かさねという名を聞くと、私はどうしても芭蕉の奥の細道の那須の段に登場する小さな女の子を思い出す。その部分を紹介すると、
~ちいさき者ふたり、馬の跡したひてはしる 独は小姫にて、名を「かさね」と云。聞なれぬ名のやさしかりければ、かさねとは八重撫子の名成べし。曽良
画像は与謝蕪村の「那須の小姫」。奥の細道でも最も人気のある場面といわれる。
かさねに重音の漢字を当てると全く別の意味になる。ヴァイオリンの弦を同時に2本又は3本鳴らす重音奏法(double or triplestop)を指す。バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータには欠かせない技法である。パルティータ第3番のメヌエットⅡが顕著で聴き取り易い。
無伴奏パルティータ第3番(BWV1006)のメヌエットⅠⅡを聴く。左をクリックしてください。
~ちいさき者ふたり、馬の跡したひてはしる 独は小姫にて、名を「かさね」と云。聞なれぬ名のやさしかりければ、かさねとは八重撫子の名成べし。曽良
画像は与謝蕪村の「那須の小姫」。奥の細道でも最も人気のある場面といわれる。
かさねに重音の漢字を当てると全く別の意味になる。ヴァイオリンの弦を同時に2本又は3本鳴らす重音奏法(double or triplestop)を指す。バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータには欠かせない技法である。パルティータ第3番のメヌエットⅡが顕著で聴き取り易い。
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