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恥ずかしながら オイラ 久木綾子さんて お方、この R2.7.17『産経抄』(後日、文春文庫⇒新宿書房と訂正)を読むまで、知りませんでした。(お顔写真は、Net 画像を編集させていただいたものです)
何と 89歳で処女作上梓。その 周防の国『瑠璃光寺』さん五重塔を題材にした小説と もうひとつ、出羽の国『羽黒山』さんの五重塔の小説も お出しになってらっしゃる と。
どちらの塔も オイラ 見ておりまして、特に白無垢・素木造りの塔である羽黒山のほうは、数ある塔の中でも 一等 好きな五重塔ともなりますと、『メルカリ』さんで売りに出されていた 2冊セットは、忽(たちま)ちのうちに SOLDラベル が付きました。
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で 今日 取り上げましたは、延々 4か月ほども掛け やっと読了 ということにありますが、こんなに日数を要しましたは、これらの本が面白くなかったという訳ではなく、何かの理由で 直ぐ眠くなってしまうのと、他にも読む本があったり、また 家のウチソトのことで やらなくちゃダメなことがワンサとあってと・・でも 最大の理由は 元来がナマケモノということにあります。
彼女はホントにスゴイお方です。
・ 大正8年(1919)東京生まれ東京育ち。旧制高女⇒専門学校卒
・ 昭和15年(1940) 21の時、天台座主さんとのご縁もあり、1年間 叡山入門
・ 松竹大船撮影所報道部記者業務の傍ら、同人誌に席を置き 小説を書き始める
・ 昭和20年(1945) 26で 山口県人 池田正氏とご結婚。以後 専業主婦
・ 平成元年(1989) 70で ご主人と死別
・ 平成 2年(1990) 71歳、 国宝 瑠璃光寺五重塔(山口市)と初対面の折り、これを建てた
番匠 (ばんじょう) さんについて書くべし というインスピレーションが熾った模様
・ 以後14 年間、その準備に没頭
記載されている 数多くの、探り当てるだけでもタイヘンな参考文献に その痕跡の一端が
覗えますが、仏教・修験道 地理的・歴史的背景 関連人物像 土木建築技術 等々の研修
に努める一方、関連分野 各々のトップレベルの方々の知己を得、薫陶を受ける
大内氏や新田氏の歴史研究 『竹中大工道具館』および『金剛組』於いての 学び
平成4~6年・・・岡山県総社市 国宝『備中国分寺五重塔』修理 立会い
平成9年/春~14年/夏・・・姫路市 兵庫県立歴史博物館での『中世史講座』受講
・ 執筆に 4年、書籍化に 1年、で 遂に
・ 平成19年(2007)『見残しの塔ーー周防国五重塔縁起』上梓
・ 平成4年(1992)初めて羽黒山五重塔と対面
・ 平成22年(2010)『禊の塔ーー羽黒山五重塔仄聞』上梓
読んでまず思ったことは、城山三郎さんに似た感じの、淡麗・簡潔 清潔感に溢れる 格調高い文章をお書きの方って、どんなお顔を なさってられるのだろうということでしたが、拝見しまして 大いに納得です。まさしく、このお姿から想像できる通りの文章であると申せます。
オイラは思いました。久木綾子さんは、西行さんが恋した『待賢門院彰子』さん、または『細川玉(ガラシャ)』さんの生まれ変わりではないだろうかと。つまり " (美形+才媛+高貴)さ " に於いて、日本歴代トップテンに入る お方ではないかということ。旦那さんの池田正さんが羨ましく (?) なったものですから、 この方を ネットで検索してみましたが、何ら手掛かり得ずで終えてます。
彼女は、綴り終えた文章の内容に 間違いが有りや無しやを常に、トップレベルの その道の識者さんに 検分してもらっているのです。久木さんのような女性に頼まれますと、男なら誰だって 喜んで 協力するでしょう。この点、彼女は大いに ”得” されてるのではないでしょうか。
