移食充

アラフィフマンの食べ物と自動車のお話など。

赤 岳

2008-03-27 22:55:09 | Mountain
先週の平日、揃えた冬装備の使い方をガイドに習うことにした。
場所は赤 岳。一日目がアイゼンとピッケルの使い方練習で、二日目に
実践編として登頂するというもの。

一日目の練習は、宿となる赤 岳 鉱泉前の有名なキャンディー周囲にて。
天気は晴れで穏やかな春の日より。
オーバー手袋のままアイゼンを装着し、色々な歩き方を教えてもらう。
本を読んでも出てこない歩行の仕方や、何故そのような歩行をするのか、
という理論をよく教えてくれるので、本当に勉強になった。
予想外だったのは、この日最後におこなったキャンディーを使用しての
アイスクライミング。あれは他人のブログで見るだけのもの、と思って
いたのだが、まさか自分がやらされるとは^^;

赤 岳 鉱泉は平日とあって空いており、以前白馬山荘で3人/1畳を経験
して以来の山小屋恐怖症である私もノイローゼにならずにすんだ。
全体に良い小屋ではあるが、冬季であるため手を洗うところがない、
というのは少しまいった。次はウェットティッシュ必携だ。

二日目の実践編では小屋を7:30に出発。天気は晴れ。地蔵尾根を経由し
森林限界より上に出るまでは練習のためアイゼンなしで歩行する。
かなりの急傾斜で相当固い雪面であっても、教えられた歩行技術を懸命
に実践すると、教わる前は絶対無理、という斜面も結構登れてしまう。

森林限界手前でアイゼン・ハーネスを装着してロープで確保してもらう。
この後は唯でさえ急傾斜になるところを、練習のためということでトレース
を無視してラッセルしたり、トラバースしたりのオンパレード。滑ったら
コワイとか考える暇もなく、気がついたら地蔵仏に到着。少々休憩した後、
頂上を目指し、11:00前に登頂した。
この頃から急に天気が下り模様になったため、すぐに文三郎尾根経由で
下山を開始。上部の急傾斜部分では少し緊張したものの、無事に下り、
13:00に小屋に到着した。

ガイドにお願いするのは初めてだったが、本当に内容の濃い講習内容で
充実した2日間を過ごすことができた。教えられたことを思い出すと、
これらの知識なしに雪山を歩いていたことが少し怖く思える。
値は張るが、価値ある出費だったと感じている。
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