馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

居酒屋商売 道半ば 挫折!

2014-11-15 17:29:37 | 日記

11月12日(水)

ランチ チキンカレー 鶏肉がかなり多かったが旨かった。

 

16時半 墨田テラスをウオーキングするので両国橋を渡った。

しかし、テラスには下りず、国道を歩き三つ目通りを越えて

裏通りに入った。

 山桜がマンション前にあるスペースに車と自転車はなかった。

ゴミ袋とテーブルがあるだけ。

その前に伺った時は、テーブルに缶飲料と煙草がテーブルに置かれていた。

何方かが手向けたのであろう。

店のガラスには 閉店のお知らせの貼り紙。

店内は薄暗くはっきり見えないがカウンターは整理され

テーブル、椅子は片付けられていた。

店前で両手を併せた。

 

 

 

① 大将のブログの最後文章は削除されていた。

表題は 大将の人生は幸せだった。

詳細は限定メンバーしか読むことが出来ず

私には分からない。

確かなのは大将がこの世にはいなくなったことだ。

 

暫くじっとしていたが、国道に戻り

墨田テラスに下りた。

 

屋形船に明かりが灯り、船内のテーブルに客が数十人座り

正に乾杯のグラスを上げた。

これから、夕闇の隅田川を下り東京湾に漕ぎ出でるのだ。

楽しい宴が始まる人達の笑顔。

 

隅田川の欄干に持たれ、儚い人生を想った。

 

私は3つのブログを愛読していた。

3つとも、共通するのは、嫌いな言い方になるが

脱サラして居酒屋を商売にした方のブログ。

 

サラリーマン人生に別れを告げて

壮年の男性が孤軍奮闘する日々の記録だ。

 

② カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる。

不治の病に侵された大学教員が居酒屋経営をするが

10月6日でブログ更新を止まったままである。

延命のため、入院したところまでだ。

生死は分からない。

 

 

 

③ 平成徒然草

この方のブログも平成13年8月で止まったまま。

白血病に冒され、老いて車椅子の母親を残して

自分が先に死ぬ無念と非情がブログに記されている。

 

己が人生に襲う悪魔と懸命に戦い、力尽きて

ブログは中断したままだ。

 

壮年になっての起業は、夢も理想も一瞬に打ち砕かれる。

 

建設は死闘、破壊は一瞬

 

ブログを読むと、3人とも、信義に厚く、優しい方々。

全ての責任を一人で背負い込む。

誰も助けてなどくれない。

 

サイコパス九段スズキ本店 長野利男美保子夫婦のごとく

自分達さえ良ければ、周囲の方々を見殺しにする。

 

この夫婦のような無責任な生き方が苦しまず

悩まず良いのだろうか?

 

墨田テラスの川風は冷たく、川面を照らすビルの明かりが

波間で手招きするように誘う。

 

グリーンライトアーチの柳橋が対面に見える。

隣のビル2階で懸命に働くみんなを想った。

頑張れなければ!

走って事務所に帰った。


イタリア ダライッティーのメンズ財布 恋人からのプレゼント。

2014-11-11 18:37:24 | 日記

11月11日(火)

息子の財布から小銭に落ちた。

小銭入れ部分が破れた。

10年使い続けた ブランド タケオキクチだ。

当人も気に入っていた。

 

母親が台湾留学から帰って、社会人になるので

プレゼントしたのだ。

硬質の牛革製

腰ポケットに無造作に入れている。

貧乏人なので札は千円札とばら銭のみ

ポイントカード多くて団子状態。

 

財布は3つに分けるのが安全。

私も二つ折り財布、札入れ、カード専用、免許証ケースと分けている。

忘れる、落とす、盗難、恐喝に遭遇しても

FAIL SAFEにして上着、ズボン、鞄その他に入れてある。

既に学生ではないので、社会人としての装いは一定の品位が必要。

 

弊社がアマゾンで販売している、イタリア トスカーナ

ダライッティー社のメンズ二つ折り財布をプレゼントした

 

タケオキクチ製は硬質だがダライッティーはソフトでポケットに馴染む。

 

ダライッティーのメンズ財布は女性からの注文が殆んど。

恋人へのプレゼントなのでしょうか?

