古都探索日記

奈良や京都の散策日記

教会音楽への扉~グレゴリオ聖歌からバロック前期

2018-05-31 13:16:47 | 音楽
 5月30日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。 全4回に渡る教会音楽の歴史についての講座。第1回はグレゴリオ聖歌について。画像はテキストの1&2ページ。講義内容を要約すると


 ①音楽的概念として 一声体、無伴奏、拍子にはとらわれない、ネウマ(合図)による記譜(現在は4線譜)、固有の旋法と音階、ヨーロッパでは記譜された最古の音楽、ラテン語、ローマカトリック教会の典礼(ミサ)と修道院の聖務日課のための祈りの音楽であり旧約聖書の詩篇が使われている。

 ②古代のユダヤ教で朗唱された典礼の歌が起源であり、古代ローマを経てフランク王国に伝わったのち全ヨーロッパに広まった。教皇グレゴリオ1世(在位590-604)により整備されこの名前が残った。

 ③歌唱法は交唱(Antiphona)と応唱(Resposorium)が主な2つ。例として、ミサでは入祭唱えや拝領唱のように神父たちに動きがあり時間が定まらない式文には応唱が、キリエ、グロリア、クレド~など定時間の通常式文には交唱が歌われる。

 他にも多くの講義内容があったがまとめきれないので割愛。吉田先生は4線譜を御自分で歌唱して説明された。

 日頃グレゴリオ聖歌を直接接することのない私には少し難しかったがなんとか追うことができたと思う。大変中身の濃いレクチャーありがとうございました。
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名古屋オルガンの春 2018 グレゴリオ聖歌とオルガン

2018-05-28 09:29:10 | 音楽
 5月27日、五反城教会にて開催。テーマはグレゴリオ聖歌とオルガン。

 演奏は パイプオルガン:吉田文先生 合唱:名古屋グレゴリオ聖歌を歌う会

 演奏に先立ち吉田先生は今年パイプオルガン設置40周年を迎えたこの教会のパイプオルガンが名古屋での教会音楽演奏の先駆的な役割を果たしてきたこと、マル・クレール・アランのような超大物が演奏したこと、そして御自身とこの教会とオルガンとのかかわりなどについて話された。

 内容は「聖霊降臨」のためのグレゴリオ聖歌と3人の作曲家 JSバッハ、ニコラ・ド・グリニー(1672-1703)、シャルル・トゥルヌミエール(1870-1939)のその聖歌のオルガン編曲を交互に演奏する形式がとられた。

 バッハ作品は「18のコラール集」から3曲BWV651,652,667(他1曲BWV733)が演奏されたが、グレゴリオ聖歌を聴いた直後にもかかわらずその旋律を聴きわけることが難しかったのが残念。しかしとても個性的かつ興味深い楽しいコンサートだった。

 画像はスケジュールのあるチラシ(左)とプログラム。画像をクリックしてください。

 演奏者の皆さん、ありがとうございました。
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酒樽

2018-05-26 11:45:26 | 旅行日記
 松尾大社は酒の神様。全国の酒蔵から化粧樽が奉納されている。

 疲れも出てきて早目に家路についた。狙ったとおり天候に恵まれハイキングを楽しむことができた。ただ高山寺、神護寺への急階段と清滝のバス亭までの長い登り坂はきつかった。
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本殿

2018-05-26 11:44:42 | 旅行日記
 立派な本殿。
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松尾大社

2018-05-26 11:42:54 | 旅行日記
 清滝からバスに乗り阪急嵐山駅へ、さらに電車で一駅の松尾大社へ。
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