柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

煌めくサウンド

2008年02月27日 | 音楽など
 さて午後から「県民会館」での新潟音楽鑑賞会の例会でした。
このたびは「原信夫とシャープス&フラッツVS見砂和照と東京キューバンボーイズ」の演奏でした。
「ジャズ&ラテン2008名門二大バンド夢の響宴」と銘打っての企画です。

 この二つのビッグバンドの演奏は、ラジオにテレビにレコードにと大活躍でしたから、私と同世代の方なら必ずや耳にされたことがあるはずです。
ずっと前から、そわそわしながらこの日を楽しみにしていました。

 どちらのバンドもトランペット、トロンボーン、サックスがそれぞれ3人ずつ、
ギターやベース、パーカッションに違いがありました。

 「東京キューバンボーイズ」の演奏が始まりました。
初代の見砂さんから、その子供さんである「和照さん」により3年前に復活したのだそうです。みなさん赤いブレザーに黒いズボンで決めています。
「エル・マニセロ」「セレソ・ローサ」「闘牛士のマンボ」「マンボNo.5]「マンボ・ジャンボ」など、ラテンのスタンダードナンバーが強烈な「ボンゴやギロ」などのリズムに乗って次々と演奏されました。
 私にとっても、若い日々を思い出させる「心弾む」ビッグバンドのサウンドでした。

 第2部は「原信夫とシャープス&フラッツ」。
原信夫さんは50年もの長きにわたり、このバンドを率いておいでになるそうです。若くてお元気なのにはびっくり。全員白のブレザーとズボン、これまた決めています。
 なんとあのスタンダドーナンバー「A列車で行こう」で始まりました。いやー、もうしびれて、まさに「心にしみ込む」演奏です。
「リンゴの木の下で」「帰れソレントへ」「恋のアランフェス」「シング・シング・シング」など、ビッグバンドならではのジャズサウンドを楽しみました。

 第3部は二つのバンドの合同演奏です。
「ドレミの歌」「二人でお茶を」「シャレード」など、おなじみの曲がビッグビッグ・ダイナミックな演奏となりました。すごい!
 
 途中からゲストボーカル「坂本スミ子」さんも加わり、「エル・クンバンチェロ」「ナイト&デイ」など、彼女の歌唱力・実力が存分に堪能できたのでした。
お元気な姿を見てうれしかった。

 最後は再び各バンドの掛け合い合同の演奏で「マラゲーニヤ」「バンドよ張り切れ」でした。
素敵な演奏と「煌めくサウンド」に酔いしれて、拍手拍手、アンコール曲は「煙が目にしみる」でした。

 若いときに耳にしていた曲目の数々を、しかもそれらの曲を演奏していたビッグバンドの「生演奏」を目の前で聞けたと言うことに、いいようもない幸せを感じたのでした。

日々これ好日

2008年02月23日 | 日々これ好日
 昨日、家内がお友達と出かけて、久々の独身状態の二日間となった。

 さていかに過ごすか。これが問題だ!まず、北区の「福島潟」の「ビュー福島」へ。
    
 ここでは、日本写真家連盟の「2008年”四季の彩り”展」が開かれている。
このような企画を、ここ新潟で見れるとは、なんと幸せなことでろうか。
200人・200枚の全紙額装の圧倒されるような「日本の四季」を見ることができる。
これぞ写真なのだな、などと打ちのめされてしまったのである。

         
 コハクチョウやオオヒシクイの越冬地でもある「福島潟」。
たぶん大方の渡り鳥たちは、すでに北帰行に旅だったのであろう。いま潟は静かに春の訪れを待つ状態のようであった。

 さて、今日は県立植物園に行ってみた。
特別企画で「クリスマスローズ」や「アザレア」の花が見事であった。
   

 コンパクトカメラしか持っていなかったのが残念であった。
ここ秋葉区は、いろんな花木(花き)の生産地であり、特に「アザレア、ボケ」などの生産では日本一である。
思わず画像が大きくなってしまった白色のアザレアは当地開発の「越の淡雪」という、今回発表された新品種だそうです。
まことにうれしくも素敵なネーミングではなかろうか。

