「花のいろは移りにけりな」
世界の三大美女といわれた小野小町も例外ではなかったようで…。いや、三大美女といわれた小町ならではの悩みなんでしょうか。
もっとも、その当時。そんな評価があったわけではありませんが。
涼しさを通り越して、ハダ寒くもなってくると季節の移ろいも感じられてきますね。ドンな私でさえも。
モナリザは微笑んでくれなかった日曜日。さすがに電車の中・街中では「半袖姿」。私ぐらいでしたね。こんな天気でも、歩くとけっこう暑いですよね。
「天は我を見放した」。かの有名な「八甲田山」の名場面の一つ。雪中行軍を見放した天候。
でも受験勉強にとってはこのような天候はありがたいですよね。暑いとなかなか集中はできないのですが、このくらい涼しいと学習のペースもあがるのではないでしょうか。「天は受験生に味方する」のかも知れません。
「いたづらにわが身世に経る」
あまり勉強はしなかった…、秋になってしまったなあ…なんて人は受験生にはいないでしょうが…。
「10月は整理」の月。
いままでの学習の中で疑問に思った点を確認して片付けてしまいます。疑問点をそのままにしておくと、気になってしょうがないですからね。どんなささいな疑問でも。
一つの小さな疑問の解消から、いままでしっくりこなかったことが一挙に瓦解することってありますからね。
まだインプット学習が終わっていないって人。それでも知識の整理を中心に考えるべきです。少なくとも昨日まで学習したところまでは。
整理していない知識は使えないのです。ノミとかカンナなどと同じ。いつでも研ぎすましておかないと…。肝心なときに役に立たないってことにも。
かつての試験とはちがって、「広く浅く」という学習は通用しなくなっていますから。ともかく知識の整理を…。
1日1問。記述式の学習を。40字程度で書かなくてもけっこうですが、答案構成だけ・結論だけを書いてみる。そんな学習でもいいです。
「ながめせし間に」
長雨(ながめ)が降るのを眺めていても時が経つばかりですから、世の無常を感じる前に勉強しましょう。
歴史は流れ流れて1200年。諸行無常の雨が降る