万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

5月1日改元案の怪

2017年11月22日 15時45分38秒 | 日本政治
退位日程の決定に向け 来月1日に皇室会議
本日の報道によりますと、官邸が予定していた年始改元案が断念され、5月1日、あるいは、4月1日改元案が浮上しているそうです。5月1日が第一候補のような書きぶりですが、この案、一体、誰が、どのような経緯で提案したのでしょうか。

 最有力とされた年始改元案が早々に断念されたのも腑に落ちません。何故ならば、昭和天皇は、その崩御に際し、国民に迷惑がかからぬよう年内にあってその日を伏せ、敢えて年明けの1月7日と発表し、年始改元に近くなるように計らったとされているからです。真偽のほどは別としても、昭和天皇の国民を慮るお気持ちが伝わり、国民の心に沁みる逸話となったのですが、年始改元案の見送りは、この逸話からしますと現在の皇室や宮内庁には徳がないとする印象を国民の多くに持たれることでしょう。その理由が、“年末年始には宮中行事が集中しているから”というものすが、今般の改元は、予め日程が決まっているのですから、昭和天皇崩御時よりも遥かに容易に準備ができるはずです。

 その一方で、5月1日改元案の主たる理由は、大型連休の時期に当たるため、国民の祝賀ムードも高まるであろう、という期待に過ぎません。ところが、創価学会との関係を含め、東宮家には様々な犯罪がらみの疑惑が渦巻いており、国民が心からその即位を祝する状態にはありません。マスコミは連日祝賀番組を報じ、国民こぞって新天皇の即位を祝っているとする演出を試みるでしょうが、むしろ、一般の国民の側は、“お通夜状態”にもなりかねないのです。しかも、5月1日における改元ともなりますと、年度については僅か一月余りで全ての表記を変更せねばならず、年度別表記も、平成30年度と新元号元年度を併記する必要が生じます。これでは国民の負担となりますし、混乱の要因ともなりましょう(昭和64年は僅か7日間しかない…)。また、祝賀ムードの醸成が理由であるならば、即位の礼をこの日に定めた方がよほど説得力があります。

 理由らしい理由がないどころかマイナス効果しか見当たらないのですから、5月1日改元案は、日本国民とは全く関係のないところで考案されたものと推察せざるを得ません。そしてそれは、日本国外の存在である可能性もあるのです。5月1日とは、社会・共産主義運動を記念するメーデーであり、この日の選定は、近年の皇室の左傾化傾向とも一致しています。皇后とヒラリー・クリントン氏との親交、東宮の習近平夫人との観劇、“愛子さん”の作文におけるオバマ前大統領の登場など、現皇室がアメリカ民主党や中国共産党とも近しい様子が見受けられ、その背後には、何らかの国際組織の存在が疑われるのです。

 改元の日程と同時に、皇室会議の開催日、並びに、秋篠宮家の眞子さんと小室氏との結納や結婚式の日取りも決められたようです。日に日に皇室への不信感が募るばかりなのですが、皇室問題の根源に行き着くには、定説から離れた客観的な視点からの日本国の近現代史、さらには、世界史の再検証が必要とされるかもしれません。そしてそれは、真の日本国独立という重大なる課題を背負う作業となるのではないでしょうか。

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