更に ”後書き” の文章の中で使用されている年号は、すべて和暦表記であることも 嬉しい限りです。そうですねぇ、斯程に素晴らしい 大和撫子さん、この時代『曽野綾子』さんと オイラとオナイドシ『櫻井よしこ』さんぐらいしか思い浮かばないのですが・・・
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
R2.11.17 Am7時頃、当庵ハバカリからの情景に、ハッとさせられました
近松門左衛門さん劇作の心中場面のような、美しい情景だと感じました。で この写真を皮切りに、以前と違ってきている 当庵内部のご紹介をと、思い付いた次第です。
これは 入り口の真上に拵えた クラシック音楽CD 置き場
ぶら下げている『坂の上の雲』と『雨ニモマケズ』の暖簾のラインは、障子戸です
入口の正面の 飾り棚 。模様替えしてます
寝袋を掛けてる 仮眠 & 寝転がり本読み用 簡易ベッドです 。読書用の ↑ LED照明スタンド。
古道具屋さんで購入した古い木製電気スタンドの骨格をベースに、足許には 置時計の分厚い木枠、本体とのツナギは 太い塩ビパイプ というように、廃材利用で 背高スタンドに改造。灯りは 和紙を透かした 柔らかな白色光であります
↑ 現時点の ジャケット書き停滞 CD 46枚 。この渋滞解消見通しは 全く立ってません
..
万年筆立て を作ってます。” ふでDEまんねん ” を主体とする、ジャケット書きに供する 万年筆は、今や 40本になってます
< 追 伸 > R3.2.16 記
雑然さは相変わらず、本日の様子ですが、CDプレーヤー リモコンスペースを少しでも楽にすべく、ノミで、万年筆立ての裾廻り全周を 削ぎ落としております。温度の低いこの時期は インクの出が悪いため、CDジャケット画きに向かう元気が起きず、プールされるばかりです。
...
なお この筆立てには、”ふでDEまんねん” タイプの万年筆ばかり 34本、入れてます。
恥ずかしながら オイラ 久木綾子さんて お方、この R2.7.17『産経抄』(後日、文春文庫⇒新宿書房と訂正)を読むまで、知りませんでした。(お顔写真は、Net 画像を編集させていただいたものです)
何と 89歳で処女作上梓。その 周防の国『瑠璃光寺』さん五重塔を題材にした小説と もうひとつ、出羽の国『羽黒山』さんの五重塔の小説も お出しになってらっしゃる と。
どちらの塔も オイラ 見ておりまして、特に白無垢・素木造りの塔である羽黒山のほうは、数ある塔の中でも 一等 好きな五重塔ともなりますと、『メルカリ』さんで売りに出されていた 2冊セットは、忽(たちま)ちのうちに SOLDラベル が付きました。
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で 今日 取り上げましたは、延々 4か月ほども掛け やっと読了 ということにありますが、こんなに日数を要しましたは、これらの本が面白くなかったという訳ではなく、何かの理由で 直ぐ眠くなってしまうのと、他にも読む本があったり、また 家のウチソトのことで やらなくちゃダメなことがワンサとあってと・・でも 最大の理由は 元来がナマケモノということにあります。
彼女はホントにスゴイお方です。
・ 大正8年(1919)東京生まれ東京育ち。旧制高女⇒専門学校卒
・ 昭和15年(1940) 21の時、天台座主さんとのご縁もあり、1年間 叡山入門
・ 松竹大船撮影所報道部記者業務の傍ら、同人誌に席を置き 小説を書き始める
・ 昭和20年(1945) 26で 山口県人 池田正氏とご結婚。以後 専業主婦
・ 平成元年(1989) 70で ご主人と死別
・ 平成 2年(1990) 71歳、 国宝 瑠璃光寺五重塔(山口市)と初対面の折り、これを建てた
番匠 (ばんじょう) さんについて書くべし というインスピレーションが熾った模様
・ 以後14 年間、その準備に没頭
記載されている 数多くの、探り当てるだけでもタイヘンな参考文献に その痕跡の一端が
