荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

殺し屋の巻、ふたたび。

2017年01月31日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを






暇なのでPCに【殺し屋】と入力してみました。

すると、なかなか興味深い殺し屋ネタを発見。

『裁判所で見かけた実在する「殺し屋」の生態6パターン』というのが、それ。

主の女性は、どうやら裁判傍聴マニアの方の様です。

彼女が言うには『殺し屋はこの世に存在する!』との事。

過去、20名程の【殺し屋】裁判を見て来たヒトが言う事なので、間違いはないでしょう。

では、徒然に・・・。



殺し屋の報酬

【必殺シリーズ】ですと、仕掛人は数十両、仕事人はせいぜい一両ってな報酬でした。

池波正太郎の見解では、『一両あれば一家が一年暮らせる』との表記がなされています。

て事は、現在だと400~600万円位の価値でしょうか。

僕の勝手なイメージですと【一両=20万円】位かなぁ、と思っておりましたが。

映画・ドラマなんかだと、殺し屋の報酬は数千万円単位が多く感じます。

さて、実際はと言いますと、

3,000~5,000万円

あたりが相場の様です。

なるほど、イメージ通りではありますな。

但し、殺し屋ってのは単独犯は意外に少なく、ほとんどがチームで動くそう。

なので、チームメンバーが多くなるほど、ひとり当たりの報酬は減っていく訳ですな。

となると、ひとり当たり約1,000万円というのが、ザックリとした手取りと言えましょう。

ま、税金はかかりませんけど。



殺し屋のプロ意識

どんな世界にも、プロ意識を持って仕事にあたるヒトも居れば、いい加減なヤツも居ます。

勿論、闇の世界も同様。

仕事の依頼があると、妻子に『長距離トラックの仕事が入った』と偽り、長期間の犯行に及んでいた殺し屋が居たそうです。

この殺し屋、普段からトレーニングや射撃の訓練を怠らず、視力が落ちない様、PCや携帯電話とも無縁な生活を送っていたとか。

殺しという犯罪行為はいけませんが、このストイックなプロ意識は見習いたいもの。

仕事に失敗したある殺し屋の裁判にて、弁護士が

『被告人の殺意がそれほど無かったから、弾丸が外れた』

という立証をしようとしておりました。

その時、殺し屋はこう言ったそうです。

『先生よぉ、失敗してもいいなんて気持ちで、プロは銃爪引きませんや』

と。

刑の重みより、プロ意識を優先する・・・あまりにカッコ良過ぎ。

こんなヒトなら、別の商売をやっても成功しそうなものですが。



悪人でありながら、どこか魅力的な【殺し屋】。

フィクションの世界でのお話かと思いきや、どうしてどうして現実世界でもなかなかの様です。



『職人とは職業ではなく、心構えであり、プロ意識である。ただつくっている人は職人ではない。それはただの作業人。職人とは、誇りを持ってやっている人』黒田雅風(竹細工職人・1959~)

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