今日のシネマ
1973年 スペイン映画
一人の少女を主人公に、彼女が体験する現実と空想の交錯した世界を繊細に描き出した作品。
スペインの、とある小さな村に「フランケンシュタイン」の巡回映画がやってくる。
6歳の少女アナは姉から怪物は村はずれの一軒家に隠れていると聞き、それを信じ込む。
そんなある日、彼女がその家を訪れた時、そこで一人のスペイン内戦で傷ついた負傷兵と出合い・・・(TSUTAYAより)
何でリストに入れたのか忘れちゃったけど、とにかく観たくって。
レンタルの在庫枚数が極端に少なく、3年以上は待ったと思います。
ディスカスからやっと届いた。
調べたら今は304枚に増えてた・・・!
それだけリクエストが多いってことね。
私は洞察力が乏しいので 一回観ただけではこの映画が何を言おうとしているのか
もやもやしたままだった。
でもその もやもや を推し当てながら余韻に浸るっていうのも嫌いじゃない。
全体に漂う陰りの色。
それは、スペイン内戦終結直後という背景のせい。
お父さんもお母さんも ほとんど笑わない。
何かありそう。
そう、この映画は常に想像を巡らせながら観る感じ。
イントロダクションにも書いてあるように、小さな村に映画がやってくるところから始まります。
「フランケンシュタイン」
これを観ている子ども達の目に まず引き込まれる。
お姉ちゃんのイザベルと妹のアナが
夜、ベッドの中でフランケンの話をひそひそ声で話すシーンがたまらなくいいです。
自分が6歳の時、どんな風に生きていたかなんて覚えてないし
環境が余りにも違い過ぎるとはいえ、
純粋無垢なアナの目線を通して不安と好奇を共有できました。
絵画のような美しい映像もいい。
アナ・・可愛すぎるよ
そういう風に過ごす時間って、すっごく贅沢な気がします。
純粋無垢な子供の目線で見るっていうのも、いいな。
大人になると純粋な目線で物事を見られるのって少ない気がするものっ。。
映画を観れるってことは やっぱり心と身体に余裕があるってことだと思う。
ピュアな心がいつから揺らいでいくのかしらね。
大人って・・・こわい。
この秋は悲惨なくらいそういう時間がなくて
家でDVD観るのもやっと・・・って感じです。
でもず~~っと前に見たレビューがたまってて・・・
もう忘れちゃったわ。(;´∀`)