伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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子どもの貧困対策 Jコミュニケーションの活動

2016-05-28 21:38:37 | 教育・PTA・児童福祉
5月22日のブログ、貧困家庭の子どもへの
学習支援をしている民間団体の活動報告の続きです。
図表はすべて、Jコミュニケーションさんが作成したものです。



(Jコミュニケーション)

・はじめに(多田コメント)

Jコミは、伊勢崎市で活動している団体。
外国系児童の支援に特化しています。

伊勢崎市は全国でも外国人住民が特に多い
「外国人集住都市」の一つ。
児童の1割以上が外国系児童の小学校もあります。

日本語の読み書きや会話が不十分だと、
知能が十分に高くても、言葉のせいで授業が理解できません。
友人や先生との人間関係も、コミュニケーションができなければ、
孤立、いじめ、不登校などの心配もあります。



(親の状況からの問題)

・親が日本語理解できない → 社会制度利用できない、孤立
・派遣等不安定な就労 → 経済的に困窮、塾や進学の制約
・夜勤、共働き → 子ども放置、子どもの心理的不安



(移動に伴う子どもの問題)

・外国で生まれて来日 → 日本語理解できない、不登校、中退
・来日のタイミング悪い → 入学できない、
・日本で生まれる → 親に教育の相談できない、不登校、中退
         自己アイデンティティの危機、親を尊敬できない
・日本と母国を行ったり来たり → 年齢相応の学力がつかない
・日本語と母国語が中途半端 → 考える力がつかない



(日本の義務教育)
 
・外国籍児童は憲法で定める義務教育外だが、国際人権条約により、
 希望する場合は日本人と同様の教育を受けられる。
 (日本人が外国で生活する場合も同様の措置が受けられる)
・日本は年齢で学年が決まる学齢主義 世界では少数派
・日本は落第がない 外国は学年相応の学力がないと進級しない
 (外国人の親は子供が進級していると、相応の学力がついていると
  勘違いしてしまう)
・入学、進級の時期は各国でさまざま



(外国系児童の就学支援)

文部科学省通知で認めているが、対応は自治体によりまちまち
・日本語レベルにより、下の学年へ入れても良い
・中学の年齢を過ぎていても中学へ入れても良い
・いずれも学校長(教委)判断で実施してよい


<実例>
・A市で中学の下学年編入と、過年齢編入を認めらていた姉弟が
 B市へ引越したらいずれも認められず、姉は不就学、弟は不登校



(Jコミュニケーションの活動)

・学校内支援 小中学校に入り学習支援
 (今年度から新規で伊勢崎市の委託事業が始まりました
学校外の支援 Jコミの教室や公民館で、小中高生の学習支援
 (上のリンク先には写真と動画があります)

・親に対する教育相談も重要



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