カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

過去は悔やんでも修正できない。もう一度生きるチャンスを与えられたら。

2015-01-17 | 人間観察
久しぶりの文章になる。

7月から毎週治療が行われ、
その中には施術も多い。

術後の1週間は実につらい。

目に前のことだけで精一杯になる。

年末からしばらくは静養したが、
また苦痛が始まった。

何とか店を続けることだけを
頑張って維持したい。

病院の帰りに
あるカフェに寄る。

家に帰るまでの途中下車。
いや、ひと休みといったほうが正解だろう。

そこには雪ちゃんというウエイトレスがいる。

おそらく見かけより年齢は行っている。

見た目には女子大生のようにも見えるから
男性客の人気者だ。

彼女がある日笑顔で話しかけてくれた。

「今日は少し調子が良さそうですね。
元気そうな顔色を見ると安心します」

僕が病院に行っているなんて話したこともない。

単なる当てずっぽうか
僕を知ってる客がいるのかはわからない。

それでも、僕の他の男性客と同じように
雪ちゃんがいるだけで安心感がある。

僕は今、Y子さんと新しい命と3人で夜を過ごしている。

12月に1本の原稿を仕上げた。

すると、ありがたいことに
また新しい依頼が来た。

もう一度だけチャンスがあるのかもしれない。
神様が与えてくれたのかもしれない。

荒廃し続ける日本の文化と意識を横目で見ながら、
もう少し生きていたいと願う。