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旧山田家住宅


写真は、長屋門。

巨椋池があった際の漁業代表であった山田家の住宅です。
大きな長屋門が目立ちます。

場所は、京都市の南に隣接する久御山町の東一口(ひがしいもあらい)です。
久御山JCTから国道1号線に出て、北上します。
やがて左手にローソンが見えるのでここで左折します。
川を右手に見ながら約300m進むと右手に前川橋が見えます。
この左手に旧山田家住宅見学用の駐車場があります。
駐車場右手の細い石段の道を登った正面に山田家の立派な長屋門があります。

参観
通常内部は非公開ですが、2013/8/11の午前中だけ無料で一般公開されました。
2017年から毎月第1木曜日、第2土曜日、第3日曜日の9:00~12:00まで、入館料200円で公開しています。

長屋門をくぐると右手に土間の入口、正面に式台、左手に主屋が続きます。
主屋の前には前庭があります。

まずは右手から長屋門の中に入ります。
元々はお付きの方の待合部屋だったそうですが、今はきれいにして巨椋池の案内掲示が複数ありました。

主屋に向かいます。
式台から入ると、主屋の手前8畳の“内玄関”、6畳の“孔雀の間”、8畳の座敷と3間が並びます。
主屋の奥は、先の3間に対応して玄関側から8畳の休憩室、6畳の寝室、8畳の居間”が並びます。
そして居間のさらに奥には3畳の茶室があります。
しかし茶室は、ほぼ痕跡程度です。

孔雀の間は現在は仏間ですが、以前は座敷との間に孔雀の襖絵があったため、そういわれているそうです。
座敷の欄間は、“波間に鯉”や籠目模様と、漁業にちなんだ意匠になっています。

前庭は枯山水庭園だったのでしょう。
飛び石があり最奥の築山は石組で囲われており、カメを模した意匠だそうです。
塀は非常に低く、外の景色を借景にしています。
今は遠くに伏見桃山城が見えるだけですが、昔は眼前に巨椋池が拡がっていたそうです。



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