こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

インターネット依存症6  依存するか、さもなくば取り込んでしまうか

2012年03月17日 | 電脳化社会

寡聞にしてお恥ずかしい限りだが、オンラインゲーム内のお金やアイテムを現金化するというのをリアルマネートレードといい、いまやその世界ではごくあたりまえにおこなわれているとのことを先日知った。

ゲームの中でのことが現金になる、というのと、昔のゲーセンの(今でもあるか?)ポーカーゲームの換金とどう違うか、と考えるとよくわからなくなる。パチンコ/パチスロもゲームと同類なわけで、景品が現金になるということでは、こういったたぐいの物はすべて同じとなる。ゲームの中での賭け事は、現金化できるということか。

事ここにいたっては現金、というか、お金のあり方ということを考えなくてはならなくなるし、では、ネットトレーダーというのは、ゲーマーとどう違うか。逆に、ネトゲを利用して数千万の金を稼ぐゲーマーというのは、どういう存在なのか。

ブログで金を稼ぐのは普通の事である。

インターネット依存、といっても、主たる生活がある人がインターネット世界に多くの時間をとらわれているような状態をいうのであって、生活自体がインターネット無しでは成り立たない人にとってインターネット依存は、”依存症”ではなく、依存せざろうえないだけだ。したがって、こういった人たちは、インターネットをすでに身体内に取り込んでいる、ということになる。人間というもの、まったくカオナシのような存在で、何でも呑み込んでしまう。

 

このテーマは今回で一旦終わりにする。というのも、この先人間というものが、インターネットに依存するのか、身体の一部に取り込んで行くものになるのかがよくわからなくなってしまったからだ。私自身、インターネットに依存しているんか、取り込もうとしているのか、それとも取り込まれつつあるのか、一体、どのようなものを人類は産み育てているのか、わからない。

こんきも を読んでくださっている方々も、インターネット利用者。みなさんは自分のことをどう考えておられるだろうか。そして、私たちはどこへ向かっていくのだろう。

 

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