じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

通称名をつかう罪悪感(夫婦別姓について)

2018-04-21 | 想うこと
通称名が少しずつ広まってきているとはいえ、
通称名は法的根拠がないので「勝手に名乗っている」という状態になってしまいます。

・大学教授で論文を発表している
・有名人で通称名が広く知られている

このような人たちには世間の理解も得やすいでしょう。

しかし、私のような一市民は…
理解が得られにくいです。


(選択性夫婦別姓の論点は他のサイトに預けるとして)

私の場合、
20数年前の結婚当初から通称名と戸籍名を使い分けていますが、

その当初、
昔の友人たち・個人の活動には旧姓を使い、何の違和感もありませんでした。
(当時の勤務先のほうは、通称名の使用を申告しましたが却下されました)

しかし…
子供が生まれて学校や部活動との関わりが出てくると、子供の学校関係者には戸籍名を使うしかなくなります。
しかも、子どもが成人してからも付き合いが続いていると、戸籍名がついてまわります。

さらにややこしいのは、
新しい友人たちに通称名を名乗っているところに、戸籍名で私を呼んでいる人と私を通じて繋がった場合、両方の友人が「え?」という感じになることです。

何か新しい友人に、身元を隠しているような罪悪感を持ってしまいます。

最初から説明すればいい?
初めて会う人が、理解してもらえる人かどうか判断付かないということもあるし、
浅い付き合いかもしれない、と思うと、事を荒立てたくないし、
また、説明する時間が与えられないこともあります。(名簿に記入とか)

1991年の法制審議会身分法小委員会での5年にわたる審議を経て、
1996年、法制審議会は選択性夫婦別姓の民法改正案を法務大臣に提出しました。
法務大臣は改正案について国会での成立を目指しましたが、自民党の反対に遭い、成立には至りませんでした。


法務大臣が前向きな姿勢だったにもかかわらず、ですよ?
期待していたのですが…。

もう20年以上経ちました。
選択性夫婦別姓の法律が早くできることを祈っています。


こちらのサイトで選択性夫婦別姓の署名が出来ます
 ↓
賛同者コミュニティ
夫婦同姓・別姓を選べる社会にするため、私たちの訴訟を応援してください!


サイボウズの青野慶久さんの訴訟に期待しています
 ↓
yahooニュース
「たった一人でも、多数決に勝てる。それが裁判」 夫婦別姓訴訟の作花知志弁護士が憲法に問い続ける理由
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家庭訪問で何を話す?

2018-04-15 | 子育て・家族
もうすぐ家庭訪問。

いえいえ、ウチのことじゃありません。
ウチはとっくの昔にその時期を終了しましたが、世の中がそうなんだなぁと周りの声を聞いて思うのであります。

幼稚園・小学校のお子さんを抱えている若いおかあさんたちの悲鳴が聞こえてきます。
悲鳴って…別に拒絶しているわけではないんですけど、一大行事に備える準備みたいな?(^_^;)

ワタクシも、家庭訪問といえば大騒ぎでしたよ。
窓拭き、障子張り…
客間に、普段使わないようなちゃぶ台を引っ張り出してきてキレイにし…
テーブルクロスを引っ張り出してきてアイロンがけをして用意し…

そんなところ見ないよー
とわかっていても、やらなくちゃいけないような強迫観念が生まれるのはナゼ?(_´Д`)ノ

それに、お茶菓子は用意しないでくださいって言われているのに、
お菓子ホントに出さなくていいの?って悩んだり…。

大事なのは中身!話す内容なのにね。

なんたって15分ですもんね。
先生からの報告を聞く時間もあるので、こちらのほうも効率よく話したいものだわ。

これから家庭訪問を迎える保護者の方に一つ提案です!

お子さんの良いところをたくさん話してみてはどうでしょう。

むかし友だちママと話していて気付いたのですが、
ここが困っています…
みたいな愚痴を、たくさん話してしまいがちの人、多いかなと感じました。

お子さんも同席することが多いかと思いますが、
良いところを伝えてもらえば子供のほうも嬉しいものです。

・お友だちを大切にしている
・悪口を言わない
・これこれのお手伝いをしている
・おじいちゃんおばあちゃんに優しい
・ケンカはしてもその他は穏やかに過ごしている
・近所の方に挨拶をしている
・公民館の掃除を手伝ってくれる(近所の方に良い子と思ってもらうのも大切なような気がします。ホントはそれほどじゃなくても^^;)

どの子もやっているような当たり前のことでも、具体的に話すと、自分の行動が言葉で返ってきます。
すると、中学に行ったからと言って、その行動が徐々になくなってしまった、なんてことがないような気がします。


「あれ?ボクっておじいちゃんおばあちゃんに優しいの?」なんて思って、
ますます優しくなるという好循環が生まれたりね…。

・宿題を雑にやって困る
・やることが遅くて困る
・ゲームばかりやっている

こんなことは先生もご存知でしょうしねー(^_^;)
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松本市美術館 草間彌生展に行ってきた

2018-04-07 | アート


松本市美術館で開催されている草間彌生展に行ってきました。

草間さんのすべてと言うには程遠いのかもしれませんが、
子供の頃の作品から最新シリーズ「わが永遠の魂」まで、多くの作品が集められていて、とても見応えがありました。

内面から湧き上がるイメージを表現せずにはいられない…
叫びでもあり祈りでもあるのだと思います。

さてさて最初にもどりますか。
順路通りに進みます。
のっけから「命」というミクストメディア…
すぐに草間彌生の世界に体が引っ張られるような感じです。(引き込まれるというよりは)
立体作品の部屋を3つ観て、鏡の通路を通って、キャンバス作品になります。

小作品です。
とても好きです。
作品を観ます。タイトルを確認します。なんかグッときます…。

次は子供の頃から若い時代の作品です。
子供の頃から幻覚に悩まされたそうで、母を描いた作品には、母の姿にドットが描かれています。

そして次、
美術館の広ーい壁面いっぱいにドットのキャンバスが何枚も並び、一枚一枚見ながら進みます。
最後に少し離れて眺めます。

進んで、進んで…
「わが永遠の魂」の部屋にきました。
※ここは撮影OKです。(←これほどの大物で撮影OKとは!今まで見たことない)




「果てしない人間の一生」の一部分

これだけでもすごい作品群ですが、550を超える数の作品を制作したというのですから、ほんの一部だったということですね…。
うーん…。
すごいとしか言いようがありません。

私は
「春が来た」
「果てしない人間の一生」
「人類の愛のすべて」
が好きだなあと思いました。

タイトルもすごいですよ。
550ですよ?

とにかく圧巻でした!

でも、まだまだ他の作品も観たい!
そんなことを思いながら美術館をあとに。


YAYOIちゃん人形 この後姿かわいいの
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