覗えますが、仏教・修験道 地理的・歴史的背景 関連人物像 土木建築技術 等々の研修
に努める一方、関連分野 各々のトップレベルの方々の知己を得、薫陶を受ける
大内氏や新田氏の歴史研究 『竹中大工道具館』および『金剛組』於いての 学び
平成4~6年・・・岡山県総社市 国宝『備中国分寺五重塔』修理 立会い
平成9年/春~14年/夏・・・姫路市 兵庫県立歴史博物館での『中世史講座』受講
・ 執筆に 4年、書籍化に 1年、で 遂に
・ 平成19年(2007)『見残しの塔ーー周防国五重塔縁起』上梓
・ 平成4年(1992)初めて羽黒山五重塔と対面
・ 平成22年(2010)『禊の塔ーー羽黒山五重塔仄聞』上梓
読んでまず思ったことは、城山三郎さんに似た感じの、淡麗・簡潔 清潔感に溢れる 格調高い文章をお書きの方って、どんなお顔を なさってられるのだろうということでしたが、拝見しまして 大いに納得です。まさしく、このお姿から想像できる通りの文章であると申せます。
オイラは思いました。久木綾子さんは、西行さんが恋した『待賢門院彰子』さん、または『細川玉(ガラシャ)』さんの生まれ変わりではないだろうかと。つまり " (美形+才媛+高貴)さ " に於いて、日本歴代トップテンに入る お方ではないかということ。旦那さんの池田正さんが羨ましく (?) なったものですから、 この方を ネットで検索してみましたが、何ら手掛かり得ずで終えてます。
彼女は、綴り終えた文章の内容に 間違いが有りや無しやを常に、トップレベルの その道の識者さんに 検分してもらっているのです。久木さんのような女性に頼まれますと、男なら誰だって 喜んで 協力するでしょう。この点、彼女は大いに ”得” されてるのではないでしょうか。
更に ”後書き” の文章の中で使用されている年号は、すべて和暦表記であることも 嬉しい限りです。そうですねぇ、斯程に素晴らしい 大和撫子さん、この時代『曽野綾子』さんと オイラとオナイドシ『櫻井よしこ』さんぐらいしか思い浮かばないのですが・・・
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R2.11.17 Am7時頃、当庵ハバカリからの情景に、ハッとさせられました
近松門左衛門さん劇作の心中場面のような、美しい情景だと感じました。で この写真を皮切りに、以前と違ってきている 当庵内部のご紹介をと、思い付いた次第です。
これは 入り口の真上に拵えた クラシック音楽CD 置き場
ぶら下げている『坂の上の雲』と『雨ニモマケズ』の暖簾のラインは、障子戸です
入口の正面の 飾り棚 。模様替えしてます
寝袋を掛けてる 仮眠 & 寝転がり本読み用 簡易ベッドです 。読書用の ↑ LED照明スタンド。
古道具屋さんで購入した古い木製電気スタンドの骨格をベースに、足許には 置時計の分厚い木枠、本体とのツナギは 太い塩ビパイプ というように、廃材利用で 背高スタンドに改造。灯りは 和紙を透かした 柔らかな白色光であります
↑ 現時点の ジャケット書き停滞 CD 46枚 。この渋滞解消見通しは 全く立ってません
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万年筆立て を作ってます。” ふでDEまんねん ” を主体とする、ジャケット書きに供する 万年筆は、今や 40本になってます
< 追 伸 > R3.2.16 記
雑然さは相変わらず、本日の様子ですが、CDプレーヤー リモコンスペースを少しでも楽にすべく、ノミで、万年筆立ての裾廻り全周を 削ぎ落としております。温度の低いこの時期は インクの出が悪いため、CDジャケット画きに向かう元気が起きず、プールされるばかりです。
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なお この筆立てには、”ふでDEまんねん” タイプの万年筆ばかり 34本、入れてます。