釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月10日 さあ、行ってみようや

2017年01月10日 | 日記


船着き場の朝は、北西の風がやや強かった。

「風は大丈夫ですかね」

「多分、昨日ほどではないと思うよ」

「風が強くなければ大丈夫ですね」

「さあ、行ってみようや」

従兄弟の信司を乗せて出船。

信司は、2日後には仕事で、暫く釣りが出来なくなる。

「今日は、頑張っどね」

「前回取り逃がした大物を取りたいですね」

「頑張れ、風が有るから少し揺れるけど、頑張れよ」

ポイントに着くと、北西の風がやや強く潟からの波で船が揺られる。

「良い色しているね」

「上り潮が沖に出ているね」

0.8ノットくらいで、北東方向に船が流れていく。

「おおっ、来た!」

嬉しそうな信司の声が響いた。



「楽しめよ。ゆっくりやれよ」

上がってきたのは、良型のオオモンハタ。



続けて、40センチ近い真鰺も来た。



「良い感じの出足になったね」

自然と笑顔になる。

「今日は、寒いのでハタ鍋にしようかな」

信司と一緒に竿を出していた私にも、アタリが来た。



良型のオオモンハタ。

「今日は、ハタが調子良いね」

魚探には海底から5メートルほど浮き上がって、ベイトの群れが映っている。

「来た。信司来たよ」

私のジグに、大当たりが来た。

ドラッグが鳴り、ラインが出ていく。

親指を添えて、ラインの出を押さえに掛かる。

「よっしゃ、止まった。行くぞ!」

気合いを入れて、腹に力を込めてラインを巻き取る。

相手が再度、強烈に走った。

「あっ!!」

20号のリーダーがスパッと切られた…。

「何やったろかい…。口惜しいな…。腹立つね…」

やりようのない気持ちだが、逃げられた物はしようがない。

リーダーを結び直す。

その間、信司に気持ちの良いアタリが来た。



時折、ドラッグが鳴りラインを引き出されている。

「ドラッグを緩めにしています」



上がってきたのは、1.5キロクラスのアオハタ。

「黄色いけどアオハタ」

チョットした、オヤジギャク。

「良い型やね。久し振りのアオハタやね」

この頃に一旦止んでいた北西の風が、強烈に吹き出した。



「風が急に強くなってきたね」

風を避けようと、色々移動を繰り返すが、結局巧く風を避けられるポイントが見つからない。

「今日は、帰ろうか。残念だけど…」

「3月に帰ってきたら、直ぐに連絡しろよ」

「はい、直ぐに連絡します」

「その頃は、真鯛にイサキ、ハタ等々頑張って釣ろうや」

「今日は、残念です」

口惜しい気持ちを次に持ち越して、帰港した。

「北西の強風にやられた。口惜しい!」

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