一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

藤井竜王・名人を倒すのは誰か・2

2024-03-28 23:27:01 | 将棋雑記
昨年3月25日、「藤井竜王を倒すのは誰か」という記事をアップした。それは現役棋士でもよかったのだが、実際は藤井竜王に誰も勝てないので、記事では奨励会員に目を転じた。
そこで挙げたのが、山下数毅奨励会三段(14歳)、高坂直矢奨励会三段(14歳)、祝井優希奨励会二段(14歳)、桐山大翔奨励会二段(15歳)の4名だった。
あれから1年経って、この4名はどうなったか。四段にはなっていないが、とりあえず成績を振り返ってみよう。
山下三段は昨年4月に2期目の奨励会三段リーグを戦い、13勝5敗の3位で、次点を取った。
そして今期は中盤まで勝ったり負けたりで、最終的には11勝7敗。残念ながら中学生棋士誕生はならなかったが、将来有望なことに変わりはない。
なお山下三段は第37期竜王戦に出場していて、現在6組で3連勝中である。残りを4連勝して優勝すると次点1が与えられ、フリークラスへの転入が可能となる。こんな四段誕生もいいと思うが、さて。
高坂二段は昨年3月19日にすべりこみで三段昇段。三段リーグは1期目が9勝9敗だった。
2期目は途中まで9勝4敗だったが、終盤に1勝4敗と失速し、10勝8敗に終わった。三段リーグは、半年間好調をキープしなければならないので、大変だ。
祝井二段は、残念ながらまだ二段である。でもまだ15歳だし、これからいくらでも昇段のチャンスはある。
私イチオシの桐山二段は、7勝1敗で2023年度を迎えたが、5連勝の12勝1敗で、あっさり三段に昇段した。
しかし三段はリーグ戦なので、ここから5ヶ月近く、待ちぼうけを食らった。三段リーグはこれがあるのが、伸び盛りの少年には痛い。
そして待望の今期三段リーグは、10勝8敗だった。リーグ戦の水に慣れたところで、次回が勝負だ。
彼らが四段になって、藤井聡太竜王・名人と対峙するのはいつか。楽しみにしている。
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