6月9日(木)
午後4時 来客。
久しぶりにお会いする。
79歳のバリバリの営業マン。
頭髪薄く太っているが、顔色艶やか
酒は一滴も飲めないが、煙草は吸う。
50代の時、家業である食器製造会社が倒産。
男兄弟3人の末っ子で常務であった。
立派な家屋敷を失い、都落ちではなく都登りした。
全てを失った。
倒産と同時に、親しくしていた周囲の人間は
近づかなくなった。
現在は、息子夫婦と横浜で暮らす。
企業と企業をジョイントして
商談成立すれば、幾ばくかの報酬を頂く。
8年前、自衛隊工科学校のバッジを
この方の紹介で製作した。
心身衰えは感じられない。
今日は、印刷会社とのジョイントを提案された。
社名と住所を聞いて驚く。
高校時代の同級生と関係がありそうで
確認すると、正しく同級生の縁戚であった。
野毛図書館で頑張ろうな!誓った。
同期は後に県会議長になった。
縁は突然繋がるのだ。
79歳の営業マンとは日本橋三越前に借りていた
ビルの一室で隣同士だった。
温厚な老人である。
私のブログを読んでいて
あの九段スズキ本店長野利男のことも見知っていた。
若い老人は、自らが倒産の辛酸を舐め
人間の欲と狡さを実体験していた。
老人は言った。
あなたも苦労したから、善意で身を削って
助けたのに恩を仇で返し
更に息子さんを精神的に虐め
いっとき病に伏した。
「人間の屑だね」
従業員、取引先、金融機関に
贅沢三昧した3億の借金を押し付け
あんたのところに逃亡。
借金がなくなると、途端に本性むき出し。
だが 甘い囁きをする業者の姦計に乗った長野利男は
あなたの善意を裏切り悪徳業者に寝返った。
しかし、その悪徳業者に仕事を奪われ捨てられた。
愚かな男。
死ぬ時は、墓に小便かけられるよ!
日本から追放しなければならない。
それと、この騒動のきっかけを作った
ワイズの鈴木康雄も同罪だね。
あなたが苦境の鈴木康雄をバックアップしたのに
老人営業マンは言った。
「ワイズの鈴木康雄が、甘い囁きで背徳行為を誘った
エースメタルに捨てられ、騙したスズキ徽章に善意の協力者を装い
うまく立ち回った」。
「そこにも捨てられた」。
「背徳行為をした商売は、所詮長続きはしません」
(老人は、現在ワイズ鈴木康雄が病に伏していることは知らない)。
自立的人間と他立的人間がいて
長野利男と鈴木康雄は他立的人間商売。
善意の人をたぶらかし
他者を陥れて自分だけ生き残る汚い人間。
「嫌だね」!
老人は煙草を吹かし溜息ついた、
18時 柳橋を渡り帰って行った。