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楞厳寺(丹後散策15)


写真は、庫裏

楞厳寺(りょうごんじ)は長井一禾(いっか)のカラスの襖絵があるため、通称“カラス寺”と云われています。

アクセス
京丹波わちICまでは前述を参照してください。
国道27号線をさらに先に進みます。
やがて味方の交差点に差し掛かるので、ここを綾部市内方面である府道8号線へ左折します。右手のマクドナルドが目印です。
さらに府道8号線を進み、JR綾部駅前も通過します。
鳥ヶ坪の交差点で府道9号線へ右折します。左手のセブンイレブンが目印です。
府道9号線を進みます。道なりに左に曲がるとやがて栗町の交差点で府道74号線と交差します。これを府道74号線へ右折します。
するとすぐ左手に“京都農林大学校”の案内がある側道があるので、そこへ左折します。
この道の最果てに楞厳寺の表門があります。

通常拝観
表門の前には池があり、4月下旬にはミツバツツジがきれいだそうです。
表門をくぐると正面に庫裏があります。
境内の右手に進みます。
すると左手に石段が現れます。
この石段の右下に水子地蔵尊、さらに奥に日限地蔵尊がお祀りされています。
石段を登った正面に本堂があります。
本堂には本尊の薬師瑠璃光如来がお祀りされており、内陣天井は花天井ですが非公開です。
また本堂の右手には不動明王像がお祀りされています。

予約拝観
事前に予約しておくと、庫裏にある長井一禾(いっか)の襖絵を見ることが出来、御住職が解説してくださいます。
一禾は大隈重信から「鴉博士」の称号を贈られたようにカラスを描き続けた画家です。

玄関から入り左手にある最初の部屋が、秋の“湖畔の鴉”です。
湖で休憩するカラスと、川面を飛ぶカラス。
静と動の対比です。

奥1つ隣りの部屋は、夏の“高野杉と鴉”です。
高野山の霊木の間を飛ぶカラスです。右隣が仏間ですので、仏間への参道の様な位置づけで水墨画にしたそうです。

さらに奥の部屋が、冬の“雪中反哺(はんぽ)の孝”です。
成長した小ガラスが親に餌を運んで恩返しする場面が描かれています。
冬の画ですのでカラスが留っている枝は雪で真っ白。
当初は襖の背景も白いため、同化して非常に見にくかったそうです。
それを指摘された一禾は、「最終的にいいものになる」と一笑したそうです。
そう、今では襖の背景が黄色く変色したため、白い枝がくっきりきれいに浮かび上がっています。
そこまで計算していたのですね。

冬の間の右隣りに、春の“育雛(いくすう)の間”があります。
巣にいる3羽の小ガラスに親が餌付けしている画です。

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