 

 

アマゾンショップ

 株式会社 三商

 


居酒屋の大将。

2014-11-10 17:30:00 | 日記

2012年9月21日 19時 雨降りしきる国道17号線を

錦糸町駅に向かって歩いていた。

三つ目通りを渡って横道に入り

マンションと小さなビルが混在する裏通りを歩いた。

前方に赤提灯が見えた。

店前に山桜が生い茂り、枝と葉陰の先に

ガラス戸越しに店内を覘いた。

従業員の女の子が、にこやかに扉を開き

「どうぞ!お入り下さい」

カウンター席とテーブル席がある

清潔で静かな店内に入り、カウンター席に案内された。

カウンターの中に、細身で優しげな眼差しの中年男性が

挨拶した。

この人が店主でブログでは、自称大将を呼び名にしていた。

  

この雨の夜が初めての出会いであった。

 

カウンターを挟んで会話が弾んだ。

互いに商売のブログを書いていること。

居酒屋を開いて約2年が過ぎたこと。

以前はサラリーマンで先物取引の会社にいたこと。

私も脱サラして商売を始めたことを語った。

言うに言われない人知れず苦闘する気持ちが

互いに理解し親近感を持った。

それからは、なぜか雨が降る日に飲みに出かけた。

 

十六夜に飲み

 

 

 

大将はブログに書いた。

丹沢登山にコメントしてくれた。

 

創業30年にもコメント

 

雨の晩に訪れる居酒屋

 

秋近し竹林の風を友とし

 

 

 

 

45年前 会津若松の一夜の記憶

 夜のストレンジャー

 

 

今宵 十六夜の月に酔いしれて

 

 

美豹女

 

 

私は今年に入ってから、店に行くことにためらいを感ずるようになった。

居酒屋の前を通ると、大将が一人黙々と仕込みをしている。

又はカウンター席には常連客で満席状態。

だが、入店しなかった。

 

大将は毎日ブログを書き続けていた。

懸命に日々、居酒屋での楽しい出来事を丁寧に表現する。

店は両国にあり、自宅は川口。

自転車で通って来る。

時折 軽自動車も使う。

 

しかし、自宅に帰れない日々が続く。

お客様がいる限り店は閉じない

又閉店間際に来店客があれば快く迎える。

 

土日祝日もお客様とのお付き合いをする。

 

深夜 お客様が帰った後、テーブルを寝床代わりにして寝入り

孤独な夜を過ごすのだ。

早朝、錦糸町の600円のサウナに浸かる。

 

大将は言った。

ブログに本当のこと書きたいと思う。

酔い客の様々な語りに頷き同意をして

あっちのお客には愛敬を振りまいて。

煙草を吸う大将を客に咎められ、表向きは禁煙したが

私だけがいると吸った。

 

ブログの文面の行間には、感情を抑制し

言いたいことも言わず、耐えている。

落ち着いているように見えるが、心の中には

怒りや絶望などが渦巻いている。

 

ブログから垣間見える大将の苦悩に出会うのが辛かった

今年の8月のブログ当たりから、内容に焦りが現れた。

新聞に大きく報じられた事件を大将はブログに書いた。

 

 

どんなことがあって、どうなったのか分からないが、

 

11月4日未明、大将は泉下の客となった。

 

ご冥福をお祈り申し上げます。

 


血液検査結果を聞く。

2014-11-09 17:36:22 | 日記

11月8日(土)朝 9時 茜浜までジョギング

腕立て伏せ、腹筋 柔軟を念入りにこなす。

 

帰宅後、しっかりとシャワーを浴びる。

歩行数18905歩

距離16.323m

消費カロリー993C

 

ランチは食べない。

妻と娘はパスタを食べているのを横目で見ながら

お茶を飲みテレビを見る。

娘も久しぶりに自宅で昼飯食べた。

しかし直ぐに職場に向かう。

今日も0時過ぎに帰宅する。

 

私はソファでごろ寝。

13時半 診療所に向かう。

肺癌 大腸癌検査なのだ。

診療所は老人のみ、待ち患者は少ない。

昨日、検便は届けてある。

レントゲン 心電図を撮る。

老先生と向かい会い。

10月17日の血液検査報告書を聞く。

「相変わらず 酒飲んでいるな」!

