あおり運転の記事

おかしなあおり運転の取締りはなくならない。7／27の朝日新聞デジ
タルの記事で知った。

昨年12月。愛知県西尾市に住む男性(27)が、妻と4歳と2歳の娘をミ
ニバンに乗せ、国道23号を走っていた。途中のインターチェンジ付
近が混雑していたため、合流する車に車線を譲ろう右車線に移った。
クラクションが聞こえた。2台後方の大型トラックが、大きな車体を
蛇行させて運転しているのが見えた、、、というもの。

この記事に貼られた動画を見たが、被害者面しているミニバンが悪
いだけの話だ。

まず、片側2車線道路で左から合流してきた車が居たからと言って
右車線に移ること自体が間違っている。ミニバンは左車線をキープ
したまま減速すべきだった。

その後、トラックに追いつかれているのに追い越し車線を譲らずに
走り続けたミニバンは道路交通法27条に違反している。左車線に
戻れる状況なのに意地をはって戻らないからトラック運転手の怒り
を買うということだ。

にも関わらず、相変わらずあおった側だけを一方的に加害者と断定
する取締姿勢には呆れるしかない。このケースではミニバンが他者
に迷惑をかけただけで、トラックからの実害は全くない。

第一、蛇行してるというが、動画を見る限り蛇行はない。車間も
言うほどの詰め方ではないし、クラクションの鳴らし方もトラック
運ちゃんの余裕を感じさせる。この程度であおられたと騒ぐ時点で、
被害者面している側のレベルが知れようというものだ。ましてこれ
で警察が立件？真面目に自分の目を疑った。

今回の話に限らないが、本当に問題だと思うのは、追い越し車線
を正当な理由なく走り続けるような違法行為者が、スマホやドラレ
コなどの武器を得たと勘違いして増長することだ。このミニバンも
左車線に移ろうとしない。スマホでの撮影は、迷惑をかけた側が
迷惑を被って怒っている側を懲らしめようとする醜い逆切れ行為だ
が、これを警察や新聞屋に提供するということは、自分が正義だと
信じて疑わないのだろう。同乗していた娘がいるらしいが、その安
全を本当に考えているとは到底思えない。

あおり運転問題の原因のほとんどは、追い越し車線を走り続けるこ
とか、割り込みのいずれかだろう。本当にあおり問題を無くしたい
なら、徹底的に道交法27条違反や通行帯違反を取り締まるべきだが、
どういう訳か警察はそれをせず、あおった側だけを取り締まる。
日本の警察とはその程度なのかもしれない。