こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

仲間はずれ

2010年10月29日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
また、小学生がいじめられ、教室から逃げ出した。
自らの手で、自らの命を絶つ、という方法で。
死ぬことでしか、逃げ道がないなんて、悲しすぎて、胸が張り裂ける思いだ。

新聞報道だけでも、相当な仲間はずれだったようだ。
ほかにもたくさんあったに違いない。
自分がそうされたら、と、小学校6年の頃を思い出すとよけいにつらい。
自分はそのころどうだったか、いじめに加わらないでいられたか。むしろ、そちらの方が不安だ。

私の前半生は、他人の存在に無関心な、最低のものだった。
事実、中学、高校ではいじめをしたこともある。

謝っても、謝っても、相手は許してくれないだろう。
言葉で許してくれても、心で許してくれても、その事実は消えない。

私は、その事実と向き合って生きて行かなくてはいけない。だから、自戒の念を込めて、このブログでもいじめを一つのカテゴリーにおいている。

死んでいった子の周りの人も、みな、やりきれない思いだろう。
変わり果てた我が子の遺体を目の前にした時の気持ちはいかばかりだろう。

取り返しのつかないこととして、大人が助けてあげるしかない。
学校のシステム、教育方針を再度点検し、さらには、PTAの機能を強化しなくてはいけない。

PTA会長を昨年務めさせていただいたが、このことに対する、社会的評価はほとんどなかった。これではほとんどの人はやらない。
育児休暇を認める認めない、といった話も出ているが、親の”教育休暇”といったものも積極的にとれるようにしなくてはいけない。

最近の子供は手がかかる、というが、社会全体が複雑化していることを考えると、仕方がない。

亡くなった子のご冥福を祈るとともに、このような社会を少しでも改善していけるように微力でも、力を尽くしたい。

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