柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

大河津分水

2016年03月14日 | お出かけ
ちょっと間が空きましたが、3月5日(土)のことでした。
私たち兄貴夫婦との4人は、この日和島「良寛の里」から「大河津分水」へと回りました。
互いに初めて訪れる分水に、大変興味がありました。もうひと月もすると「桜とおいらん道中」でにぎわうところでしょう。

 じつは、何度も「116号線」を走るたびに、遠くから眺めていた赤いアーチの橋を見て、渡ってみたいと思っていました。
分水地点から信濃川の本流に架かる「本川橋」と言うことがわかりました。


 駐車場に車を止めて、大河津分水の様子を眺めてみました。
分水手前の長岡方面の眺めです。信濃川の広大な流域がみえました。


 信濃川本川への「洗堰・魚道」などの仕掛けを観察できました。








 寺泊方面への分流の可動堰は、最近新しく建設されて機能していました。
しかし、分流の寺泊の海へ注ぐ部分では、考えられる川幅が近年の豪雨には不足する危険があるのだそうです。
大変な年月をかけて掘削された分水路の、さらなる拡張工事が計画されているそうです。


 思えば、信濃川の氾濫により何度も水没していた越後平野。
長い年月を要してできた「大河津分水」です。この完成により「葦原と沼地であった越後平野」が
「今日の豊かな越後平野」に生まれかっわているわけです。

 とはいえ、信濃川はさらに下流域・新潟市の中心部(大部分は海抜ゼロ以下)を流れて日本海に注ぐわけです。
大河・信濃川は新潟市「関屋分水」で、もう一度の分流をします。
本川の下流域に素晴らしいウォーターフロントや新潟西港を形成しています。

 この日は、まさに学びの旅となりました。
先人たちの偉業の上に、私たちの生活があることをしみじみと感じることができました。

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