蓮の花

　今日はもう９月となりました。
おかげさまで、ぐっと涼しくなったようです。
女房の妹さんから「福島潟のオニバス」が見頃だわよ、と情報が入った。

　さっそく我が「チャレンジャー」に女房と飛び乗って走りました。
「福島潟」は県内で一番大きな潟湖です。我が家から２４ｋｍほどの距離で、旧豊栄市（現新潟市）にあります。
　そして、自生する北限の「オニバス」や国の天然記念物「オオヒシクイ」の越冬地などで知られているようです。

　実は「オニバス」なるものを見るのは初めてでした。
なんとも巨大なごつごつした葉に似合わせない、それは小さくかわいい「花」なのでした。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　せっかくですから、帰りには久々の「瓢湖」に立ち寄ってみました。
前回は「あやめ」が見事でした。
　この「瓢湖」は白鳥の飛来地・越冬地としても有名です。しかし、今頃は「蓮の花」が見れるはずです。
ただ、お昼近くになっていたので、蓮の花はもう開きすぎていました。それにシーズン的には盛りを過ぎていました。

　五頭山を背景に湖面は「蓮の花」で埋め尽くされていました。

　　
　　　　　　　　　　　
　子供の頃には、里芋の葉っぱの水玉で遊んだことを思い出します。
「貞心尼」は良寛さまとの思い出を「蓮の露」にまとめました。彼女にとっては何ものにも代え難い清らかな「思い出」だったのでしょうね。

　　　　　　　　　　　　　　　

　瓢湖の周りを一回りしてみました。
ある木陰のところで、何羽かの白鳥が陸上で体を休めていました。
かなり人にも馴れているようでした。
　しかし、よく見るといずれの白鳥も、片方の羽が少し下がった状態のようです。
体の不具合で、北に帰れずやむなく暑いこの地で過ごしているのでしょう。
はやく仲間たちが、この瓢湖に再び飛んできてくれる日を待ちこがれているのでしょうね。