豪雪地めざして

2008年02月18日 | 旅行など
 それは先週金曜日のことでした。
 ちょっといいことがあり、どうしても外泊したい気分でした。
そこで無理矢理、兄貴夫婦を誘って「大雪の予報」を承知で「大湯温泉」一泊となったのでした。

 降りしきる雪で圧雪状態の「関越道」、50キロ規制でした。
我が車・チャレンジャーは、このときとばかりにうれしそうに心地よいエンジン音をたてながら、たくましく前進してくれました。

 小出ICで降りて、「大湯温泉」のホテルを目指しました。
なんと道路は消雪パイプからの水で雪が見事消えています。しかし、道路沿いに見る雪の壁は半端ではありませんでした。

 ホテルから見る景色は、暖冬などというのはどこの話、と言うような具合でした。
  
 遠く、屋根の上で「雪下ろし」をしている人の姿が見えました。
   
 夕食時、ホテルの食堂から大きな窓ガラスを通して見る夜景は、なんともメルヘンチックなものでした。
ホテルの方が、ようやく雪がたくさん降ってくれてよかった、と言っていました。
雪景色がお客様への何よりのサービスなのだそうです。
    
 ところが、翌朝目を覚ますと、この冬一番の降雪だったとか。
出発のために、車に積もった雪の処理に小一時間もかかってしまいました。

 このホテルでのチェックアウトは正午までとなっていました。
夕食朝食ともバイキング形式で、ゆったりと食事が楽しめました。お風呂も大きな「大岩石風呂」など、いくつかのお風呂を楽しめます。
なんとも「ゆったり、のんびり」のサービスに大満足でした。

早春賦

2008年02月13日 | 日々これ好日
 昨夜からの天気予報では、等圧線が縦に混み合って、強い冬型と報じていました。
 
 今朝ほどは車庫に入れ忘れた我が車「チャレンジャー」も大変な状態でした。
今日の午後から夜にかけて、雪模様が続くようです。

 でも、私にはこのところ一足早く「春」が来ました。
この度の連休で千葉方面を走ってきた次男家族から、昨日「花のたより」が宅急便で届いていました。
  
 ちょっと萎れかかっていたのですが、水揚げ(水切り)をしてあげたら、いつの間にか元気を出してくれた「菜の花」でした。
   

 この時期、何気なさを装っていますが、男性たるもの何となく落ち着きません。
いつもは、最後は女房頼みでしたが、その女房も最近はその気も無い様子。
ところが、昨日のことでした。
   
 女房と一緒にショッピングを楽しんだ義姉からのプレゼントということで、ステキなチョコが届きました。
久々に感激でした。男は単純ですよね。そこがいいのだ!と勝手に決めています。


光の春

2008年02月10日 | フォトギャラリー
 
 立春は過ぎたのですが、寒さの厳しい日々が続いています。
しかし、日の光の力強さを感じます。「光の春」がやってきていることは間違いないようです。
(ためしに640*480でアップしてみました)。

  
   
    
 日差しがうれしくて、いつもの我が家の様子を性懲りもなく撮ってみています。

 つい先日、映画「アース」を見てきました。
北極から赤道を通り南極まで、それそれの地域での生命(動物たち)の躍動と飢餓との戦い、地球温暖化の影響などを大画面とすさまじい音響で見ることができました。「うーーん」などと唸って見ていました。

 昨年4月から始まった、公民館での「写真教室」も、3月で終了です。
そこで、絵画や書道などのクラスと共に「終講展」という企画があるのだそうです。我が写真教室も「秋から冬へ」というテーマで、各人の何枚ずつかの作品で構成することになりました。

 いろいろと撮りためた写真ですが、いざと言うことになると全く「作品」にならない駄作ばかりで頭を抱えています。
このことからも、来年はもう一年は「留年」して腕を磨く予定です。
それと写真を通じての「人や自然との出会い」は、これ以上のものがあるとは思われません。

