じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

格好つける生き方をした伊集院静さん

2023-11-26 | つぶやき
作家の伊集院静さんの訃報に際し、記事が出ていました。

無頼派作家と呼ばれ、
直木賞作家でもあり、
お酒やギャンブルを愛し、
夏目雅子さん、篠ひろ子さんと、きれいな女優さんを妻に持った方…

その程度の認識ですみません。

小説かエッセイか、何かを読んだような気はしますが、
受け入れられない感じがあり、遠ざけていました。


信濃毎日新聞 2023.11.26

高村薫さん好きで、「高村さんの話」という文字が目に留まりました。
↓こんなことが書かれていました。

誠実に格好つける生き方

作家の高村薫さんの話
人生に対して、とても誠実な方だった。感情をストレートに表現するのではなく、恰好をつける。常に姿勢を正す生き方をしていた。
長年、直木賞の選考会で隣に座っていたが、自分の感じ方を曲げることがない一方、他の選考委員の考えを強く否定することもない。同席していて、不快になることがなかった。
作家としてよく人の生き死にを見ていた。小説家になるべくしてなり、終生、小説家だった。訃報を聞き、ショックだ。


感情をストレートに出せる方は、ある種羨ましくもありますが、
私は伊集院さんのように、ストレートに出さず格好つけるほうが好きです。

あるいは、ストレートに言っているようで、相手のことを慮って言葉をチョイスするという場合もあるかもしれません。
これはやはり、相手を尊重しているかどうか、でしょうか…。
人を見下したり、自分だけが正しいと思っていると、良い言葉は出てきませんもんね。

出来れば私もそうありたいと思います。

ストレートに出さない、というだけなら私には簡単です。
言う前に考えることが多いからです。
(結局言えなかった…もあるのでこれは別問題)
そして、格好つけるとはならないのが残念なところ。

あとでグジグジ後悔したり考え込んだりすることもしばしばなので。
カッコ悪いのです。

ストレス発散も若い頃のように出来ず、苦しんだりするくらいなら、自分もストレートに言いたいことを言ってやれ!
と開き直りたいところですが…

グッと堪えます。(←何かあったの?(・・?)
誠実で慎ましやかな振る舞いを目標とすることを捨ててはならぬ、と言い聞かせます。
(もちろん出来ているとは思ってないので、永遠の目標です)

伊集院さんは、格好よく、常に姿勢を正す生き方ができる人だった…。
伊集院さんの本を読もうかと思います。
コメント (2)