一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2021年 私が勝手に選ぶ将棋界10大ニュース

2022-01-09 12:32:44 | ランキング
2021年、私が勝手に選ぶ将棋界10大ニュースをお知らせする。

第1位 藤井聡太竜王、最年少四冠達成
藤井竜王は向かうところ敵なし。渡辺明名人、豊島将之九段がなす術なく敗れ、藤井竜王の強さばかりが目立った。もはや、羽生善治九段の全盛期より強い。今年は昨年以上の活躍をすることだろう。

第2位 初代白玲は西山朋佳女流二冠に
新棋戦が発表されたとき、本命は西山女流三冠だった。そして本当に白玲を獲ったのだから、偉い。個人的には、極妻を思わせる振袖姿にシビレタ。あの姿を見せつけられたら何人も勝てない。とはいえ西山女流四冠は、最終的には女流二冠に後退。今年は巻き返してくるだろう。

第3位 羽生善治九段の不調
羽生九段が昨年末の時点でA級順位戦は2勝4敗、公式戦全体でも2021年は負け越しと、意外な展開になった。実は藤井竜王より、羽生九段の動向が気になる将棋ファンも多い。今年の戦いが注目される。

第4位 豊島将之九段、タダの九段に
藤井竜王の躍進で最もあおりを食ったのが豊島九段だ。序列1位の竜王を喪い、タダの九段になってしまった。2021年度公式戦も現在まで負け越し。今年の巻き返しを期待している。

第5位 里見香奈女流四冠、女流五冠に復帰
昨年は西山女流二冠の躍進なると思ったが、里見女流四冠の逆襲も凄まじかった。白玲戦こそ出場を逃したが、西山女流四冠から女流王将、女流王座と奪取し、女流五冠に復帰した。これも偉業である。

第6位 桐山清澄九段、辛くも現役続行
桐山九段は第34期竜王戦5組残留決定戦で辛くも勝ち、現役続行とした。しかし第35期竜王戦5組は、初戦で敗れた。今度こそ引退濃厚だが、一局でも多く指してもらいたい。

第7位 渡辺明名人、三冠を堅持
渡辺名人が三冠を堅持したが、それは藤井竜王と当たらなかったから、ともいえる。50代の大山康晴棋聖が、中原誠名人と当たらず棋聖の防衛を続けたのと同じ構図だ。しかし渡辺名人、今年は王将戦をはじめ、いくつかのタイトル戦で藤井竜王と激突することだろう。さてどうなるか。

第8位 室谷由紀女流三段が入院、手術
室谷女流三段も一度は結婚しちゃったし、彼女に何があっても私には関係ないがそこはそれ、やっぱり心配した。いまは元気になられたようで、何より。

第9位 加藤圭女流二段の躍進
遅れてきた大器・加藤女流二段が女流順位戦ではA級3位、女流王位リーグと女流名人リーグにも在籍し、いかんなく実力を発揮した。今年はタイトル戦登場も濃厚であろう。

第10位 田中沙紀研修会員が女流棋士に
逆境の中、田中女流2級はよく女流棋士になった。女流棋士になればしめたもの、あとはひたすら精進を重ねて、躍進あるのみである。

個人的には、社団戦で負けたのがひどかった。内容も反省点が多く、明らかに実戦不足だった。3日目の将棋などは振り返るのも悔しく、いまだにその棋譜を発表できていない。
プロ棋界は今年も藤井竜王を中心にして動いていくが、それだけでは面白くない。渡辺名人、豊島九段ら、藤井包囲網の逆襲に期待している。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きもの姿が似合う女流棋士トップ10

2021-10-03 20:44:32 | ランキング
以前「浴衣の似合う女流棋士トップ10」を掲載したが、今回は「きもの姿が似合う女流棋士トップ10」を挙げてみる。

第1位 西山朋佳女流三冠
第2位 渡部愛女流三段
第3位 室谷由紀女流三段
第4位 中倉宏美女流二段
第5位 中村真梨花女流三段
第6位 中井広恵女流六段
第7位 真田彩子女流三段
第8位 安食総子女流初段
第9位 清水市代女流七段
第10位 蛸島彰子女流六段