後はOKだ。

数値

HDLコレステロール 53

LDLコレステロール108

中性脂肪  83

血糖値 77

 

尿酸 10.5 ×

問答無用で

「痛風の薬を飲むように」

 

10年前は中性脂肪数値が500もあった。

 

外見はデブだが、ヘルスメーター計測では

肥満度 年齢から 正常プラスと表示。

相撲取りと同じく、西瓜のようなお腹の内側には

素晴らしい筋肉が潜んでいるのだ?

 

午後3時 診療所を出た。

まだ空は明るい。

数値も良いし、ジョギングして昼飯も食べていないし

やはり 同じ通り沿いの店に入るか!

  

午後3時開店 一平に入店。

既にカウンターは満席に近い。

吉田類の居酒屋放浪記、女酒場放浪記にも登場する名店。

チューハイと名物煮込みを頼む。

それから 熱燗、ポテサラをお願いする。

熱燗を運んできた若社長が言った。

「岡山さんが住んでいたマンションを友達が買いました」

驚いた!

あいつが食道癌で旅立って4年が過ぎたのだ

一平では生前二人でよく飲んだ。

 

16時、店を出て漁港に向かった。

ハゼ釣り人は結構いる。

 

ハゼも型は大きいだろう。

漁港からあいつの住んでいたマンションを眺めた。

マンションに向かって手をあわせた。

 

11月4日未明に亡くなった両国居酒屋かちかち鳥店主のことを想った。

 

その事をブログで書くべきか迷っている。

 

 


今日のお袋はシャープだ。

2014-11-09 15:57:08 | 日記

11月7日(金)ランチは久しぶりにヘギソバ。

製麺所のお婆ちゃんが「やっと息子が作った」

と妻に告げた。

早速、朝10時、診療所に肺癌、大腸癌検査用の

検便を届けてから、同じ通りにある製麺所で買った。

「お婆ちゃんが出て来て、まだ、息子は寝ている」

「早く店を開けると息子が怒る」

親父は透析治療で長期入院中。

 

何処の息子も親に対しては横柄だ。

私も息子も朝起きられない。

当人は「起きられない体質だ」と理屈に合わない理屈を言う。

 

ヘギソバは旨い!

原料の特別海苔が無くなれば製造は止めると言う。

 

17時 総武線浅草橋駅から乗り、代々木で山手線に乗り換え

渋谷駅に下りた。

 

先日、渋谷スクランブル交差点は、ハロウィンの仮葬した

若者で溢れたそうだが、見たかった。

若者文化がいち早く見られるのは渋谷スクランブル交差点。

  

センター街を抜け、松涛の高級邸宅街の緩い坂を上る。

山手通りを左折して介護病院ロビーに着いた。

訪問者カードに記入して、首に訪問者ワッペンをぶら下げる。

3階の部屋には既に弟が来ていた。

お袋は私を見て

「船橋からありがとう」と掠れ声でしゃべった。

「今日は調子が良いようだ」

「頭がはっきりしているようだ」

「昨日は俺が息子であることを分からなくなった」

弟に聞いた。

「先日 田園調布の高級住宅地で起きた

75歳の医師が30歳の妻を射殺した事件は

病院が実家の近くだったが

嫁さんの病院と名前が似ているが関係あるのか」?

「全く関係ない」

「それは良かった」

 

あの病院の場所は以前、高級住宅が建てられたが

住んだ形跡もなく1年も経過しないうちに

取り壊して病院になったのは不思議だったな」?

お袋が認知症でなければ真相が聞けたかも知れない。

 

そんな会話をして19時半病院を出ようとした。

「まだ早い、寂しい」!お袋がこちらを見る。

後は弟に任せた。

寄り添った男女の甘美な囁きがガラス越しに

窺える小さなレストランが連なる

道玄坂を下った。

  

21時 船橋駅に着き、私に似つかわしい居酒屋に入り

  

焼酎ハイボールと煮込みで今日を終える。