夕方、オペラシティコンサートホールへ。バッハ・コレギウム・ジャパンのJSバッハの世俗カンタータが二曲上演される。
BWV207a 勇ましきラッパの嚠喨たる調べよ(1735年) 1725年に上演されたBWV207 鳴り交わし争う弦も相和して を改作してザクセン選帝侯アウグスト3世の聖名祝日を祝うために作られた。
BWV201 パンとフェーブスの歌合戦(1729年) ギリシャ神話を基にピカンダーが台本を書いた。現存する世俗カンタータの中では最も規模が大きい。バス2、テノール2、アルト、ソプラノの6人の独唱、演奏時間は1時間弱。コーヒー、農民カンタータのように音楽劇になっている。
BWV201が特に面白かった。独唱者が身振り手振りを伴ってユーモア溢れて表情豊かに演じる様はオペラを通り越してオペレッタそのものであった。バッハの多面性を物語るコンサートであった。
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