第1位の西山女流三冠は、時期的にドンピシャだった。第1期白玲戦第1局での白と黒の振袖が艶やかで、日本刀を持って組事務所に乗り込んでいくのではないか、という迫力があった。渡部女流三段は、戦う前から負けていたのである。
第2位は渡部女流三段。渡部女流三段の白玲戦でのきもの姿も圧巻だった。渡部女流三段は華奢だが、そこにきものを着ることで、ほどよい体型になる。男性棋士の羽織袴姿もいいが、女流棋士の振袖姿にははるかに及ばない。
第3位は室谷女流三段。6年前、世田谷花みず木女流オープン戦に出場したときの振袖姿は、この世のモノとは思えない艶やかさだった。それからいろいろあって現在室谷女流三段はシングルなわけだが、また振袖は着られるのだろうか。
もっとも振袖は既婚者が着てもよく、ある程度の年齢がいったら着られなくなるらしい。
第4位は宏美女流二段。宏美女流二段は平安顔なので、当然トップ10入り。振袖より留袖のほうが似合うが、まあ、どちらもよい。withうなじで。
第5位は中村女流三段。中村女流三段は留袖や割烹着がよく似合う。洋服よりも和服が似合うという意味では、中村女流三段の右に出る女性はいないだろう。
第6位は中井女流六段。中井女流六段はきものというより、タイトル戦での袴姿が印象に残っている。戦うきものだ。
第7位は真田女流三段。真田女流三段も隠れた平安顔である。連盟のHPにも和服で映っており、ふだんから和服を着ている気がする。
第8位は安食女流初段。安食女流初段も、和服で過ごす日が多そうだ。それとあの口調がもう、和服そのものだ。
第9位は清水女流七段。清水女流七段も袴姿のイメージがある。清水女流七段は姿勢がすごくいいので、弓道衣がよく似合う。
第10位は蛸島女流六段。40年近く前、NHKのお正月特番で蛸島-山下カズ子戦があり、おふたりは振袖姿で登場したが、それはそれは艶やかだった。

女流棋士がきものを着る代表手段は、タイトル戦に出ることだと思う。それを楽しみに対局を頑張るのもいいと思う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青年マンガ誌で水着グラビアに登場してほしい女流棋士トップ10

2021-09-13 21:20:25 | ランキング
むかしテレビ番組か何かで、グラビアアイドルの年間デビュー数は800人、と見た気がする。いまは雑誌がだいぶ休刊したのでむかしほどではないだろうが、それでも多いのだろう。
ただそれだけにそのイノチは短く、この中で生き残っていけるのはほんの一握り。5日に行われた「関西コレクション2021A/W」で、熊田曜子(39)が金色のビキニで登場して会場を沸かせたが、彼女は将棋でいえば永世名人みたいなもので、普通はあり得ない。
ともあれグラビアアイドルに幸あれ、だ。
きょうは、「青年マンガ誌で水着グラビアに登場してほしい女流棋士トップ10」を選んでみた。
なお、現年齢で勝負すると年配の女性は不利なので、適宜若返らせた。

第1位 武富礼衣女流初段
第2位 宮宗紫野女流二段(5年前)
第3位 飯野愛女流初段(8年前)
第4位 船戸陽子女流三段(20年前)
第5位 中村桃子女流二段(12年前)
第6位 塚田恵梨花女流初段
第7位 山田久美女流四段(30年前)
第8位 水町みゆ女流初段
第9位 室谷由紀女流三段(5年前)
第10位 高群佐知子女流四段(30年前)

第1位は武富女流初段。彼女はアイドルチックな顔立ちがよい。武富女流初段はAKBグループや坂道グループに入っても十分やっていける。
第2位は宮宗女流二段。宮宗女流二段は地味な顔立ちだが(失礼)、この普通感が逆にいいのである。グラビアでは独身時代の5年前に戻っていただく。
第3位は飯野女流初段。飯野女流初段は愛くるしい笑顔がよい。2013年10月女流棋士デビューなので、やはり8年前に戻っていただく。
第4位は船戸女流三段。船戸女流三段は背が高くスタイルもいいので、何を着ても似合う。そう、何を着ても……。
第5位は中村女流二段。中村女流二段は結婚をしてもみずみずしさを喪わないのがよい。独身時代ならなおさらである。
第6位が塚田女流初段。塚田女流初段はお父さんの顔がチラチラ浮かぶのがアレだが、選んでみた。塚田女流初段もアイドルとしてやっていける。
第7位は山田女流四段。山田女流四段はかつて写真誌のグラビアに登場したことがあるので、リアルグラビアアイドルだ。
第8位は水町女流初段。水町女流初段も、アイドルグループに入っても、ほかのメンバーと遜色なくやっていける。
第9位は室谷女流三段。いまの室谷女流三段もいいが、5年前に戻っていただく。ただ、室谷女流三段は水着が似合うのだろうか。なんだかボクサー姿がチラチラして困惑してしまう。
第10位は高群女流四段。第6位の恵梨花女流初段と、母娘での登場である。高群女流四段は若手のころ、純朴な感じがよかった。
以上、この10名が水着グラビアになったら間違いなく掲載誌を買うし、永久保存版にもするだろう。
コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女優をやったらいい演技を見せてくれそうな女流棋士トップ10

