曇っている

04:05起床
まだ暗い。

昨日は午前中は本を読んだりしてのんびりしていたが思い立って久しぶりに餃子でも作ることにして皮をこねて寝かせたり、肉を叩いて味付けをして冷蔵庫に入れた。フライパンの出場回数が多くテフロン加工されているのに焦げてしまって餃子を焼くにはせっかく作っても悲惨な状態になるので新調することにして午後3時半頃家を出て歩いてニトリに向かった。
外は暑く汗が吹き出してくる。それにしても連れ立って歩くようなことはなくいつもひとりだ。自分はよそ者だという感覚が何年経っても頭の中から消えることがない。今更故郷に戻っても居場所はないのははっきりわかっているが、今いる場所は自分の故郷ではない。ひとと交わらないで暮らしていると誰にも束縛されない開放感はあっても田舎のように誰彼なしに挨拶するようなこともなく目も合わさずにすまして通り過ぎる。よくよく考えてみると知らないひとのいない田舎の暮らしから抜け出したのは私だ。だからどうしたいのかなど考えたくらいでは答えは出ない。
買って来たフライパンは焦げ付きにくいことを売りにしていてテレビで紹介されたなどと添え書きがあったのを選んだ。2,990円で3,000円出したら10円お釣りが来た。テレビで紹介されたって何よ。そんな売り言葉に心を動かした自分の軽率さにむむっとした。

流石新品のフライパンは皮がくっつくこともなく綺麗に出来上がって良かった。

予定のない毎日だ。