佐潟の冬景

2008年02月04日 | フォトギャラリー
 「佐潟」に白鳥を見に行ったはずなのに、のんびりしていて見れなかったというのは当然のことでした。

 彼らには彼らなりの生活時間というものがあります。
こちらから、彼らにあわせなくちゃあ、そのくらいの努力は当然すべきですよね。
横着をしながら写真に納めようなんて、あまりに虫が良すぎました。

 それにしても、力強い滑走と離陸(離水か)、ダイナミックな着水動作、美しい飛翔の姿、どれをとっても素敵な被写体ですよね。

 もう2月となりました。それこそ間もなく彼らの「北帰行」が始まります。
来年こそ、我が「ニコン」に納めてあげようと思います。

 
 朝目覚めたら、周辺の砂丘にうっすらと雪化粧。
これで出かける元気さを失いました。情けないことです。
 
 佐潟には「角田山」が似合います。花の山です。
雪の消える頃「雪割草」や「カタクリの花」が見事になります。
もうすぐのことです。
 
   
 今度は葭原の芽吹く頃に、ぜひともやってきたいと思います。


ハーブランドシーズン

2008年02月03日 | お出かけ
 私達夫婦は、いつも突然に思い立って「お出かけ」などとなります。
月変わり「如月」となった1日(金)、「ウエルサンピア新潟」に宿がとれました。ラムサール条約登録湿地「佐潟」のすぐ近くにあります。

 この宿は、屋外にレジャープールがあり、孫を連れてきては何度も利用していました。
今回は「佐潟の白鳥見学」というキャッチフレーズだったので、申し込んでみたのでした。

 宿泊した翌朝、食堂で朝食中に「佐潟」から、次々と飛び立つ白鳥の群れをみることができました。

 私達が佐潟に出かけたときには、肝心の白鳥の姿はもうありませんでした。
みんな、どこかの田んぼに「落ち穂の朝食」に出かけたのではないでしょうか。
私達は「佐潟一周のウォーキング」をすることにしました。

 歩き始めて、ほどなくNIKON D200に800mmの望遠レンズで写真を撮っている方に出会いました。私達が、うっかり近づいたために狙った野鳥が逃げたようでした。
大変申し訳なかったと思いました。
でも、厚かましくもカメラをのぞかせていただきました。超望遠レンズの世界は、さすがすごいものでした。
こんなレンズ持っている人もいるんだ!と感心しきりでした。

 なお、今日の記事のなかの写真は家内が「コンパクトデジカメ」で撮ったものを利用しています。

       
 湖面から一段高いところに「ハーブランドシーズン」を発見。
さっそく休憩させていただきました。

 私達は、昨年の1月にもおじゃましていました。
そのときにいただいた「ハーブティー」やいろんな楽しい会話を思い出しました。

 今回もなんと3種類もの「ハーブティー」をご馳走になりました。

            
 こちらの「オーナー」でしょうか。女性の方ですが、この方がまた素敵な方なのです。
ここを会場にして多くの「イベント・講習会」などを企画されています。
ハーブ類の栽培やハーブ関連のグッズ製作などです。まさに自然豊かなこの「佐潟」との共生を実践されているのでしょう。
お話をしていても、実にさわやかです。月々「シーズン日和」という会報を出されたり、ホームページも運営されているようです。
     

           

 ハーブランドシーズンを後にして、私達は佐潟一周のウォーキングを続けました。
佐潟は砂丘のくぼみにできている「砂丘湖」です。その周辺は実に広大な「砂丘」です。
今は、トラクターで整地をされて、春からの植栽を待っているようでした。
砂地ですから、スイカ、メロン、ダイコンなどでしょうか。
 以前、訪れたことのある北海道「美瑛」の丘にも負けないように思われます。
          

 この「佐潟」の自然を、ぜひ四季折々に訪ねて、私の「定点観測地」の一つにしようかななどと考えています。
そのときにはまた「ハーブランドシーズン」に寄せていただきたいものです。