2021-09-09 00:23:25 | ランキング
むかし中井広恵女流六段が私に「女性はみんな女優だから」と言った。
この前後にいろいろ会話があったのだが、女性は大なり小なり、毎日演技をしている、ということなのだろう。なかなか含蓄のある言葉で、広恵語録の中では、これが上位に入っている。
実際女流棋士の中には、女優としてドラマに出ても、玄人はだしの演技をしそうな人がいる。
きょうはその女流棋士を10名ほど厳選してみた。

第1位 香川愛生女流四段
第2位 鈴木環那女流三段
第3位 中井広恵女流六段
第4位 武富礼衣女流初段
第5位 高橋和女流三段
第6位 室谷由紀女流三段
第7位 中村桃子女流二段
第8位 飯野愛女流初段
第9位 里見咲紀女流初段
第10位 中倉彰子女流二段

第1位の香川女流四段は将棋界を代表するユーチューバー。ビデオカメラの前でも物おじしないので、堂々とした演技が期待できる。悪女役なんかをやらせてみたい。
第2位は鈴木女流三段。鈴木女流三段も自然な演技をやってくれそうである。ただ、アナウンス学校で培ったあの口調はNG。自然なしゃべりのほうが断然いい。
第3位は中井女流六段。中井女流六段は幅広い役をこなせそうである。ちょっとけだるい感じの謎多き女性をやらせたら、中井女流六段の右に出る者はいない。
第4位は武富女流初段とした。いつだったかABEMAでの聞き手で出演したときは、そのみずみずしさに驚いた。青春ドラマに出てもらいたい。
第5位は高橋女流三段。高橋女流三段も10代のころから多くのメディアに出ていたので、テレビカメラはお手のものだろう。
第6位は室谷女流三段。室谷女流三段は、カメラを意識しないで自然な演技ができそうである。
第7位は中村女流二段。中村女流二段は多くを語らなくてよい。ただそこにたたずんでいるだけでよい。
第8位は飯野女流初段。テレビカメラの前だとアガリそうな気もするが、長くNHK杯に登場しているので大丈夫だろう。既婚なのがつくづく惜しまれる。
第9位は里見女流初段。妹さんはBSフジ「白玲」で何度か拝見したが、彼女は肝が据わっている。キッチリ演技指導をすれば、いい演技をしてくれそうである。
第10位は中倉彰子女流二段。あの年齢であのみずみずしさは驚異だ。不愉快なときに晴れやかな笑顔を見せてくれそうで、計り知れない魅力がある。

以上10名を選んだが、ほかにもテレビドラマに出てほしい女流棋士はいっぱいいる。その発表はまたの機会に。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私が勝手に選ぶNHK杯名局ベスト10

2021-01-02 00:10:49 | ランキング
明日3日はNHKで「新春将棋特番・NHK杯70年」が放送される。NHK杯に最も多く出場した加藤一二三九段が、過去のNHK杯から名局ベスト10を選ぶというものだ。ほかの出演者は、木村一基九段、深浦康市九段、矢内理絵子女流五段。
では私も、「私が勝手に選ぶNHK杯名局ベスト10」を行おう。対象は私がテレビで拝見したNHK杯である。

NHK杯史に燦然と輝く名手▲5二銀!
第1位 昭和63年度・第38回4回戦 ▲羽生善治五段VS△加藤一二三九段

NHK杯を語るとき、この将棋を抜いては語れまい。元中学生棋士の大天才同士が4回戦で激突した。図の▲5二銀がNHK杯史に残る名手。解説の米長邦雄九段は「おおお~!」と絶叫し、この一手の凄さを物語った。

