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“はしか門”は羽生市下新郷の「漆原医院」にある。
“左甚五郎”の作と言われ、
門を通ると「はしか」が治るということから、
その名がついている。
2月6日の「埼玉新聞」に、そのはしか門が掲載された。
“掘越美恵子”氏から門の説明看板がリニューアルしたという情報を貰い、
漆原医院へ取材に行くことになった。
高校時代にそのわきの道を通っていたから馴染みがあったし、
そこは忍城の支城に比定されることから、
自ずと取材にも熱が入る。
取材を快く受けてくれたのは、
漆原家20代目当主の漆原俊一氏だった。
古びて危なくなった門をリニューアルした方でもある。
そもそもはしか門は、ある雪の日に漆原家に泊まった左甚五郎が、
そのお礼にと作った門である。
そのとき火災除けか盗難除け、
どちらの門にするかを訊ねたらしい。
当時の当主は後者を選ぶ。
すると、当家に盗みに入った盗賊は、
門を通った途端に罪悪感に襲われたという。
そして主人の前に平伏し、
腰の刀を置いていったと伝えられる。
「はしか門」と言われるようになったのは、
それからあとのことだ。
子どものはしか除けに効くと言われ、
遠方から訊ねてくる者もいた。
中には、門の一部を削り取って煎じて飲む者もいたという。
ゆえにリニューアル以前のはしか門は、
削られた跡や穴が多く見られた。
また面白いのは、残り木で作った亀の彫刻を池に放したら、
水を得た魚のごとく泳ぎだしたという伝説だ。
亀は遊泳したあと地中深く潜り、姿が見えなくなったという。
そんな伝説が語り継がれており、
門前市をなすほどの賑わいを見せていた。
かつては門の前に賽銭箱があって拝みに来る人がいたとか、
近くの小学生が絵を描きに来たという話を、
漆原氏は語って下さった。
タクシーが家の前に止まったから、
患者さんかと思いきや、はしか門の観覧者だったということもあったらしい。
なお、城の名残を思わせる堀の話も聞けて、
30分弱ではあったが充実した取材となる。
ちなみに、「埼玉新聞」掲載後、友人の家が盗難に遭ったらしい。
さほどの被害ではなかったそうだが、物騒この上ない。
「はしか門に参拝に行った方がいいかな?」
と、メールを貰った。
門は信仰の対象ではない。
だから、参拝に行ったところで盗難除けに効くのかは疑問である。
左甚五郎の子孫に門を作ってもらった方が、
効き目はあるかもしれない。
はしかについても、門を削り取って煎じるのではなく、
漆原医院で看てもらった方が確かなことは言うまでもない。
※最初の画像は“はしか門”(埼玉県羽生市下新郷)
“左甚五郎”の作と言われ、
門を通ると「はしか」が治るということから、
その名がついている。
2月6日の「埼玉新聞」に、そのはしか門が掲載された。
“掘越美恵子”氏から門の説明看板がリニューアルしたという情報を貰い、
漆原医院へ取材に行くことになった。
高校時代にそのわきの道を通っていたから馴染みがあったし、
そこは忍城の支城に比定されることから、
自ずと取材にも熱が入る。
取材を快く受けてくれたのは、
漆原家20代目当主の漆原俊一氏だった。
古びて危なくなった門をリニューアルした方でもある。
そもそもはしか門は、ある雪の日に漆原家に泊まった左甚五郎が、
そのお礼にと作った門である。
そのとき火災除けか盗難除け、
どちらの門にするかを訊ねたらしい。
当時の当主は後者を選ぶ。
すると、当家に盗みに入った盗賊は、
門を通った途端に罪悪感に襲われたという。
そして主人の前に平伏し、
腰の刀を置いていったと伝えられる。
「はしか門」と言われるようになったのは、
それからあとのことだ。
子どものはしか除けに効くと言われ、
遠方から訊ねてくる者もいた。
中には、門の一部を削り取って煎じて飲む者もいたという。
ゆえにリニューアル以前のはしか門は、
削られた跡や穴が多く見られた。
また面白いのは、残り木で作った亀の彫刻を池に放したら、
水を得た魚のごとく泳ぎだしたという伝説だ。
亀は遊泳したあと地中深く潜り、姿が見えなくなったという。
そんな伝説が語り継がれており、
門前市をなすほどの賑わいを見せていた。
かつては門の前に賽銭箱があって拝みに来る人がいたとか、
近くの小学生が絵を描きに来たという話を、
漆原氏は語って下さった。
タクシーが家の前に止まったから、
患者さんかと思いきや、はしか門の観覧者だったということもあったらしい。
なお、城の名残を思わせる堀の話も聞けて、
30分弱ではあったが充実した取材となる。
ちなみに、「埼玉新聞」掲載後、友人の家が盗難に遭ったらしい。
さほどの被害ではなかったそうだが、物騒この上ない。
「はしか門に参拝に行った方がいいかな?」
と、メールを貰った。
門は信仰の対象ではない。
だから、参拝に行ったところで盗難除けに効くのかは疑問である。
左甚五郎の子孫に門を作ってもらった方が、
効き目はあるかもしれない。
はしかについても、門を削り取って煎じるのではなく、
漆原医院で看てもらった方が確かなことは言うまでもない。
※最初の画像は“はしか門”(埼玉県羽生市下新郷)
はしか門について取り上げさせていただいたことがあります。
医師の漆原先生には、お忙しい中大変親切に取材を受けて下さいました。
拙ブログに掲載している写真は、
その日に撮影したものです。
私はこのコメントを書いた人の友です
本人ではありません
ホントにすみません
あの書き込みは嘘ですホントすみません
だから教えてくれる人もいなかった。
友人同士の間で話題にのぼるくらい知られるといいですよね。