百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【 聖徳太子様 ステイホーム 1400年遠忌 】 & 『音楽の友』誌さん掲載の「クラシック作曲家人気ランキング 2021.4」  

2021-06-26 20:17:39 | 日記

 ↑↓ 我が家の紫陽花の一部。↑ この大きい木は 5,6年振りに実をつけてくれた スモモ です。
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 『小学館イマージュ』さんの DMチラシの中にあった ↓ この写真を見るなり、オイラの中の ”ゼヒトモコレハノスイッチ” が入りました。えもいわれぬ "安らぎ" が 得られたからです。


西暦622年4月8日、48歳でご薨逝なされました聖徳太子様、年回忌法要は数えで行うシキタリでありますから、本年は ”1400年遠忌” という、たいへん大きな節目の年。本来なら、奈良国立博物館さん・法隆寺さんなどで開催される記念行事に行くつもりでした。何しろ太子様は、日本を日本たらしめて下さった 史上NO1の 偉大なる大恩人様なのですから。

R3.6.7 産経新聞にも 奈良県平群町『朝護孫子寺』さんの『聖徳太子像』が紹介されてました。


数年前のオイラなら、税・送料込み 253,000円のこの像をすぐさま注文したでしょうが、ネットショッッピングに長けた(依存症かも?)昨今は、ヤフオクさんやメルカリさんをチェック。で 後者に 45,000円で出品なさってらした、丹波篠山市にお住いの久井勝昭様から購入するに至りました。下は、当庵に居を移された 太子様像。


「縁は異なもの味なもの」とは、男女の間だけではないようです。久井勝昭さんから届いた荷物に、お礼および憲法改正を願う気持ちが認められたメモと、上掲 新聞記事が同梱されていました。氏の 国を想うお気持ちと お心尽くしに、これは 返礼しなくちゃ と思いました。

氏のコメントから、終活の匂いを感じたオイラは、我々シルバー世代と称されし者たちに残された時間というものは、今まで生きてきた どの時間よりも貴重な ”珠玉タイム” とでもいえる時間につき、そのQOLを高めるに資するモノは、増やしこそすれ 決して手放すべきではないといった趣旨の オイラの考えも 吐露させていただきました。下手なブログをやってます とも・・・

直ぐに返事を頂きました。何と 久井勝昭さんも『Ameba』さんでですが、『misumaru-7653』というタイトルのブログをやってられるのだと。さらに『篠山子ども未来塾』を主宰され、日本人として大切なものの伝承に努めてらっしゃるのだと。イイお方と知り合いになれました。ほんとうに ”縁” というものは不思議なものです。皆様方に ご覧いただけますと 幸甚に存じます。


  ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 メモ替わりの留め置きです。これは R3.6.17 放送の NHK-Eテレ『クラシックTV』で示された
『音楽の友』誌さん 4月号掲載、クラシック作曲家さんの 人気ランキングデータです。ちなみに オイラは、ドヴォルザークさん ラフマニノフさん チャイコフスキーさん ショパンさん ベートーベンさん ドビュッシーさん ブラームスさん の順番になるのでしょうか・・・   

       
       
       
    プッチーニさんが どうして ベスト20 にランクインしないのか、不思議に思います。


コメント (2)
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この『古き事の記』は まさに国民栄誉賞もの !!! ~ 久松文雄さん渾身の大作MANGA 青林堂さん発行『まんがで読む古事記 1~7 』

2021-06-05 09:55:42 | 日記

 R3.4.30付 産経新聞『モンティーニュとの対話』で、オイラより ふたつ年上で、10年以上の歳月を懸け『古事記』の完全漫画化を成し遂げた 2年2か月後の 4月16日、77歳で旅立たれた 久松文雄 さんのことを知りました。
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新聞の4コマ漫画すら見ようとしないマンガ嫌いのオイラですが、これは読まずばなるまいとの思いで取り寄せたです。もちろん 適う限り中古本で ですが。なお当書籍は、平成4年『神道文化賞』を受賞されてられ、

       S 18. 4.10   名古屋市でお生まれ
       H 21. 8.10  『まんがで読む古事記①』初版発行
        22. 4.16            ②
        23. 4.22            ③
        24. 7.15            ④
        23. 4.22            ⑤
        26. 8.10            ⑥
        31. 2.09            ⑦     ここに完遂なる       
       R03. 4.16   東京都でご逝去 
このような時系列で上梓されてますから、氏のライフワークといえる 大作でありましょう。

オイラは『古事記』に関する こんな本を持っていますが、文芸春秋100周年記念出版の三浦祐之さん著『完全口語訳 古事記』は、ほとんど手付かず状態です。多分、多くの方も 同じではないでしょうか。 そして、オイラがそうであるように、
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読んだとしても、二柱の神様の このような会話部分だけを 何とか・・・・というふうな・・

    伊邪那岐命                   伊邪那美命            
「汝が身は如何にか成れる」           「吾が身は、成り成りて成り合はざる処
                        一処在り」
「我が身は、成り成りて成り余れる処一処在り」
「故(かれ)、此の吾が身の成り余れる処を以ちて、
汝が身の成り合はざる処に刺し塞ぎて、国土を
生み成さむと以為(おも)ふ。生むこと奈何」    「然(しか)善けむ」
「然らば吾と汝と是の天の御柱を
行き廻り逢ひて、みとのまぐはひ為む」  

......    
次の本も求めてますが、当該箇所を抜き出しているだけですから、実のところ不要でした。
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完読しまして思うこと。スゴイ !!! です。完全漫画化というのが 特に !!!、特に !!! 。ですから 読んだ者の達成感・満足感が、ハンパじゃないのです。マンガにして下さったからこそ、上・中・下巻 総べて目を通せたのです。この功績たるや 前代未聞、どんなに称えても讃え過ぎることはありません。

さらに、言うなれば古事記には めっちゃエグイことが、実に生々しく書かれていたりするのですが、久松さんの描写は ちっとも嫌らしくなく、かつ 素直にして 品性がよく保たれているのです。

絵もスゴイです。特に風景。中でも大海原の描写の素晴らしいことといったら・・・オイラは、大袈裟でなく 北斎さん 魁夷さんより上手いのではないかと 思っています。

繰り返しますが、この本は もっともっと称えられて然るべきです。歴史に残る本。日本のスタンダードとも言える本です。漫画 大っ嫌い人間の このオイラが言うのですから、間違いないです。この本ほど、この ヒノモトの国の ”古き事のコト” を、広く識らしめてくれる本はないでしょう。

それと、読んでるときに思えました。稗田阿礼さんは、よくもまぁ これだけのことを覚えておられたものだと。さらに、日本人の心の中にある ”どんなものにも神様が宿っておられる” という感覚の根源は、まさしくココにあるのだ と。

日本の国土も自然も、、、凡ゆるモノの初めは 総て 神様ご自身なのでして、その神様が 多くに お増やしになられた ということですから、そこから神様の気配が察せられるのは 極めて自然なことであります。 


  ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 < 追 伸 > R3.6.9 記
 タイトルとは まったく関係ないですが、ノート替わりです。

門の下 自動車の上で 子育てしていたツバメが、本日 全羽 巣立ちました。実は 2日前に 1羽 巣から出ていたのですが、また巣の中に戻ってしまってました。どうやら 兄弟 4羽 揃うのを待ってたようです。写真は 2日前 (R3.6.7) の様子。今年は 今のところ 納屋には戻って来ず、全体的に見ましても 飛び交ってるツバメは、例年に較べ 相当 少ないように感じてます。


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