NHK杯史上に残る大落手!
第2位 昭和54年度・第29回3回戦 ▲加藤一二三王将VS△大山康晴十五世名人

お次は正反対の大落手編。図は先手勝勢で、▲5二飛成△同飛▲4三銀まで先手勝ち。ところが加藤王将は▲8八金! これがNHK杯史に残る大落手。この金をむしり取る大山十五世名人の早かったこと! 5五のあたりで一回角を落としたのだが、さすがの大山十五世名人も慌てたのだ。この勝利は大きく、大山十五世名人は加藤九段から王将を奪取し、NHK杯でも優勝した。

前人未踏のNHK杯4連覇! 通算10回優勝で名誉NHK杯に
第3位 平成23年度・第61回決勝戦 ▲羽生善治二冠VS△渡辺明竜王

1回負ければ終わりのNHK杯で、羽生二冠はここまで3連覇。そして第61回も羽生二冠が決勝戦に勝ち上がってきた。そして渡辺竜王に勝ち、NHK杯4連覇。通算10回優勝で将棋界初の名誉NHK杯を手にした。

60歳でNHK杯優勝!
第4位 昭和58年度・第33回決勝戦 ▲大山康晴十五世名人VS△加藤一二三前名人

大山十五世名人が61歳を目前にNHK杯決勝に進出。決勝戦では加藤前名人の急戦をいなし、▲4八金打~▲4九金打(図)と馬をしかりつける。解説の中原誠二冠もうなる最強手で、大山十五世名人は自己最多・8回目の優勝を飾った。なおこのときの視聴率は7%で、NHK杯史上最高記録だった。

未来の両永世名人、NHK杯で初激突!
第5位 昭和62年度・第37回2回戦 ▲羽生善治四段×△谷川浩司王位

元中学生棋士同士がNHK杯で初激突。本局は矢倉で難しい戦いになったが、羽生四段が抜け出す。終盤、▲2二金で羽生四段勝勢。△4一玉(図)とよろけるときの谷川王位の手つきが残念無念を表していた。

華麗なる詰み!
第6位 平成24年度・第62回準決勝 ▲郷田真隆九段VS△羽生善治三冠

何でも指す羽生三冠はゴキゲン中飛車。キビキビした攻め合いの末、自玉がほぼ受けなしとなった羽生三冠は、郷田玉を詰ましにかかる。図の△8六銀が名手。この一手が分かれば、あとは何となく詰む。△6二歩がいい働きをしていて、勝ち将棋鬼のごとしだ。

長手順の大トン死!
第7位 平成19年度・第57回2回戦 ▲羽生善治王将VS△中川大輔七段

相掛かりで始まった本局は大熱戦になったが、154手目中川七段が△2六歩と飛車と取ったのが大悪手。羽生王将の▲2二銀が好手で、以下遠く▲9八角の利きが通り、中川玉がトン死した。解説の加藤一二三九段の奇声も相まって、NHK杯史に残る名局となった。

両雄、一般棋戦で初の決勝戦!
第8位 平成6年度・第44回決勝戦 ▲米長邦雄前名人VS△中原誠永世十段

中原十六世名人と米長永世棋聖の一般棋戦での決勝戦は初。本局は米長前名人のひねり飛車。後手の中原永世十段が桂馬のふんどし(図)を指し競り勝ち、6度目の優勝を飾った。中原十六世名人はこれが最後の公式戦優勝となった。

叩き上げの最年長四段が俊英を破る!
第9位 平成30年度・第68回1回戦 ▲藤井聡太七段VS△今泉健司四段

俊英高校生七段に戦後最年長ルーキー四段が挑む。下馬評では当然藤井七段が有利だったが、今泉四段はよく戦った。図の▲7三角が、本局で私が最も感心した一手。馬の裏側から角を打ち、3七への脅威を間接的に防いでいる。実戦もその後難しいところはあったが、今泉四段が制勝。今泉四段にとって一生忘れられぬ勝利となった。

天才先崎、棋戦初優勝!
第10位 平成2年度・第40回決勝戦 ▲先崎学五段VS△南芳一棋王

天才先崎五段は準決勝で羽生前竜王を破り、初の決勝進出。本局は南棋王の△6四金に▲5四飛(図)と飛び出したのが強烈で、以下先崎五段が押し切った。のちに上梓された「一葉の写真」には、このときのよろこびが綴られている。

加藤九段のベスト10も楽しみにしている。
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする