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宝泉院(大原散策11)


写真は、盤桓園(ばんかんえん)の五葉の松

宝泉院は、元は勝林院の僧房の1つでした。

ここは門前からもみじが枝垂れかかり、いい風情です。
拝観料とお茶席がセットで800円です。
表門を入った右手に客殿が、左手に宝楽園(庭園)があります。

まず客殿に上がります。
廊下の手前右手に囲炉裏のある囲炉裏の間があります。
廊下の突き当り左手に広間があり、庭園の盤桓園が拡がります。
柱と柱を額に見たてて観賞するため額縁庭園ともいわれます。
立派な“五葉の松”が印象的です。
ここで抹茶とお茶菓子が出ます。
ゆっくりもみじ、竹林、五葉の松のお庭を観賞できます。
中庭に鶴亀庭園もあり、池を鶴に、築山を亀に見たてています。

客殿の奥は書院と仏間になっています。
仏間には阿弥陀三尊像、毘沙門天像、不動明王像や韋駄天像などがお祀りされています。

また客殿の廊下の天井が“血天井”です。
関ヶ原の合戦の前哨戦の伏見城の床です。
ここの血天井はあまりハッキリしません。
血天井は他にもありますが、血天井を見るなら養源院が1番リアルです。

宝楽園は大きさの割に起伏の大きい枯山水庭園です。
庭に小道がたくさんあり、歩いていて飽きないです。
もちろんもみじも満載です。

三千院とともに、ここも是非おすすめしたいところです。
ここはお茶席がセットなので、両方行くなら三千院でのお茶席はしない方がいいでしょう。

2017年春の非公開文化財特別公開
大阪の茨木市にあった茶室 日新庵が2009年に移築され、公開されました。
客殿に入る手前の廊下を右の囲炉裏の間へ。
奥の庭園に出て、苑路に沿って進みます。
奥の坂を登った上に日新庵があります。
まずは広間の棟。
玄関が6畳間、左手には水屋とお風呂があります。
右手には3畳間と奥に続く廊下。
正面に10畳の広間があります。
真っ赤な土壁が印象的です。

奥の階段上の渡り廊下を経て、広間の棟より1段高い奥の小間の棟へ。
入ってすぐ正面が廊下と水屋。
右手に4畳半の小間があります。




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