ピーター・F・ドラッカー著
上田惇生編訳
リスクを伴う意思決定を行いたいか、行いたくないかは問題ではない。マネジメントは、その責務からして必ず意思決定を行う。違いは、責任を持って行うか、無責任に行うかだけである。成果と成功についての妥当な可能性を考慮に入れつつ行うか、でたらめに行うかだけである。
(位置No.4047中620)
このくだりを読んで思い出したのが、
今やバリバリの現場監督である某くんが、かつて私に向けて発した問い。
そのときの彼と私の会話は、こんなふうだったと記憶している。
「決めるのってこわくないですか?」
「こわいっていうのは、その結果、失敗するとか間違うのがこわいっていう意味か?」
「そうです」
「こわいよ。事が大きくなったり、重くなったりしたらなおさらや」
「部長でもそうですか」
「そりゃそうよ。泣きそうになることも、ションベンチビリそうになることもあるわ」
「・・・・・・」
「けんど、失敗をこわがったり、恥ずかしいからというて、そこで決めるのを躊躇したら、そして決めたことを出力せんかったら、ずっとそのステージから先へは進めんぞ」
「しんどくないですか?」
「そりゃしんどくてたまらん時もあるわ。ツッパってばっかりやったらポキンと折れる。だからどっかで折り合いをつけながらやるわけよ」
「・・・・・・」
マネジメントは、その責務からして必ず意思決定を行う。
違いは、責任を持って行うか、無責任に行うかだけである。
よし。次からはこんなふうに言ってみよっと ^^;
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