答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

安きに居りて

2015年03月07日 | 読む(たまに)観る

「その日だけでも東日本大震災についてそれぞれ考えて欲しいですね」

 

という青木さんの言葉に触発されたわけでもないが、

近ごろ「釜石の防災教育」というやつが頭のなかの一角を占めて離れない。

ということで、『人が死なない防災』(片田敏孝、集英社新書)を読む。

「あえて、東日本大震災前後の講演録を再構成する形でまとめ」ているというスタイルゆえに、著者の「その日」前と「その日」後での知行がはっきりと示されていて、あらためて「釜石の防災教育」の推移と成果を学ぶことができる。

だからといって、けっしてわかったつもりになってはならないのは、いつものことだけど。

 

 最後に「居安思危(こあんしき)」、この言葉を一つ覚えてください。「居安思危、思則有備、有備無患」と続きます。

(中略)

「安きに居りて」のうちに、「危うき」のことを思えるかどうか。それによって備えることができるかどうか。それができてはじめて、「備えあれば患いなし」となるのです。

(Kindle版、位置No1491/2221)

 

平時において災害に備えるという行為は、何もない状態の中で万一の事態を考えて備える行為であるが故に、さらに高度な理性的行為といえるでしょう。

(位置No1814/2221)

 

我とわが身を振り返ってみる。

東日本大震災直後、あるいは、それを受け手の会社のBCP策定前後、

ああでもないこうでもないと、あれだけ口喧しく皆に言ってたその口が、今はどうなのか。

まったくもってざまあない。

 

「その日だけでも東日本大震災についてそれぞれ考えて欲しいですね」

 

青木さんの言葉が身にしみるのである。

 

人が死なない防災 (集英社新書)
片田敏孝
集英社

 

 

 

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