馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

悪餓鬼幼馴染と69年前の地を巡る 彼方の 時空に入る。

2024-05-11 08:55:18 | 日記
令和6年5月九日(木)
12時半 京成電鉄に乗り船橋駅で総武横須賀線に乗車
東京駅で京浜東北線に乗り換え蒲田駅で下りる。
東急多摩川線に乗り換える
江ノ電のようなミニ電車
4つ目の鵜の木駅に14時45分着
改札口を出て周囲を見渡す
背後を振り向く
白髪の細身、眼鏡の悪餓鬼がニヤリと笑った。
一心は言った。
「先ずは、俺の住んでいたボロアパートに向かおう」
歩きながら話そうじゃないか」
僕は物心気づけば生まれたのはこの地
木造2階建ての2階6畳一間風呂無しアパートに
父母、男兄弟3人の次男として過ごした。



60年前のボロアパートの跡地

悪餓鬼とは、小学校同級生。
38年振りの再会。
ボロアパートは当然の如く無く、清潔、木々生い茂るマンション群が林立。
それから、悪餓鬼が住んでいた社宅に向かう。
当然ながら
その場所は小奇麗な小さな戸建てが密集
父は、GHQに接収された軍需工場に勤めていた。


雨が降り出すと、母に傘を持たされ
父の勤める工場の門で待った。
米軍憲兵が出て来る父の両手を挙げさせ身体検査する
悪餓鬼はその工場に隣接する長屋社宅にいた。
6畳一間風呂無しに両親と男兄弟4人の次男。
父と悪餓鬼の父とは会社同僚。
二家族は工場の従業員用に作った
鋼鐵製の小型プールの釜風呂があった。
轟轟燃えと唸る人間茹釜。
悪餓鬼とは教室も風呂も一緒。
工場では戦車製造をしていた。
下町の町工場が密集
戦後直ぐに戦地から帰還した若者が働いた。
悪童とは僕は小柄
お勉強も底辺
放課後、2人は居残り学習され
教室で教壇に怖い女の先生がいる面前で
漢字書き取りをさせられ
書き終わるとノートを見せ
花丸を貰うと小学校を飛び出し
門を出て直ぐの多摩川土手に向かった。
悪童はすばしこっく、運動神経が良かった。
草むらで、でんぐり返しの練習
奴は空中回転も難なく出来る。
僕は何度やってもできない。
マッチを持っていた悪餓鬼がマッチで枯草に火をつけた。
燃え広がり、大騒ぎになった、
僕は、昼休みに土手を歩き東急東横線の鉄橋下で
おじいちゃんが釣りをしているのを見ていた、
ずっと見続けた。
教室に戻りたくなかった、
どのくらいの時間か分からないが戻った、
学校は大騒ぎであった。
女の先生が下駄箱の前で立っている僕に近づくと
抱きしめ泣き出した。
お屋敷があった、
柿の木から大きな柿がぶら下がっていた。
悪餓鬼は石垣を乗り越えて柿を獲った。
僕は下で受け取った。
背後から腕を掴まれた。
女が二人いた。
悪餓鬼は走って逃げた。
太った女が言った。
逃げた男の子の名前と住まいを言いなさい
言わなければ、警察に連れて行くと言う。
両腕を二人のオバサンに捕まれて悪童の住む長屋に行った。
悪餓鬼は、滑り台のてっぺんから
僕を突き落とした、
骨折した、
母親に背負われて、柔道場で手当てをされた、
当時は医院ではなく骨接ぎ屋があった。
結局は、曲がったままのままだ。
僕は知らなかったのだ。
20歳のクラス会に参加して
悪餓鬼が「実は俺が突き落とした」
悪餓鬼は、ずっと心に秘めていたのだ。
悪餓鬼は、悪戯は何度も繰り返す
上級生の追われて二階の窓から木に飛びつき逃亡
小学校6年の時、別れがやって来た。
僕達一家は横浜の辺境地に引っ越したのだ、
その時、思った。
「あいつは大きくなったら間違いなく不良になり悪い事する」
高校生の時、突然 オートバイで横浜の家にやって来た。
中古のオートバイだ。
悪餓鬼は、中学に入学後、横浜東横沿線に引っ越していた。
僕は20歳 遅い大学入学した。
その時、保育園から小学校まで一緒だった
女の子と甘酸っぱいラブストーリーをしていた。

別れはレモンを絞り切った酸っぱいものだった。
悪餓鬼と、その幼馴染で初恋の家を探した。
その女の子の住む隣は、同じく同級生で
鋳物工場を営んでいた、
漫画 ドラえもん、のび太に出て来るジャイアンの男の子だったが
面倒見が良く親分肌であった。
奴が小学校クラス会幹事を主導していた。
59歳で胃癌で死去していた。
既に、初恋の女の子の家とジャイアンの家はなく
小さな戸建てがあった。
69年前の空間的時空に入り込んだだ。
77歳の老人二人は多摩川土手に佇み
川辺をぐるりと眺め当時の空間と
目の前の現在を交差させる。
東横線鉄橋と読売巨人軍の練習場
長嶋茂雄が新人としていたのを憶えていた。
川辺の対岸には、有名な武蔵小杉高層マンション群

DTLB5550

夕陽を背にして蒲田駅に向かう。
蒲田駅で居酒屋に入り近況を語り合う。

喫煙室で煙草を吸って来ると言う
僕は返した。
「俺 買わないけど吸ううよ」
久しぶりに吸った。
愛好者がいれば、必ず言うのだ。
ビジネスの作法と心得ている。
相手は、微笑み会話が弾むのだ。


悪餓鬼は、都立の5年制工業専門学校に入り
その後経理学校に入学
その学校で知り合った女性と結婚
一人娘であった父は、研磨材商社を経営。
砥石を扱うが包丁研ぎではなく
工業用の精巧な産業用研磨砥石
ニッチ産業
継承して社長になった。
現在は社長を息子の譲り会長だ。

私と同じく息子を案じて、資金繰りを担当。
会話は尽きず夜10時まで飲んだ。

京浜東北線 22時34分

帰宅は午前0時過ぎ
エントランスで、警備隊長に
「今日も、良い 酔い加減ですね」
出戻り娘はまだ入浴中
仕方ないベッドに潜り込む。


生きる幼き日々

幼き日々ブランコ

幼き日々回想


幼き日々警察官

幼き日々 エンディング曲


【和訳MV】STAND BY ME (lyrics) Ben E King/スタンドバイミー 主題歌

















































































































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1 コメント

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Unknown (読者)
2024-05-12 15:46:54
悪餓鬼さんは、逆玉で成功。
私も玉の輿に乗りたかった。

代議士でもないし、タレントでもないし、ハテなんだろう?
この前の写真の意味がわかった。

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