で、バイクの延長と思えばエアコンは効く
し、雨も平気だし、音楽聞けるし、十分快適じゃね?となる。ただ、
バイクほど速くないのは言うまでもない。

【余計な制御】
エンスト防止のために発進時にスロットルが勝手に開く制御があり、
クラッチがつながった後にその分のスロットルが閉じる。これが原
因でギクシャクしがちになるのが難点だ。ギクシャクしないコツを
つかんではいるが、それを毎度意識するのは煩わしい。できればこ
の制御は取っ払ってもらいたいところ。

【レコモン】
レコモンはかなりうるさい。冷間始動から1分間は最悪。これは何
とかしたい。音量調整付きの社外品マフラーが売られているが21万
もするので買いたくない。HKSでスーパーターボマフラーでも作って
くれれば考えるかもしれない。(出ないだろうけど)

【マニュアルギア】
割とスパスパ入るのがよいところだが、時々バックギアが入りにく
いことがある。全体に少しフィーリング低下が感じられるので近々
ミッションオイルを交換する予定。マニュアルも悪くはないが、で
きればATがよい。シングルクラッチはイプシロンで懲りた。DSGを
出してほしい。

【足りないもの】
どの車を買っても常に追加したいのはパワー。ECU書き換えのおかげ
でたぶんローラーで200ps程度かと思うが、あと50psくらいほしい。
そこまで出てくれれば本当に手放せないほどの楽しさになると思う。
それにはタービン交換かと思うが情報が少ない。高回転域のブース
トの垂れを抑えるだけなら強化ブローオフで改善するかと思うが、
ECUが対応してるかどうか分からないので躊躇している。壊さないに
は今のままが一番だろうと思うし。

【その他】
軽量だと書いたもののZC33スイスポからすれば150kgくらい重いの
で、考えると大したことはない。スイスポが250psくらいでるなら
乗り換えてもよいのだが、ハイフローにしてもせいぜい200ps、トル
ク30キロくらいと聞くので、35キロくらい出るアバルトの方が上。
となると車重との相殺で大差なしと推測している。海外だと250ps
以上のアバルトもあるようだ。日本の皆さんは大人しいですね?(笑
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お盆の記録

2020-08-17 12:57:03 | Second house
通常なら楽しみであるはずの盆休みだが、今年は15~16が土日だし、
コロナだし、仕事は忙しいしで特段の予定なし。

前半は仕事をして土日だけ週末拠点に行ったが1泊では避暑とは言
えず、排水の封水を切らさないための通水が目的という感じ。渋滞
を嫌って前橋から二度上峠を経由したが、暑さと日頃の疲れが重な
り、拠点についた時点でグロッキー。(死語?)しばらく昼寝する
ことになった。

解決したと思っていた匂い問題だが、このところ復活している感じ
がある。締め切った部屋が猛暑で高温になり、匂いの元(多分こた
つ布団)が残る力(?)を振り絞っているのだろう。匂いをなくす
方法としてベークアウトというのがあるらしいが、たまたまその状
況になっているようだ。とはいえ一度換気してしまえば後は気にな
らないのだが。

で、楽しみの夕食。例年より少ないとは言え、軽井沢町内の飲食店
は十分以上に混雑しているので、某ブログでよく紹介されている佐
久市中込の中華屋さんまで足を伸ばした。お盆はやってないかもと
思ったが営業していて助かった。ちょうど先客が帰るところで、そ
の後は帰るまで我々だけ。ある意味ちょっと不安になる。それにし
てもこの店、暑い。扇風機が2台あったが冷房が見当たらない。こ
の時期あり得ないと思うが、入っちゃったからには我慢しようと決
心した。

各自の定食+シェアの塩味鳥そばを注文した。まず定食にオプショ
ンでつけた焼き餃子から出てきた。味がついてるのでそのままでと
言われるが、それはそれ。酢醤油+ラー油でと思うが、何と卓上に
醤油がない。胡椒と酢とラー油は置いているのになぜ? 仕方なく
酢だけつけていただくと確かに味がついていて美味いとは思うが、
少し醤油を使えば更に美味いだろうと思われる。醤油を置かない理
由が分からない。

その後定食本体が到着した。まずマーボー。食べてすぐ気づくのは
プチプチした食感。後で調べると花椒だそうだが食感が楽しい。し
かし次に感じるのは全体の甘さ。ここまで甘いのは個人的に苦手。
少し抑えられれば断然おいしくなると思うのだが、上海風とあった
のでそもそも甘みが特徴のようだ。もし醤油が用意されていれば味
が補正できるのでよいのだが、それは叶わぬ夢。(笑

青椒肉絲の方は丁寧に味付けされていて味の方向性はよいと思った
が、いかんせん飯の友としては僅かとは言え塩気が足りない。その
ため相対的に甘い味付けと感じてしまう。卓上に塩がないのでその
調整ができないのが残念だ。

一方、塩味の鳥そばは味付けがほぼピッタリで美味しく頂いた。こ
れはまた頂きたい位のものであった。しかし前述の通り冷房がない
状況で温かい麺を頂くのは相当きつい。食べ終わったころは冗談抜
きに滝汗状態だった。(笑

