一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第82期名人挑戦者および、各クラスの昇降級者予想の答え合わせ

2024-03-14 00:46:51 | 勝敗予想
12日にC級2組順位戦最終戦が行われ、これにて第82期順位戦のすべてが終わった。
当ブログでは昨年の6月7日に、「名人挑戦者および、各クラスの昇降級者予想」をしたので、きょうはそおの答え合わせをしてみよう。赤が正解である。

■A級
名人挑戦:豊島将之九段→豊島将之九段
降級:佐々木勇気八段、中村太地八段→
広瀬章人九段、斎藤慎太郎八段

■B級1組
昇級:近藤誠也七段、羽生善治九段→
千田翔太七段(八段に)、増田康宏七段(八段に)
降級:横山泰明七段、屋敷伸之九段、増田康宏七段→
屋敷伸之九段、木村一基九段、横山泰明七段

■B級2組
昇級:久保利明九段、郷田真隆九段、石井健太郎六段→
大石直嗣七段、高見泰地七段、石井健太郎六段(七段に)

■C級1組
昇級:伊藤匠六段、出口若武六段、都成竜馬七段→
服部慎一郎六段、古賀悠聖五段(六段に)、伊藤匠七段

■C級2組
昇級:佐々木大地七段、徳田拳士四段、八代弥七段→
冨田誠也四段(五段に)、高田明浩四段(五段に)、藤本渚四段(五段に)

以上、17名中5名正解。前期が7名正解だったから、やや落ちた。
まずA級は、豊島九段の名人挑戦はいいとして、降級2名は大ハズレだった。新八段2名がそろって残留、というのがビックリだが、それ以上に、広瀬九段と斎藤八段が落ちるとは思わなかった。広瀬九段はすっかりA級に定着していたし、斎藤八段も79期と80期の名人挑戦者である。しかしそんな実力者も落ちる。A級はホントに恐ろしい。
B級1組は、七段勢2名が昇級昇段。B級1組も実力者揃いなので、当てるのは難儀だった。
降級の3人目は屋敷九段で、5勝7敗だった。降級が2名時代だったら降級はなかったが、今後はこの数字で落ちるケースも出てくるのだろう。
B級2組も実力者3名が上がった感じ。石井六段は連続昇級で、七段に昇段した。
C級1組は、服部六段と古賀五段が連続昇級。順位戦はそんな簡単に連続昇級できないのだが、よく達成した。それぞれ10勝0敗と9勝1敗で、順位下位の不利を圧倒的成績で吹き飛ばした。
C級2組は、私が推していた佐々木七段は6勝4敗に終わった。最低でも8勝は計算していたので、この数字には呆れた(もっとも、8勝では昇級できなかったのだが)。棋聖戦と王位戦の挑戦者になっても、順位戦は昇級できない。これが順位戦の恐ろしいところである。
昇級した3名はみな若手で、高田四段は近い将来上がると思っていた。今期彼を推さなかったのは失敗である。四段3名が昇級昇段は、かなり久しぶりではないだろうか。
と思って今期の昇級者を見ると、B級1組以下11名中、「昇級昇段」は7名。これも近来にない数字ではないだろうか。やっぱり、順位戦での昇段が、スッキリしていて良い。
コメント (4)
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