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小学生の頃の遊び・・・裏技三題 独楽回し、長馬、缶蹴り  その1 独楽回しの裏技

2012年01月12日 | あの頃のこと…思い出話
独楽回しの裏技

冬になると、近くにあった大企業の社宅のコンクリ張りの広い駐車場でいつも独楽回しをした。なぜ、冬だけ独楽回しなのか今考えると不思議だが、冬の寒い午後、延々と独楽回しをやっていた記憶が今でも強く残っている。もしかしたら、お正月のお年玉で独楽を新規購入する子供が多かったからか。

大人になって、外を歩く時間が遅いせいか、そもそも子供が少ないせいか、いずれにしても独楽回しをしている子供をここ数十年みない。
かくいう私も息子と一緒に独楽回しをした覚えが無いし、息子に独楽回しを教えた覚えも無い。
息子が小学校の低学年くらいの頃、ベイブレードというのが流行ったが、あれは今も残っているのだろうか。

それはさておき、独楽回しの裏技。

独楽と一口にいっても、等級がある。
独楽を売っていたのは、文房具屋と駄菓子屋。あの文房具屋、事務用品店ではあったものの、学習ノート、鉛筆から軟球、独楽、たこ、子供が必要なものは何でも売っていた。ただ、駄菓子屋と違って、食品とか変なくじ引きは売っていなかった。
安い独楽はちゃちなブリキ製かプラスチック製のワクのないもので、すぐ壊れる。30円か50円くらいだったように思う。
一般的なのは100円くらいのでこれには、鉄の薄いワクがついていて、使い勝手は良かった。
鉄輪独楽

300円くらいになると高級品で、芯が太かったり、UFOみたいなでかいワクがついていたりした。100円のものの倍、50円の3倍くらいの重さがあった。
100円の独楽で300円の独楽に対抗しようと思ってもそう簡単には行かない。
300円の独楽を肩口の高さあたりから100円独楽の上に落とされたら、100円の独楽はひとたまりも無い。

はっきり言って、独楽回しの腕が同程度の人間同士であれば、安物の軽い独楽が300円の独楽に勝つ方法というのは無い。
だが、引き分けには持込めた。
裏技というか、300円の独楽を巻き込んで、独楽回しの紐でぐるぐる巻きにしてしまうという技があった。これだと、少なくとも引き分けには持ち込める。ただの特攻戦法であり、思い出すとあきれるばかりだが、あまりにも、強烈だったので、一度文章にしておきたかった。

だが・・・これをやると、一緒に遊んでくれるやつがいなくなり、2、3回はやっただけで、この技は消滅したような気がする。
山嵐だとか、綱渡りだとか、いろんな技があったが、こういう“素朴な”子供の遊び、というのはどんどん消えていくのだろう。
私たちの地区、ベーゴマは流行っていなかったので、やったことはほとんど無い。


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