ということで、某ブログの高評価から期待して行ったこちらのお店、
私共が今回食べた限りでは、やや味の調整が必要な暑い店という評
価になった。ラー油と酢を置くなら、醤油や塩も置いてはどうだろ
う?とか、エアコンをつけないと大抵の人が夏は敬遠するのではな
かろうかなど、余計なお世話なことを思ったのだった。(いずれ
もう一度は行ってみるつもりだが)

翌日は相当混雑するツルヤで買い物をしたが、珍しく果物の品揃え
が芳しくなかった。その後都内に向かいデパ地下惣菜を買い込んで
帰宅。結局、普通の週末と代わり映えしないお盆休みだった。
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猫の免疫抑制と真菌症

2020-08-05 23:42:33 | Cat
頻呼吸から肺炎に進行したが抗真菌薬が効いた我が猫様、投薬開始
からもうすぐ2ヶ月になる。先日レントゲンと血液検査をしたところ
異常は全くなく、心配した薬の副作用もでていないことが分かった。
概ね順調に回復しており、基本的にかなり元気である。

今回、助けたい一心で色々勉強した結果、たまたま思い当たった薬
が効いたのは本当に幸運だった。各病院の先生方への感謝は持ち続
けているが、受診経過を振り返ると猫の医療について考えさせられ
たことも多い。

まず、猫の医療の難しさだ。言うまでもなく猫はしゃべらない。今
起きている不調の原因が何かということは外傷を除けば人が検査し
ない限り分からない。触診や血液検査やレントゲンなどで客観的に
特定するが、大病でも早期だと検査にひっかからないことも多い。

今回の件では不調が起きた翌日には二次医療病院に駆け込んだ。過
去の経験から様子見せず即病院に連れてくべきと思うようになって
いたからだ。原因特定のために行われた検査は一般動物病院では不
可能な内容を含む十分なものだったが、検査結果にはこれと言った
異常がなく、出された結論は誤診だった。しかし私はこの病院を責
めるつもりなど毛頭無く、無理を言って救急対応してもらったこと
への感謝しかない。他へ行ったとしてもそれ以上の診断を得られた
とは思わないし、人間でさえ真菌症の診断に行きつくのに時間がか
かることも多いからだ。

数日後再びこの病院に行き診察を受け、今度は肺炎を起こしている
ことが判明した。原因として推測された細菌も免疫も違っていた。
この間に受診した夜間救急病院の先生も細菌性を疑い、かかりつけ
病院の先生は免疫性と推測されたが、いずれも違っていた。私が真
菌症と仮定しての治療をダメ元でお願いするまで、真菌症の可能性
に言及した医師はいなかった。

もし診断できる医師がいたとしたら、それは深在性真菌症の治療経
験がある医師だけだろう。人の場合だが真菌症による肺炎等の治療
は確定診断を待たずに抗真菌薬等による治療を開始すべきとされ、
これを経験的治療とか先制攻撃的治療と書いているガイドラインが
ある。うちの猫は肺炎がでる前から重度の頻呼吸が出ていたので、
肺より先に中枢神経障害か髄膜炎を起こしたものと推測している。
病院では頭部を除いてCTを撮ったが仮に頭部も撮ったとしても真菌
症にたどり着いたかは疑問がある。クリプトコックスによる人の髄
膜炎の症例がネットに載っているが、画像診断では顕著な兆候が見
られないとある。そもそもわざわざ症例を載せるということは、人
間でも希な症例ということだ。

今回治療に使った薬はイトラコナゾールだが、調べると興味深い話
が出てくる。肺がんだったのに確定診断がなかなかつかなかった人
の患者が、この抗真菌薬で1年以上病気の進行がなかったことや、
コロナウイルスによる猫の致死性疾患であるFIPにも効果があると
いうことで、真菌以外にも効くことがあるようだ。私もコロナや癌
になった際はこの薬を飲んでみようと半ば本気で思っている。

猫の真菌症を調べてもう一つ思ったことがある。4年前に癌で亡く
なった猫(本当にかわいいやつだった)も元の原因は真菌症だったの
では、ということだ。不調になる数年前から、体表数カ所に原因不
明の腫瘤ができ、手術で取り除いたことがあった。生検で悪性腫瘍
ではないと言われて大喜びしたものの、その後1年くらいで末期癌
と診断された。体表の腫瘤はクリプトコックス症によるものであっ
た可能性が高いと今は思う。当時その除去手術を依頼した医師から
真菌症との話は全くなかったが、体表の数カ所に播種していたこと
からほぼ間違いないと思っている。癌の最終的な診断は膵臓を原発
とする癌の腸、腹膜への転移だったが、膵臓癌の原因が腸内真菌と
いうアメリカの大学の学説が昨年公表されたことを考えると、医者
も飼い主も気づかない内に真菌症が進み、膵臓に達して癌になった
という流れが思い浮かんでしまう。腫瘤ができた時点で今の知識が
あり、イトラコナゾールを投与していれば、結果は違ったものにな
ったかもなぁと思うと、本当に申し訳ない気持ちになる。

亡くなった猫も何かの病気の治療でステロイドを投与していた期間
があったと思う。猫にステロイド耐性があることはよく知られた話
で、多くの症例に用いられる有用な薬だと思うが、免疫抑制には
もっと注意を払う必要があるんじゃないかと今回の件で思うように
なった。個人的にはシクロスポリンも安易に使わないべきと思う。

取り留めないが、免疫抑制も真菌症も注意したいという話です。
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