鉄道写真とコンパクトデジタルカメラ・一眼レフデジカメ・ミラーレス一眼の「勝手に鉄道写真館」

主にコンパクトデジカメ(コンデジ)でデジカメ鉄道写真研究家の板井岳太が撮影(一眼も使用)した鉄道写真等を掲載しています。

キヤノン(Canon)パワーショット(PowerShot)SX120ISで鉄道写真撮影

2009年09月06日 23時14分36秒 | カメラ
京阪10000系新カラーデザイン
撮影日:2009/09/06
撮影場所:京阪交野線 郡津駅 ※撮影ポイントを地図で表示

「Canon PowerShot SX120 IS」はシャッタースピード優先AE等ができたり、最大望遠で360mm(35mm換算)のズームが付いていたりと「鉄道写真向き」のように見えます。そこで、鉄道写真の撮影を行いました。

上の写真はほぼ望遠端で撮影しましたが、35mm換算で360mmぐらいになるとカメラが少し動いただけで大きく構図が変わってしまいます。「キヤノン パワーショットSX120IS」はファインダーが無く、両手で持ってもカメラを安定させるのが困難です。この写真はもう少し右にカメラを向けていたのですが、縦位置で撮影する場合は片方の脇が開いてさらに安定が悪くなり、シャッターを押したときには左を向いてしまいました。このような写真を撮影する場合には、EVFの付いている「フジフイルム(FUJIFILM) FinePix(ファインピックス) S8000fd」のほうが良さそうです。ただ望遠域でのレンズの解像感は「キャノン パワーショット SX120 IS」のほうが良い気がします。

京阪の新カラーデザイン車両が登場して1年以上経過しましたが、この10000系にも新しい塗色の車両が登場し、この撮影時点では1編成が運用を開始していました。10000系の登場時は他の車両とは違う色でしたが、新カラーデザインでは結局は他と同じになってしまいました。もともと10000系は7200系や9000系とほとんど同じような形状をしており、新塗色になると正面から見たときには区別が付きにくくなりました。


京阪8000系旧塗色
撮影日:2009/09/06
撮影場所:京阪本線 樟葉-牧野 ※撮影ポイントを地図で表示

上の写真は広角側で撮影していますが、このような構図であればファインダーが無くても問題なく撮影できます。「フジフィルム ファインピクス S8000 fd」では、シャッタースピード優先AEやシャッタースピード優先AEでISOオートの設定ができなかったため、太陽が雲に隠れたり出てきたりを繰り返すような天候の場合、撮影毎にISO感度を設定する必要があり、撮影に間に合わずに露出不足のままシャッターを切ってしまうことがありました。一方、「Canon PowerShot SX120IS」はISOオートの設定ができます(マニュアル露出時は不可)ので、シャッタースピードだけ設定しておけば、AF/AEロック時の露出設定を気にする必要がありませんので、構図とピント位置の確認に集中して撮影することができます。


京阪5000系新塗色
撮影日:2009/09/06
撮影場所:京阪本線 牧野-樟葉 ※撮影ポイントを地図で表示

上の写真は最望遠端で撮影していますが、さらにトリミングをして切り出しています。基本的に望遠側で撮影するときは、ズームして構図を決めたらそこから若干広角側にして撮影し、後でトリミングをして切り出すようにするほうが良いようです。そうすれば、シャッターを切るときに多少カメラが動いても問題ありません。

なお、この「キャノン パワーショット SX120IS」には縦位置を検出する機能が付いていますので、上の写真のようにカメラを縦向きに構えて撮影すると、自動的にEXIFにカメラの向きが記録されます。

鉄道写真とコンパクトデジタルカメラの「勝手に鉄道写真館」トップページへ戻る