古都探索日記

奈良や京都の散策日記

バッハ ミサ曲ロ短調 その2

2008-12-24 23:08:07 | 音楽
 それにしても、ミサ曲ロ短調は凄い曲である。とてつもない可能性を秘めている。BJCの鈴木雅明さんは春秋社の出版ガイド「春秋創刊500号記念特別号、私の一冊」の中で小林義武著「バッハ 伝承の謎を追う」を推してこう述べている。『...。 特筆すべきはバッハの最晩年、1748年8月1日から26日の間に筆跡が危機的な状況になったことをつきとめ、《フーガの技法》ではなく、ほかならぬ《ロ短調ミサ曲》こそがバッハの白鳥の歌であったことを証明されたことだ。それによって、私たちの《ロ短調ミサ曲》への思いは格段に深まり、作品の理解や演奏方法についての限りない示唆が与えられたので、私たちバッハ・コラギウム・ジャパンでは、昨年ついにCD録音することができたのである。...。』
 昨年10月のBCJと今回のBENのライヴを合わせて聴いて、この文章の意味の深さを理解できた。
 写真は「春秋」の記事と「バッハ伝承の謎を追う」。ミサ曲ロ短調については07年10月の記事も御参照ください。
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バッハ・アンサンブル・名古屋(BEN) 5周年記念演奏会 ミサ曲ロ短調

2008-12-18 21:33:28 | 音楽
 12月14日、愛知県芸文センターコンサートホールに聴きに行く。昨年10月のバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)以来1年ぶり。期待以上の素晴らしい演奏であった。BCJと比較すると、弦楽合奏の規模は2倍以上、モダン楽器を使用、合唱に至っては総勢75人と6倍に至る。バッハの時代の演奏様式からは逸脱していると思われるが、この事が思わぬ効果を生む。なぜならばミサ曲ロ短調は曲全体が合唱でその中に珠玉の様なアリアとデュエットが散りばめられているからである。圧倒的な迫力でせまってきた。BCJの清楚で繊細な演奏とは対照的であった。
 独唱者のできもよく、私には客演のアルトとテノールに強い印象を受けた。終了後の拍手は鳴り止まず何度もカーテンコールが繰り返された。涙があふれるほどの名演であった。
 プログラムの「ごあいさつ」の中で代表幹事が「この様な名曲を我々のような団体が演奏することは、きわめておこがましいことと存じますが、・・・」と謙遜されているが、そんなことは全く無い,堂々たる演奏であった。是非、自信を持って先に進んでいただきたい。本当に感動できた。
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模範演技のあと

2008-12-12 20:52:23 | ダンス
 模範演技のあと一般客も参加する。私もパートナーと踊る。アルゼンチンタンゴ独特のうねりと揺らぎのあるアーティキュレーションに合わせるのが難しい。踊りがどうしても四角張ってコンチネンタルタンゴになってしまう。
 アルゼンチンタンゴといえば、米国映画「セント・オブ・ア・ウーマン」の一シーンがお勧めである。アル・パシーノが演ずる盲目の退役軍人がマンハタンの高級ホテルのラウンジで見知らぬ女性をリードして踊る場面には圧倒される。使われた曲は「首の差」で場面にピッタリ。アル・パシーノはこの演技でオスカーの主演男優賞を獲得した。
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お色直し

2008-12-12 20:36:13 | ダンス
 衣裳を黒に替えて演技は続く。
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今日の演奏

2008-12-12 20:34:03 | ダンス
 矢田麻子さんのピアノにヴァイオリンが加わる。哀愁を帯び、むせび泣くようなヴァイオリンの響きが素晴らしい。
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